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鹿男あをによし 直木賞受賞作に金・銀・銅のメダルがある。運、不運は見舞われるのは世の習いである。 桜庭一樹をことさら高くかうのは、選者の力量を超えた実力があるからである。この領域は末恐ろしい可能性を感じるからである。 落選作でも次につながる期待を抱かせる作家もいる。いずれは線上に浮上していく予感である。 明るい、不思議なストーリー性があり、テレビ化され、人気を得て大いに売れた。編集者の期待がかかるだけの何かがある。その万城目学 (まさめまなぶ)『鹿男あをによし』(幻冬舎 2007年刊)を読んだ。同賞への初めてのノミネートで、いままた文芸誌「別冊 文芸春秋」で連載が終わったばかりで、この長編小説も刊行が4月前後か、本年7月の候補作になりそうである。ちなみに、そのときの受賞作は松井今朝子『吉原手引草』で、その差はかなりあった。書き下ろしだから満を引いての小説だということがわかる。編集者からあれこれアドバイスがあり、単行本までこぎつくまでには、手直しに次ぐ手直しが行われたのだろう。枚数のわりには饒舌でもないし、大きく羽ばたく予感を秘めている。ただ、舞台が舞台だけに日本の古代からの精神構造に、やんわり共感するものがベースにないと、ところどころにほころびが見受けられる。象徴的な情景も感性の冴えを忍ばせなければなるまい。文体を嫌う向きもあろうが、それがささくれ立ってはいないので、わたしには許容できる。この5年が勝負である。本は素直に星4つとしたい。 ↓釧路の海産物 釧路丸水
「鹿男あをによし」は発売と同時に購入して読みました。TV化されたのも見ました。
この本を読んでからは「奈良の鹿」「宮島の鹿」を 最近見ましたが読む前とはまるで違う鹿がそこに居るのです。(2009/03/02 06:30:18 PM)
はるかさん
>「鹿男あをによし」は発売と同時に購入して読みました。TV化されたのも見ました。 >この本を読んでからは「奈良の鹿」「宮島の鹿」を >最近見ましたが読む前とはまるで違う鹿がそこに居るのです。 ----- けっこうページ数は多いのですが、ストレスなく読めましたでしょ。 (2009/03/02 07:00:55 PM)
近頃は小説読まないですね。芥川賞、若い人はどんな作品を書いているのか、努めて読むようにしていますが、途中でやめることが多くなりました。
想像力の欠如ですね。(2009/03/02 08:55:59 PM)
damaoさん
>近頃は小説読まないですね。芥川賞、若い人はどんな作品を書いているのか、努めて読むようにしていますが、途中でやめることが多くなりました。 >想像力の欠如ですね。 ----- 直木賞は外れが多いから、ぼくはほとんど読みませんね、そうとう廉価にならないと。(2009/03/02 09:17:38 PM) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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