ハンドベル コンサートハンドベルコンサート_story(357) 2005.12.12クリスマスの時期、街頭や教会で、色んな音程のベルをもち、SilentNightなどを演奏する。あれが『ハンドベル』です。 相模大野(神奈川県相模原市)でハンドベルのコンサートがありましたので行ってまいりました。 近くの大学の定期演奏会です。16回目ということですが、年々ずいぶん演奏技法が進化しくようです。(下記奏法を参照ください) ハンドベルコンサート・イメージ図 音の数を全部集めるとなると5オクターブで総数12x5+1=61ベルの必要性があり、それより低音や、高音は徐々に音域を広げるために揃えていくようです。曲によっては無い音もありますので、50-60ベルをテーブルにならべ、分担した音のみを担当リンガー(演奏者)が演奏します。 想像を絶する難しさです。1/16分音符などの一番細かい音符を頭でカウントをしていないと、音が出せないのです。2管編成のように、音色の違うベルを用いることによって、厚みを出していく工夫が行われます。 またベル以外にも鉄琴のような1音だけの打楽器:クワイヤチャイムなども多数そろえていました。 演奏曲は、 ustav Holst 「Andante Maestoso Fanafre from "The Planets"(Jupiter)」(組曲「惑星」より木星)) Arnold B.Sherman 「Grazioso 」(グラツィオーソ) Leroy Anderson 「Forgotten Dreams」(忘れられた夢) など22曲で堪能しました。 絵は、ハンドベルのコンサート風景イメージ図です。。団員総出で音を出していました。 実は横1列に並んで、向かって左が高音、右が低音で、オケの並びと同じにしていました。休憩を挟み、後半は、サンタの服装で演奏していました。赤いテーブルは、10cmの厚さのスポンジが敷きつめらています。 事典: ハンドベル 16世紀にイギリスで生まれた楽器。正式にはイングリッシュ・ハンドベルと呼ばれています。 イギリスの教会にはタワーベルと呼ばれる大きな鐘(世界遺産のビッグベンは重さ13.7トン)がありますが、その練習用に考案されました。 日本では、1964年に初めて紹介されてから、教会や学校を通して急激に広まり、今では様々な場所でその音に触れることが出来るようになりました。 基本的には誰でも音が出せる楽器です。 その演奏法にはバラエティーに富んでおり、何よりリンガー(演奏者)全員が心を一つして演奏しなければ音楽をつくることが出来ません。 ここがこの楽器の難しさであり、また楽しみであると言えます。 そうして編み出された美しい音色は「天使のハーモニー」と称されています。 ハンドベル奏法 ・ストレートリング/リング・・一番オーソドックスな鳴らし方。ベルを握って(ベルが上を向くように、下から支えて持ちます。)手前から外に向けて振り出す。 ・マルテナート・・強いスタカート 中の振り子を直接手で持ち、鐘をたたく。 ・プラック・・ベルを台の上に寝かせ、振り子(クラッパー)を手(親指、人指指、中指)ではじく。マルテナートより弱い。 ・マルテナートリフト・・持ち上げ、台(厚さ10cmのスポンジ台)に打ち付ける。 ・サムダンプ・・ベルの表面の部分を親指でたたく(擦る) ・シェイク・・リングを激しく振動させて連打。力を抜くことが重要。 ・タワースイング(スイング)・・・塔の鐘のようにおおきくスイング ・リングタッチ・・強いスタカート。鐘を胸で振動を止める。 ・RV(レッドビブラート)・・ピアノサスペンションのようにエコーを出す操作。台の上を波を打つように上下させながら手前に。 ・ジャイロ・・鐘を円弧を描くようにまわす。 ・マレットロール・・鐘をマレット(木琴のばちのようなもの)で打つ。 ・オプショナル・・・高音の鐘。クロスして持ち、1オクターブ高い音を同時にならす。 などなど。奥が深いですネ。 人生、知らないことが多すぎます。 長生き しなくっちゃ!! ジャンル別一覧
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