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turbo717's Activity 

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塩湯温泉→三伏峠

2005.3.26
sawai

onetorituki

本日は、日本横断マラソンのドキュメンタリー(約265km)の3日目です。

本日のコースは下記3.鹿塩温泉から日本一高い峠の”三伏峠”(20km、標高差2000m)です。
前日までのrunは前の日記を参照ください。

上の絵は塩川沿い-奥沢井を望んだものです。

下の絵は尾根取付きからブナ、カラマツ林の急登の状況を絵にしたものです。このルートが標高差1120m続きますので、こういうこぶが200回くらいあるという感じです。この先で、老人が倒れました。いっしょに峠の小屋にころがりこみました。



全コース・・・
1.JR中央線・南木曽-妻籠-上清内路-昼神温泉-飯田駅 (約50km)
     2.飯田駅-松川ー鹿塩-塩湯温泉(約40km)
     3.塩湯温泉ー三伏峠(2607m)(20km、標高差2000m)
     4.三伏峠ー荒川小屋(10km、標高差3000m)
     5.荒川小屋ー荒川岳(3141m)ー二軒小屋(10km、標高差3000m)
     6.二軒小屋ー伝付峠(200m)ー新倉-下部温泉(25km)
     7.下部温泉ー富士五湖ー富士吉田市(40km)
     8.富士吉田市ー相模原市(60km)


本日のコース(Yahoo-mapを編集しました)
sanpuku_map


2607mの「三伏峠」までの壮絶なコースです。
今日のコースは、標高差2000m。一般的にrunの場合は、標高差1mは地上で10mのrunと消費エネルギーが等しいといわれていますので、2000mの標高差は20kmのrunに相当します。水平距離17kmですので、37kmのrunです。

三伏峠に登るコースとして一般的なのは、鳥倉(とりくら)林道(鳥倉山(2023m)山腹を巻く)を車でのぼり、3時間の登攀で三伏峠に向かう最短コースがあります。車の場合は往復か一巡でない限り不可能ですので、今回はこのルートは使いません。へが(南アルプスへのメイン玄関)ここからさらに10数キロ上る。

詳細:大鹿村-鹿塩の塩湯温泉を早朝に出発。
昨日は炎天下のrunと、荷物の重量で足がつっていましたが、なんと塩湯の効能か、足が完全にもとに戻っていることを発見。
塩川小屋(1328m)まで12km。
大沢井部落を経由して、3時間。相当の長い道のり。絵のような景色が広がります。塩川沿いに延々道は続く。
途中通行止めがあり、大迂回。
林道の終点が塩川小屋。塩川沿いにさらに山々に切り込んでいく形。6km 標高差200m。
ここまで!という箇所はなく、渓谷がさらに続く。
ようやく樹林帯に取り付くことになる。尾根取り付け地点(1520m)から直線2km 標高差1120mとほぼ30度の急斜面をカラ松樹林帯の根っこを握りながらよじ登る。大きな山の急尾根。稜線の急登で、景色が見えない。同じコブが何百もあるという感じ。1万歩。10分の1~10分の9と書いた行程パネルや歩数を記録した小さなプレートが道端に置かれている。
絵のような景色が、標高差1120m(東京タワー3個分、直登する計算)
 10分の9の行程で、本道の鳥倉からのコースと合流し三伏峠小屋に到着。
この10分の9の行程でドサッと倒れる音がし、見るとご老人が、行き倒れている。JR伊那大島から塩川小屋までタクシーで9600円かかったとぼやくも、もう立ち上がれないほどの疲れ。PM4:15と小屋時間の4時を過ぎているので、受付で、夕食が間に合うか不安げ。メニューが違うがいいかと訪ねられる。老人が遅れてつく筈とコメント。結局この老人を待って、部屋に案内される。この老人は夜吐き気でウーッとつまるも空の吐き気を何十回も。周囲から不安顔。心配の声も翌朝の4時にはもういなかった。塩見岳(3048m)へ向かったと思う。このようにほとんど人は鳥倉から三伏峠に登り、塩見岳往復。




事典:三伏峠
三伏峠(さんぷくとうげ)
日本一高い峠(2607m)。一般的には、鳥倉林道終点から三伏峠へ3時間のコース。
三伏峠はかつて伊那谷と駿河をむすんだ古道。現在では塩見岳や荒川岳方面へ向かう登山者でにぎわっています。林道終点からしばらくの間は石灰岩やチャートがめだつ秩父帯の岩石が分布します。仏像構造線を越えると、四万十帯の泥岩や砂岩が多くなります。三伏峠から50分ほどで展望のよい烏帽子岳につきます。

参考:三伏峠ホームページ

 

明日は、三伏峠から荒川小屋
壮絶な山岳runが続きます。


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