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『ピアノの森』

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祖母の療養のため、田舎町へ転校してきた
ピアニストを目指す小学5年生の雨宮修平。
転校初日にガキ大将から‘森にある壊れたピアノを弾いてくる’
という肝試しを命じられてしまいます。
そんな修平を救ったのが、同級生の一ノ瀬海(かい)でした。
なんと、その森のピアノは彼だけが弾くことの出来るもの
だったのです。
そして次第に友情を深めていく二人でしたが・・。
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おいらは読んだことないんですが
現在も週刊誌に連載中の一色まことさんの漫画が原作です。

漫画では音が出ないので、おそらく『すごっ・・何?この音・・』
とか『奇跡だ・・』とか
(実際にそんな台詞があるか知りませんが;)
大袈裟に表現出来るし、読んでる方も自分の想像力で
とんでもないことになってる訳ですよね(^_^;)

でも、アニメーションだとリアルに音が出せちゃう動きがみえちゃう。
『なんだ普通じゃん』と思わせないようにするのは
すごく大変だったと思います。



最初の森の中にポツンとあるピアノの音色を聞いた時に
修平じゃないけど、おいらもぐぐっと引き込まれましたね。

その音と奏でられる旋律・・そして森の映像が、
そのシーンのすべてがいきなり美しすぎて、
ぽわんとなりました

あそこで森林浴したいなぁ・・。

幼い頃から森の中のピアノをおもちゃにして育った海と
有名ピアニストの父の後に続くことを義務付けられ
幼いころ『ピアノは僕の敵』だと思っていた修平・・

こんな対照的な二人が出会うことで
お互いに色んな影響を受け合います。

天才と努力家・・

どちらもそれなりに悩みは抱えてます。

「努力はいつか報われる」って思いたいけど
修平がコンクールで完璧な演奏をし、
自分の勝利を確信した直後に聞いた
海の演奏に対し『本当は分かっていたんだ』と呟くシーン。
せつなかったっすねぇ(ToT)
やっぱ天才には勝てんのか

でも天才には‘おごり’があります。
努力しなくったって出来ちゃうんだから。
そこで今回の海のように突然見えない壁にぶち当たってしまう。

でもそれも乗り越えちゃう。
がーっ!
やっぱ天才には勝てんのか
でも、凡人には理解してもらえない
そこが一番の弱点だろうか。

修平の心の葛藤・・。
本当は海に対して、嫉妬心敵対心メラメラなのに
表には出さず紳士的な振る舞い。
小学生なのに、なぜにあんなに大人!??;
そこにビックリ(◎o◎)
おいらなら絶対ムリぃ!!

でも心情的には一番理解出来るキャラクターなんですよね。
海には憧れます。
やんちゃなワルがきタイプだけど、反面凄い才能を持ってる。
誰もがなれるタイプじゃない。
だから、観る者は修平に自己を投影して
物語を進めていくのだと思います。
・・にするには、修平役(声)の神木隆之介クンが
棒読み過ぎて残念でしたが・・
おいらにやらせてくれ~ぃ(おっと!大きくでたぞ;)

海役の上戸彩ちゃんは時々女の子でしたが、
(海の顔がちょっと彼女に似てるのもあり)意外と大丈夫?でした。
あじの先生役のキャストは知らないで見た方が
すーっと入り込めますよ(^_^;)


原作では青年になった海と修平が描かれているようなので
映画もまた続編があるのかな~と、ちょっと期待です♪







Last updated 2007.07.30 16:26:55


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