風と共に去りぬ風と共に去りぬ 「風と共に去りぬ」はハリウッド映画史上、不滅の最高傑作で、 南北戦争前後のアトランタを舞台に、炎のような情熱を持って生きていく スカーレット・オハラの波乱万丈な半生を、二度と作る事が出来ないとまで 言われる完璧なキャストによって描いたロマンたっぷりの金字塔的作品です ◆風と共に去りぬ◆ 製作年度 1939年 製作国 アメリカ 上映時間 231分 監督 ヴィクター・フレミング 製作 デビッド・O・セルズニック 原作 マーガレット・ミッチェル 脚本 シドニー・ハワード 編集 ハル・カーン、 ジェームズ・ニューカム 撮影 アーネスト・ホーラー レイ・レナハン他 美術 ライル・ホイーラー 音楽 マックス・スタイナー 出演 ヴィヴィアン・リー クラーク・ゲイブル レスリー・ハワード オリヴィア・デ・ハヴィランド トーマス・ミッチェル アカデミー9部門(作品・監督・主演女優・ 助演女優・脚色・色彩撮影・美術監督・ フィルム編集・特別賞)を受賞している この作品は、今までに何度もリバイバルされ、 その度に多くの人を魅了してきましたが、 作られたのは1939(昭和14)年ということで、 世界初のカラー映画「虚栄の市」が公開された 1935年からわずか4年ほどで、これだけの色鮮やかな 大作を作り上げたのにはホント驚きますね しかも、この上ないほどの豪華なセットや 衣装を用いて、南北戦争前後のアトランタを 再現したスタッフたちの努力には ただただ感服するばかりです ちなみに題名の「風と共に去りぬ」という言葉は アーネスト・ダウサン(1867~1900)の 恋愛詩「シナラ」からとったもので、 ひとつの文化が、戦争と言う烈風と共に 消え去ったことを意味しています (物語) 南北戦争が始まろうとする1861年、ジョージア州 タラで自由奔放に生きる女性スカーレット・オハラ 彼女は初恋の男性アシュレーに求婚しますが、 彼は気立ての優しいメラニーとの結婚を選びます。 失恋の悲しみから彼女はメラニーの兄チャールズと 愛のない結婚をしますが、ちょうど始まった 南北戦争でチャールズは戦死しスカーレットは 未亡人になってしまいます そんな折、かってアシュレーの家で出会った レット・バトラーと再会し、重税に苦しんでいた スカーレットは金策を申し出ますが断られます しかたなく妹スーレンの許婚フランクと結婚しますが スカーレットが襲われた事件の際に死んでしまいます スカーレットはやがてレットと結婚して 娘ボニーが生まれますが、アシュレーへの想いが 断ち切れないスカーレットに心の不調和を感じていた レットは愛するボニーと尊敬するメラニーの死を機に スカーレットから去っていくのでした さて、スカーレット役には全米中から1400人もの 応募者があり、その候補にはベティー・デーヴィスや キャサリン・ヘプバーン(映画アビエーターで ハワードヒューズと恋愛関係になる女優さんですね) といった大物女優もいましたが、なかなか 決まらないまま2年4ヶ月の歳月がたっていました 撮影は主役不在のまま進められ、映画のハイライト であるアトランタの町が炎上するシーンが 撮られていましたが、ちょうどその時、 当時熱愛中だったローレンス・オリヴィエを追って 渡米していたヴィヴィアン・リーが 撮影の見学に来ていました 火にあおられ髪をたなびかせながら立っている 彼女の姿は、製作者のデビッド・O・セルズニックの 心に深く焼きつき、たった一度のテストで ヴィヴィアンをスカーレットに抜擢しました スカーレットは、メラニーの死に呆然とするアシュレーを見て、 初めて自分の本当に愛していたのがレットだと気がつきますが、 彼はスカーレットから去ってしまいます すべてを失った彼女に残っていたもの・・・ それは長年暮らしたタラの土地でした 感動のフィナーレでスカーレットは言います 「タラに帰って考え直そう、明日は明日の風が吹く」と・・・
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