聖平小屋→聖岳→兎岳南アルプス_聖岳_赤石岳_登山日記(3)聖平小屋(2260m)→小聖岳(2662)→前聖岳(3013m)→奥聖岳(2978.3m)ピストン→聖兎コル(2320m)→兎岳(2818m)昼ごはん という行程です。 日本海から北海道にかけて前線。しかし全般的に本州付近は晴れ。 山は快晴。日の出前の夜空に、満天の星。am4:00、オリオン座が顔を出す。 さて、今日は、2005/8/9~8/13の南アルプス登山紀行第3日目前半の日記(8/11分-前半)を掲載します。 全行程は、易老渡(いろうど)→易老岳(いろうだけ)→茶臼岳→茶臼小屋→上河内岳→南岳→聖平小屋→聖岳→兎岳→中盛丸山→百間洞山ノ家→赤石岳→百間洞分岐→大沢岳→中盛丸山→兎岳→避難小屋→聖岳→薊(あざみ)畑分岐→西沢渡(にしさわんど)→易老渡(いろうど) 上の絵は、小聖岳(2662m)から眺望した前聖岳(3013)を描いたものです。 南斜面は砂礫で、ジグザグの登山道が山頂まで続いています。上下する登山家が見通せます。 前聖岳(3013m)と奥聖岳(2978.3m)をあわせた大きな山を聖岳と呼び、本州最南端の3000m級の山です。百名山ですので、観光ツワーも多く、砂礫の山肌がもっとも危険地帯でもあるのにかかわらず、黙々と下を向いて登山する高齢者。もし落石があればとっさに避けなければならないのに! 奥聖岳を往復しているときに、昨日の3人パーテイーの人達に会うkとができました。 北方向に行くパーティーは我々だけのようで、いっしょに行くことにしました。turbo717はスケッチがあるために、すこし急ぎ気味ででしたが。 中の絵は、聖岳をおり、聖兎コルという休憩場所のすぐ上から兎岳を眺望した図です。 さて、この休憩場所、地質学的には大変重要なスポットです。 ラジオラリアという赤色の岩盤がむき出しになっている場所です。岩盤の大きさ縦500mはば100mもあろうかとおもわれる巨大な岩盤が谷底から山頂まで聳えている場所です。絵の一番手間にある場所がその岩盤の途中であり、その岩盤からスケッチをしているということで、一歩足を踏み外せば奈落の底という場所でした。いましも落石があり、「バック!」という金切り声が。下に休む人も命がけです。超危険箇所ですので、このコースは100名山ツワーには絶対に選ばれないコースでもあります。よって たいへん空いているコースでもありますが。兎岳とっつきまで、4,5回、こういう岩盤の突き出た場所を通ります。道は東側の樹林地帯を巻くようになっています。両端の岩盤のみが、その縁を登攀することになっているため、注意を要します。 また、聖岳→兎岳の通過は逆コースのほうが登り易いようです。急登攀→緩下山か、緩登攀→急坂下山をいずれを取るかで、南への縦走か、北への縦走かを選ぶようです。turbo717の経験では、中盛丸山から聖は、南への縦走が楽でした。(これに関しては3日後に日記にします) 時間行程は、聖平小屋(4:45)→前聖岳(6:45)→奥聖岳(7:30)ピストン→聖兎コル(9:27)→兎岳(10:13)昼ごはん という行程です。 今回は、行程としては若干余裕があるため、高山植物の高嶺ビランジ(下記事典参照ください)をとことん鑑賞する旅ができました。 前日、強風雨の聖岳を降りてきた人に聞いて、小聖岳の手前、樹林地帯を抜けた崖に、沢山咲くとの情報を得ての登山。近づくと「落ちる!」との怖い情報も得ての登山。 このかたは、ある男性が聖平小屋→上河内岳(かみこうちだけ)→茶臼岳→光岳(てかりだけ)を1日で行きたいという発言にたいし、何をそんなんい急ぐ、見るものを見ないと と説教してしていました。人ぞれぞれと思いますが。turbo717なんか、山を飛ぶように歩いていますのでもっと説教されるかもしれません。 事典: ビランジ keiskei Miq.var.minor Ohwi si Ohashi ナデシコ科 山中の岩場などに生える多年草で、本州中部の特産。茎は群生し、斜めに立ち上がり、高さ20cmくらい。葉は披針形で先端は鋭く尖る。7月から9月にかけて、細長い花柄(かへい)の頂に直径2.5cmくらいの淡紅紫色の美しい花が咲く。 タカネビランジ(高嶺ビランジ)(var.akaishialpina Ohwi ei Ohashi):南アルプスの高山帯(鳳凰三山など)には、草丈が低く、花が単生し、直径3,4cm、がくに軟毛がある。 ジャンル別一覧
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