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カテゴリ:自分
本日を以て、教師生活は終了。これから何かやるかもしれないが、転居の件もあり、当面は無職だ。勤務先で離任式・退任式があり、挨拶を求められた。以下は、その時のスピーチ。 アメリカのメジャー・リーグで活躍したイチローさんは、引退後も向こうに住んでいますが、オフ・シーズンになると、日本に帰って来ます。それで、全国の高校の野球部を回って、臨時コーチをやっています。50歳近くなってもまだ身体が動くので、バッティング、守備、走塁、トレーニングなど、いろんなことを実践して見せます。生きたお手本ですね。それで、練習の終わりに「今日やったこと、覚えた?」「これからも、君たちのこと、見てるからね」「ちゃんとやってよ」と声を掛けて去って行きます。何かの番組でそれを見た時、この「ちゃんとやってよ」というコトバが、私には強く印象に残りました。ここでいう「ちゃんと」はおそらく、「できる、できない」の話ではなく、「続けてやれるか、やれないか」の意味だと思うからです。 私は将棋が好きで、暇があれば、相手を見つけて指していました。大会にも出て、少しは強くなり、あと一つ勝てば全国大会へ、という場面もありました。当時は、勝っても負けても、家に帰ってきたらすぐにその日の対局を思い出して盤に並べ、勝因・敗因を分析して、メモをとりました。将棋のことしか考えない「将棋バカ」の時期が、確かにありました。その時は、将棋を「ちゃんとやって」いたのです。 今、退任をするに当たり、改めて、何かを「ちゃんと」してみたいと思っています。私は3月で本校を離れますが、いろんなことの引き継ぎがまだあるので、ちょくちょく、顔を出すことになると思います。君たちに会ったら「ちゃんとやってる?」と聞きますから、君たちも「やってるよ。先生は、ちゃんとやってる?」と返してください。お互いに今できること、やるべきことを、継続してやりましょう。私は楽しみにしています。ありがとう。さようなら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月27日 18時20分27秒
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