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赤ちゃんのふしぎ

赤ちゃんのふしぎ

妊娠出産と母乳に関するホルモン

妊娠出産と母乳に関するホルモン

妊娠出産と母乳に関するホルモン

妊娠出産に関わるものがエストロゲンプロゲステロンの2種類。これらは俗に女性ホルモンとも呼ばれています。そして、プロラクチンオキシトシンの2種類が母乳に関係しているホルモンです。

エストロゲンとは

妊娠を準備させるためのホルモン

排卵の準備をしたり、性欲を高める働きをします。妊娠中は、子宮やおっぱいを大きくしたり、頸管粘液を分泌する働きがあります。
(参考:プレママタウンにんぷのこころえ

生理の終わりごろから排卵前にかけて分泌が高まります。性欲が高まるというのも一理ありますね。

内田春菊さんも、漫画でエストロゲンが足りない、などと言っていたような記憶があります。

また、エストロゲンは、プロラクチン(下記参照。母乳を分泌させるホルモン)の作用のうち、乳腺を発達させる働きを促進し、その一方で母乳分泌の作用を抑制します。出産し胎盤プロゲステロンは排卵後に分泌され、排卵を抑制するはたらきがあるが娩出されると、エストロゲンの分泌量が一気に減少し、プロラクチンの母乳分泌の作用を打ち消すものがなくなるので、母乳が分泌されるしくみです。
(参考:母乳で育てる元気な赤ちゃん 池田書店 P62)

女性ホルモンのひとつで「卵胞ホルモン」とも呼ばれるもの。排卵の準備をするホルモンで、生理の終わりごろから排卵前にかけて分泌が高まる。40代半ば頃から分泌が急激に減少しはじめ、うつやイライラ、不眠、倦怠感などのさまざまな更年期症状の原因となる。
エストロゲン 健康用語辞典より引用)

発情ホルモンの作用をもつ物質の総称。発情ホルモンとその誘導体および、全く構造の異なる合成物質がある。発情ホルモンと同義に使われることが多い。
(発情ホルモンとは)
脊椎動物の主として卵巣および胎盤から分泌される雌性ホルモンの一。卵巣・子宮・乳腺などの発育を促して女性の二次性徴を発現させ、子宮内膜の増殖や卵胞の発育を促進し、性欲を高めるなどの作用をもつ。
Yahoo!辞書大辞林より)

プロゲステロンとは

妊娠を持続させるためのホルモン。子宮筋の収縮を抑えて妊娠を維持したり、体温を上昇させたり、おっぱいを大きくしたりします。
(参考:プレママタウンにんぷのこころえ

プロゲステロンは排卵後に分泌され、排卵を抑制するはたらきがあります。

女性ホルモンのひとつで「黄体ホルモン」とも呼ばれるもの。排卵~次の月経までの間(黄体期)に分泌されるもので、排卵を抑制するはたらきがある。基本的にエストロゲンを補足する役目を果たし、妊娠の維持・出産に欠かせない。
プロゲステロン 健康用語辞典より引用)
最も主要な黄体(おうたい)ホルモン。主として卵巣の黄体や胎盤より分泌され、妊娠を維持する作用がある。無月経、切迫性および習慣性流早産などの治療に利用される。
Yahoo!辞書大辞林より)

プロラクチンとは

母乳を生産させるためのホルモン。

また、母性を引き出すホルモンとも言われているそうです。女性を母親の気持ちにさせたり、授乳中ママをリラックスさせ眠気を誘う作用があるそうです。授乳中なんどか起こされても、プロラクチンのおかげで目が覚めやすく、授乳が終わるとすぐに眠気につけるメカニズムになっています。すごいですね。
(参考:桶谷式母乳で育てる本 主婦の友社 P.30)

ちなみに、2~3歳の幼児が赤ちゃんを見るとなでなでしたり、抱っこしたりする、かわいい母性のような行動も、プロラクチンの分泌が関係しているとか。
(参考:幼い母性(ぽぽちゃんホームページ)

脳下垂体前葉から分泌されるホルモンの一。哺乳類では、黄体に作用してプロゲステロンの分泌を維持し、また乳腺に働いて乳汁の分泌を促す。黄体刺激ホルモン。乳腺刺激ホルモン。
Yahoo!辞書大辞泉より)

オキシトシンとは

母乳を運ぶホルモン。

赤ちゃんは、乳管洞(にゅうかんどう 母乳を一時蓄えるところで、赤ちゃんはここまで口に含みます)を吸い出す事は出来ても、その奥にある母乳までは吸う事が出来ません。

そのため、オキシトシンの分泌作用を使って、乳腺の筋肉を収縮させる働きをし、乳管洞まで母乳を運びます。
(参考:母乳で育てる元気な赤ちゃん 池田書店 P63、雑誌「たまごクラブ」2004年2月号P29)

子宮収縮を促すのもこのホルモンの正体。妊娠中の子宮収縮もオキシトシンが関係していますが、出産後に赤ちゃんにおっぱいを吸われる刺激で分泌されるのもこのオキシトシンです。だから、おっぱいを赤ちゃんにあげることにより、産後の子宮がどんどん回復されるというわけです。

その他、母性愛信頼に関係するホルモンであるとか、オルガズムにも分泌されるようです。(だから妊娠中のセックスについて色々注意があるのですね)

母性についてはプロラクチンも同様に関係しているホルモンですが、オキシトシンの場合、赤ちゃんのことがとてもかわいく思えるホルモンだそうです。

プロラクチンが赤ちゃんがおっぱいに吸い付いて分泌されるのに対し、オキシトシンはママが赤ちゃんの事を考えたり泣き声を聞いただけで分泌されるそうです。また、ママが不安やストレスをかかえると、オキシトシンが分泌されなくなってしまうそうです。ですので、ストレスを抱えると母乳が出なくなるというのはこのホルモンの状況が関係するのですね。
(参考:桶谷式母乳で育てる本 主婦の友社 P.31)

信頼に関係する記事については、ホルモンが結ぶ信頼の輪のサイトが参考になります。
妊娠中のセックスに関する記事については、東府中病院医学講座のサイトが参考になります。

脳下垂体後葉ホルモンの一種。子宮筋に収縮を起こさせ、分娩を促すほか、乳腺の平滑筋を収縮させて乳汁の分泌を促す。哺乳類に広く分布。子宮収縮ホルモン。
Yahoo!辞書大辞林より)

母乳育児に関する面白いレポートを発見しました。

■ カソウケン
科学が好きな一主婦が、貧弱な知識をかき集め、ない知恵をぞうきんのように絞って制作したサイト。興味深い話がたくさんあってとても面白いです。

■ 私たちは繁殖しているイエロー
妊娠中からの愛読書。内田春菊さんの4コマ作品です。オキシトシンやエストロゲンの話もよく出てきて面白いです(実際に何巻で話題になっていたかは忘れてしまいましたが。)。オキシトシンには母乳以外にも記憶に関係するなど、色々と奥深いです。
私たちは繁殖しているイエロー


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