『プレステージ』※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※舞台は19世紀末のロンドン。 若き奇術師、アンジャーとボーデンは 中堅どころの奇術師ミルトンの元で しのぎを削り合いながら修行をしていました。 そんなある日、アンジャーの愛妻であり助手のジュリアが 水中脱出に失敗、溺死するという事故が起こります。 その原因はボーデンが彼女の手首に結んだロープが 外れなかったことでした。 この悲劇がアンジャーを復習の鬼へと変え 以降、二人は血を流す争いを繰り返すことになったのです。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ そもそもはヒュー・ジャックマン&クリスチャン・ベール目当てでした。 (ウルヴァリンvsバットマン!) 結果はヒュー・ジャックマンのフェイス&ボディの美しさに メロメロになっちゃいましたぁ~(* ̄∀ ̄*)スキスキっ 内容は・・ 有名なマジックのネタばれシーンもありますが かつてはあんなことを毎回してたなんて・・ うげげげげ(゜∇゜) 鳥好きの人は観てはイケマセン~(┳◇┳) 頑なにネタの秘密を隠すマジシャン達。 自分の人生を犠牲にしてまでも。 『タネ意外と単純で、教えた途端に人は去って行く』 と劇中の台詞にありました。 本当にタネを知ってしまえば、しごく単純。 しかしこの物語は単に‘マジックの’だけではなく 二人のマジシャンの‘人生の’タネあかしに向けて 進んで行くのです。 なので、見所はむしろマジックではなく人物描写ですね。 ただ、『タネは知ってしまえば単純』というだけあって ストーリーの序盤ですべてに気付いてしまうと 楽しみは半減(いや、それ以上?)するかもしれません。 おいらは幸い、脳ミソつるりんこなので 単純に素直に騙されて驚けましたが (そこでやっと前半の伏線に気付くという有り様;) デヴィッド・ボウイ(素敵でした!)扮する実在した科学者、 ニコラ・テスラが発明した装置の驚くべき効果に関しては あまりにも現実味がなくて (というか、なんかあそこだけ妙にSFちっく) タネあかしに驚くというより、ポカ~ンでしたが(^_^;) でも、あのエジソンをも唸らせた天才、 死後にはその発明品や設計図がアメリカ軍とFBIに 没収されたという伝説まであるというんだから ひょっとしたらこんな(恐ろしい)ことが出来たのかもしれない ・・とはおいらはやっぱり思わないけど;おいっ 映画のアイデアとして、こんなぶっとんだ発想になったのは 理解出来なくもないかも。 ストーリーは過去と現在を行ったり来たりするので ぽや~っと観てたら、置いてきぼりをくうかもしれません。 しかもラストへの伏線張りまくりで 一回の鑑賞では見逃してる(気付いてない)とこが たくさんあったんだろうなぁ~と思います。 そして主役の二人はどっちが悪でどっちが善なんだ!? というくらい立場がころころ入れ替わる。 いや、善悪という言い方は正確には違うな。 これは二人の執着心と競争心の戦いで 結果、相手も自分も苦しむことになるほど だましだまされ、なんだか狂っていく感じです。 マジックにある3つの段階 プレッジ(確認)、ターン(展開)、そしてプレステージ(偉業)。 プレステージを達成する為にはあっと驚く結末が必要なのです。 まさにこの物語自体が‘マジック’に他なりませんでした。 しかし、こんな人間が周りにいたら誰も信用出来ないよ・・; Last updated 2007.07.15 00:21:30 ジャンル別一覧
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