Scotland skech_4Inverness-朝ぼらけ スコットランドお城めぐり_その12_story(608) 2006.9.3スケッチしながら、スコットランドを旅しています。 本日も、Inverness(インヴァネス) インヴァネスの風景は、スイスのルツェルンと似ているのではないだろうか。 Ness川と湖水との違いや、マジソン川のような屋根付きの橋がルツエルンであるのに、インヴァネスにはないと言った違いはあるが、 どことなく、雰囲気が似ているような気がする。 今回は近くに、シェイクスピアの傑作「マクベス」の舞台として有名なコーダー城(Cawdor Castle)はインヴァネス近郊であるものの、地図からは捜せず、パスさせてもらったが、次回の宿題としたい。 スコットランド北部の山地はハイランド(逆に緑多い南部はローランド)と呼ばれ、氷河の侵食作用で削られた谷Glen(グレン)、その細長い氷食谷に形成された湖Loch(ロッホ)が荒涼の中にある。 このインヴァネスがハイランドの中心地として栄えました。 ゆったりと流れるネス川の両岸に石造りの美しい町並みが続きます。 朝ぼらけ、すこし散策をしてみました。 Ness Bridge Inverness 河口 上の絵はNess川北部。日の出前(北向き 340° am6:05) 下の絵はNess川河口 (北東 55° am7:05) ネス島の最北部にあたり、South Kessockの町。対岸がNorth Kessockの町。これを結ぶのがA9. 手前の湾が、Beauly Firth。橋の向こうの開口部が、Moray Firth。外洋は北海。 Urquhart(アーカート城)に続く。 青字がScotland、赤字がEnglandです。 太字の部分が、本日の掲載部分です。 NTSはNational Trust for Scotland property(スコットランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) NTはNational Trust(イングランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) Lochはスコットランド語で「湖」 →Inverness(インヴァネス)→Ness Island(ネス島)→Loch Ness(ネス湖)→Drumnadrochit(ドラムナドロヒト)、Urquhart(アーカート城)→Loch Cluanie→Loch Duich→Eilean Donon(アイリーン・ドナン城)→Kyle of Lochaish→Isle of Skye(スカイ島)→Broardford(ブロードフォート) 全コースは、2006/8/23の日記を参照ください。 Ness湖、Urquhart(アーカート) スコットランドお城めぐり_その13_story(609) 2006.9.4 スケッチしながらスコットランドを旅しています。 本日は、Urquhart(アーカート城) 泥炭が溶けこんで褐色をした海のように波打つ湖、ネス湖。 全長37.8km 最大幅2.3km。45度の傾きで地図に横たわる細長い湖。 南部のFort William からはtrail(歩道:トレッキングコース)が敷かれ Invernessまで80km強の散策を楽しむことができる。 ハイランドで、もっとも水量の多いのがネッシーで有名なネス湖。水深は240m。 多くの探検家がこの神秘の湖にネッシーを追い求めたが、透明度が悪く今なお神秘に包まれている。ネッシーは「Loch Monster ロッホ・モンスター」と呼ばれ、目撃の全情報が、Ness湖畔のDrumnadrochitにある博物館に展示されています。 Ness湖畔のDrumnadrochitからUrquhart(アーカート城)までは歩道が敷設され、多くの人が湖畔を見下ろす高台の散策を楽しんでいます。 2億年以上も前に地殻の大変動が起こりグレン(Glen:氷食谷)モー(グレンモー:大きな谷)と呼ばれる大断層が形成された。 何千年か前には渓谷の全長に沿って、Loch Linnhe (リニー湖)、Loch Lochy(ロッヒー湖)、Loch Oich(オイッヒ)、Loch Ness(ネス湖)の4つの湖が生まれた。 ネス湖は他の湖よりはるかに大きく、湖水は泥炭(ヒート)のため茶褐色をしている。 グレンモーはアーガイルおよび西部諸島とインヴァネスを初めとするスコットランド北東部を結ぶ交通の要所だった。 古代にはドラム・アルバン、ブリテン島の背骨と呼ばれたこの地域の支配を目指すものにとって、アーカート城のたつ岬は戦略上非常に重要だった。 聖コロンバは580年ころこの地を訪れています。ピクト人(スコットランドに初めてすんだ民族)の砦としてまずアーカート(アーカート=森のそば、古代にはエアドガーダン(7世紀)と呼ばれた。エア:ゲール語で「そば」を意味する。カーデン:ウェールズ語で「茂み、森」を意味する。)砦が建造された。 イングランドのエドワード1世は、1296年この城を攻め落城させている。 最初の城は、13世紀(1230年以降)この地を支配したダワード族(ドアワード(門衛)を務めたことから)によってアーカート城が建造された。 支配抗争にともなって、破壊と要塞建築が繰りかえされた。最後は、グラント一族が強固な城砦を築きなおし1689年まで使用された。 1689 スコットランド王ジェームズ7世がこの城に亡命。グラント・ハイランダーズ(スコットランド新国王 オレンジ公ウィリアムとメアリー側に立った)は歩兵など200人を駐屯させた。 チャールズ・エドワード王子率いるジャコバイト軍との抗争のなかで、ジャコバイトがこの城を使うのを阻止するために数棟を爆破。 それ以降、崩壊がすすみ、そのまま現在の史跡となっている。 Urquhart Castle 絵はUrquhart(アーカート)城の天守跡から、グラント・タワーを望む(北東向き 40° pm1:00) 左の山は435m Meall Na Eilirgl 山。 海はLoch Ness(ネス湖) 城はネス湖左岸(北西側)の湖の長さで、ほぼ2/3の位置に建つ。 タワー手前が礼拝堂跡地。手前の建物が門。 右側の広場が台所。その向こうに頭がでる部分が大広間の地下室。 このお城の前庭に大きな投石機が立っていた。 1296年 イングランド王エドワード1世がアーカート城を占領。このときの物カナ。 InvernessからUrquhart(アーカート城)までの行程 B862→Ness橋→A82(Ness湖 左岸) 明日の Eilean Donon(アイリーン・ドナン城)→Kyle of Lochaish→Isle of Skye(スカイ島)→Broardford(ブロードフォート)に続く。 青字がScotland、赤字がEnglandです。 太字の部分が、本日の掲載部分です。 NTSはNational Trust for Scotland property(スコットランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) NTはNational Trust(イングランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) Lochはスコットランド語で「湖」 →Inverness(インヴァネス)→Ness Island(ネス島)→Loch Ness(ネス湖)→Drumnadrochit(ドラムナドロヒト)、Urquhart(アーカート城)→→Loch Cluanie→Loch Duich→Eilean Donon(アイリーン・ドナン城)→Kyle of Lochaish→Isle of Skye(スカイ島)→Broardford(ブロードフォート) 全コースは、2006/8/23の日記を参照ください。 スコットランドお城めぐり_その14_story(610) 2006.9.5 本日は、ヒースの丘、Eilean Donan(アイリーン・ドナン城) スコットランド北部の山地と丘は、赤紫色の花をつけるヒースとシダ類に被われ、樹木は少ない。 年間降水量が多く、冷涼湿潤で土壌が酸性であることによる。8-9月はこのヒースの咲く時期であるため、地面がうっすらと紫色である。 筒状のかわいい花で下向きに沢山咲いている。 日本の山を登っていると、緑のこんもりとした山々が折り重なり、遠くに より高い山をいだく という風景であり、登山も2100m-2500mまでは樹林帯や笹薮をこがねばならず、稜線に出て、やった! という感じであろう。 ここスコットランドは違う。海抜ゼロから山が立ち上がる。樹林帯がなく、地衣類におおわれた荒涼としながらも緑の地面である。標高はせいぜい1200mであるものの、いきなり立ち上がるため急峻で、スイスアルプスのような景観になる。 日本ではさしずめ鉄砲水として恐れられる水が、ここでは、天から海に、あるいは湖に、幾筋も滝となって流れ落ちる。 登山は、もうどこを這い登っても行けそうな感じで、さぞ爽快であろう。ただし、氷雨や海風との戦いにならなければの話だが。 Sgurr Nan Conbhairean 山(1120m)からの山の裾野と、Loch Cluanie 景観があまりにもよいためView Pointはいたる所にあり、Parkingを意味するPのマークの予告が、続く。2,3台止められるスペースが必ずあり、遅い運転で車が渋滞するような時はそういうスペースを利用して急ぐ車を優先させることができ旅人はゆっくり運転ができる。 じつにいいシステムである。 さて、前方にEilean Donan(アイリーン・ドナン城)が見えてきた。A87に接しているため、ほとんど車はこの駐車場に吸い寄せられていく。 お土産屋に入って驚いた。服装は観光客も含め、スイス登山のようないでたち。相当寒いため、厚く着込んでいるということと、丸太小屋のつくりで、部屋がいくつもつながり、それをくぐって行くということからなにか、通り過ぎてきた過去を思い出すようで懐かしかった。 潮の干満のはげしい場所で(おそらく1m以上)、時間によれば、橋は地続きとなる。 Loch Duich(デューイッヒ湖)に突き出して立つ、かわいくも、わりと立派なお城。 1220年に建造され、18世紀にイングランドにより破壊されたと言われています。現在の建物は20世紀に復元されたもの。 橋を逆走したといわれる映画007の撮影の現場。 Eilean Donan(アイリーン・ドナン城) 上の絵はA87のParkingから見上げたSgurr Nan Conbhairean 山(1120m)(北西 300° pm3:00) 下の絵はEilean Donan(アイリーン・ドナン城)(北0° pm4:04) 前面の赤や黄色は海草で、引き潮のため地面が赤々となっている。相当の遠浅で、干満の差が激しい場所のようだ。 Urquhart(アーカート城)からIsle Skye(スカイ島)Broadfordまでの行程 A82(Ness湖 左岸)→Invermoriston→A887→Loch Cluanieの手前でA87と合流→A87→Eilean Donan→Skye Bridge→A87→Isle of Skye-Broardford(ブロードフォート) Invernessからは170km。 Broardford(ブロードフォート)のたそがれに続く。 青字がScotland、赤字がEnglandです。 太字の部分が、本日の掲載部分です。 NTSはNational Trust for Scotland property(スコットランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) NTはNational Trust(イングランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) Lochはスコットランド語で「湖」 →Inverness(インヴァネス)→Ness Island(ネス島)→Loch Ness(ネス湖)→Drumnadrochit(ドラムナドロヒト)、Urquhart(アーカート城)→Loch Cluanie→Loch Duich→Eilean Donan(アイリーン・ドナン城)→Kyle of Lochaish→Isle of Skye(スカイ島)→Broardford(ブロードフォート) →Broardford(ブロードフォート)→Elgol(エルゴール)→Armadale(アーマデイル)→船→Mallaig(マレイグ)→Arisaig(Loch nan Ceal)→Loch Eilt→→Loch Shiel→Glenfinnan(グレンフィナン NTS)→Loch Eil→Loch Linnhe→Fort William(フォート・ウィリアム) 全コースは、2006/8/23の日記を参照ください。 スコットランド Isle of Skye(スカイ島)のSunset スコットランドお城めぐり_その15_story(611) 2006.9.6 スコットランドをスケッチしながら旅をしています。 1日、2日分の日記を急いで書き足していますの、前日のもご覧ください。 本日は、Isle of Skye(スカイ島)玄関 Broadford(ブロードフォード) スカイ島はヘブリディーズ諸島(Hebrides islands)最大の島です。 スコットランドの旅で、多くの島の一つは行ってみたいとして、橋とフェリーでつながっているスカイ島を選びました。 Skyeとは翼の意味。島の形が翼を広げた形に似ているので、この名が付いています。 島の最大の町はポートリー(Portree)ですが、大きなスーパーは30km手前のBroadfordに1軒あるだけです。ここでは、ガソリンスタンドとインフォメーションセンターと、両替などもできるスーパーが同じスペースにあり、またこのスペースの前に焼きたてのパンが評判のパン屋があり、とても賑わっていました。偶然ですが、スカイ島の玄関、Broadfordに宿を取ってよかったです。 島の見どころは島の南西にある海沿いの村エルゴールや、北西にあるダンヴェーガン城、 奇岩「Old Man of Storr」、ウイスキー蒸留所の「タリスカー」などです。 Beinn Na Caillich スカイ島では、9時近くになってようやく日没です。Broadford町の高台に小学校がありました。その校庭にたって景色をながめました。 360度の景観です。山:Beinn Na Caillich(732m)はそそり立つ感じの山で、地肌から秋の色を感じました。 Broadford Bay スコットランドの雲を観察すると、太陽光線の当たり方が違うのか、日本の雲と違って底が黒いのです。 相当重量がありそうで、幾筋も重なり、ダイナミックでした。 静かな湾はこの時期の午後7時くらいから満ち潮となってきて、大きな岩にとまったカモメの足に海が静かに寄せ、そのうちに岩が見えなくなりました。 カモメは足を1本にし、波の感触を楽しんでいるようでした。 色をつけている間に、雨に洗われたスケッチ画面です。 スコットランドの旅ながら、時々の雨に見舞われただけで、旅を続けることができました。 上の絵はBroadfordの町から見上げたBeinn Na Caillich山(732m)(西 280° pm8:47) 下の絵はBroadford Bay(北0° pm7:49) Elgol(エルゴール)に続く。 青字がScotland、赤字がEnglandです。 太字の部分が、本日の掲載部分です。 NTSはNational Trust for Scotland property(スコットランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) NTはNational Trust(イングランド遺産を保護するナショナルトラスト運動の拠点) Lochはスコットランド語で「湖」 →Broardford(ブロードフォート)→Elgol(エルゴール)→Armadale(アーマデイル)→船→Mallaig(マレイグ)→Arisaig(Loch nan Ceal)→Loch Eilt→→Loch Shiel→Glenfinnan(グレンフィナン NTS)→Loch Eil→Loch Linnhe→Fort William(フォート・ウィリアム) 全コースは、2006/8/23の日記を参照ください。 ジャンル別一覧
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