わが人生のアルバム~7本ブログは「タイ」をテーマにしておりますが、ここではタイとカンケーなく、Tui☆が人生で聴いたアルバムから「5枚」を厳選して紹介してきました。・・・が、さらに紹介したい盤がまだありそうなので、気が向いたら追加で綴ってまいります。QUEEN / Queen II (1974) 今年に入ってクイーンの作品群が最新リマスター&高音質SHM-CDでリリースされているが、これがまた素晴らしい。中~高校生時代に入れ込みまくって、その後CD時代になって全盤揃え直し、さすがにもうクイーンにお金を遣うことはなかろうと思っていたが、今回も主要盤はほぼ買い直してしまった。こういうことしてるからワシっていつも金欠なんだな・・・。しかしとっくに聞き飽きただろうと思っていた楽曲群だが、高音質になって今まで拾えなかった音までクリアに聴こえるようになると、不思議なことに、ガキの頃に初めて感じたエモーションがそのまま甦ってくるのだ。 さて、入れ込んでたわりに、クイーンの作品群の中で「最高傑作」はどれかというと、なかなかイマイチ挙げられないのである。一般的には「A Night At the Opera」だが、わたしは通しで聞くことはまずない。昔は圧倒的に「The Game」が好きだったが、アルバムとしてのまとまりがないのが難点。「News of the World」もいくつかの駄曲が足を引っ張っている。 してみると、アルバムとして最も安心して聞ける(通しで聞いて浸れる)のは「Sheer Heart Attack」と「Queen II」につきる。その中でも、「Queen II」のB面(今はA面もB面もくそもないが)の魅力は筆舌に尽くしがたい。こんなんフェイクやん!ライブで演奏でけへんやん!という反論はあろうが、どっちみちクイーンのライブはいまや永遠に不可能なのだし、とにかく当時の録音技術ではこれ以上できないぐらいの緻密かつ複雑な構成で、何回聞いても次の展開が楽しみでワクワクしてしまいます。今でも「The Ferry Fellers Master Stroke」からラストまでの部分は、頻繁にリピートしている。 どうでもいいけど、最近なぜか「空耳アワー」に凝っていて、過去の投稿をまとめたサイトを検索して曲を探してきてはニヤニヤしながら聞いている。クイーンは空耳ネタの宝庫のようで、いずれも名作揃いである。今は「フラッシュのテーマ」は「いっせーので笑わす」としか聞けなくなっちまった・・・ |