カテゴリ:八ヶ岳
八ヶ岳縦走記録その1_story(942) 2007.8.9
JR甲斐小泉駅→八ヶ岳→JR八千穂駅までの登山&run 八ヶ岳を普段は中央道から見上げているばかりで、赤岳の雄姿、編笠山の優雅な斜面をぜひ登攀したいと一念発起し、縦走という旅に出かけた。 大体の行程は、歩行45時間、縦走直線100km、高低差計12,171m、リュックrun15km。 JR小泉(三分一湧水)→編笠山(2523.7m)→権現岳(2715m)→赤岳(2899.2m)→横岳(2829m)→硫黄岳(2742.1m)→夏沢峠(ここまでが南八ヶ岳、これ以降が北八ヶ岳) →本沢温泉往復→根石岳(2603m)→東天狗岳(2646m)→西天狗岳(2645.8m)往復→中山峠→高見石(2249m)→中山(2496m)→丸山(2329)→ →茶臼山(2384m)→縞枯山(2403m)→雨池山(2325m)→三ッ岳(2340m近辺)→北横岳(2480m)→蓼科山(2530.3m)→双子山(2223.8m)→八柱山(2114.3m)→八千穂高原自然園→ JR八千穂 登山run4泊5日を、山小屋での出会などを、スケッチ28枚を挿入しながら、日記調に記したい。 編笠山から赤岳(2899.2m)、権現岳(2715m) さて、その第一回目。 JR小泉(三分一湧水)→権現岳(2715m)までを紹介しよう。 中央道小淵沢ICを降りて、小海線のJR甲斐小泉駅近くの「三分一湧水公園」へ。 大きな駐車場があるが午前6:00には1台も止まっていない。湧き水を汲みにくる人達用の駐車場で、登山用ではないらしい。 なにもこんな遠くの場所から八ヶ岳に登らずとも麓の駐車場は五万とある。 しかし、Uターンではなく、縦走なので、元に帰るためには、JRの駅近くがよいと考えた。 しかも富士登山でよくあるように海抜ゼロの駿河湾に足を浸してから登るというような完全登攀をもくろんでいるため途中からというわけにはいかない。すこし頑固! そこで権現岳真南のJR甲斐小泉駅に的を絞ったわけである。コンビニでスケッチ用の鉛筆としてHB3本とカッターを購入する。今回はいつもの8Bによる濃い色の線ではなく、あくまで現地での彩色を基本にするために線を重視しないという姿勢を貫きたい。すこし頑固!!とかっこよい事を言っているが正直言うと、単にスケッチ用の8Bの鉛筆を忘れたに過ぎない。 小荒間長坂停車場線という車道を約1時間北上し、八ヶ岳横断道路(八ヶ岳高原ライン)に合流した地点が三ツ頭登山口。 さらに約1時間かけて、三ツ頭までの稜線登山の起点と思しき箇所に到達。トドマツ、ダケカンバの鬱蒼とした森林。 標識上は、T字路となっている。実際は、地図にあるように、四辻となっているが。「早乙女河原展望台」、「笹スベリ」、「ヘリポート」、「木戸口公園」などと、三ツ頭への稜線を行くためには、突っ切らなければならない。 笹林とダケカンバの林をまっすぐ快適に飛ばす。 緑が濃く、見とれるばかりの景色であるが、と突然道が無くなる。 赤い印もない。細道は河原へと下り、木々の間に幾重もの獣道があるだけ。 行きつ戻りつするうちに今度は帰る道がわからない。ほうほうのていで、最初の「T字路」に戻った。観音平へ行き、一般コースの編笠山(2523.7m)へのルートに変更することにした。この間 ロスタイム1時間。 権現岳(2715m)への中腹(のろし場)より、ギボシ(手前)と赤岳 なんと、駐車場にはぎっしりと車が。幼児たちも歓声を上げている。ここは展望台までの観光ルートとなっている。メインルートとはこういう華やかなところで、安全なルートなのである。 直線縦走を心がけようとおもっていたのに早くも挫折! 観音平(1580m)から登る人に比べここまで2時間53分のハンディがあった。 この編笠山。遠くからはなだらかな山であるが、岩石が積もった「お山」。 岩石が折り重なる道が登攀ルートであり。これを登り詰めていく。頂上が見えてもそこはまだ1/100. 同じような頂上があと100個続く。息が切れてくる。登攀する人たちは、追いつ追われつ悪戦苦闘しながら約1000mの岩場登りを行う。 登りつめれば、山頂は学生たちや少年達で一杯。別の優しいルートもあるのであろう。 お弁当を広げていた。朝家で握ってきたおにぎり1つ。学生達はコンビニの弁当を食べている。豪勢なことだ。こちらは20kgの荷物で、米粒1つも余裕がないというのに。 キュウリの浅漬けを配る輩がいた。おもわず手が出そうになるがこらえた。 ここから南に、南アルプスが一望できる。とくに眼前に鳳凰三山(地蔵、観音、薬師)や甲斐駒ケ岳など。1枚スケッチをした。まずこん重装備ながら、スケッチを広げる人を見て全員飽きれていた。 北には目の前に、権現岳(2715m)、赤岳(2899.2m)などの威容が聳え、誠にうれしい山頂である。 ここに多くの人が登ってくる理由が分かる。八ヶ岳を縦走しなくても、だいたいの山々がここから眺望できるからである。 上の絵は編笠山山頂より権現岳(2715m)、赤岳(2899.2m)(53° pm12:52 Google Earth 地名=八ヶ岳 スケッチpoint 35.941653,138.344894(単位は°)(北緯、東経表示では、35°56'29.95" N, 138°20'41.62" E)) 下の絵はノロシバより権現岳(2715m)手前の「ギボシ」、赤岳(2899.2m)(60° pm2:26 Google Earth 地名=八ヶ岳 スケッチpoint 35.9476875,138.351450(単位は°)(北緯、東経表示では、35°56'48.75" N, 138°21'5.22" E)) <コースタイム> JR小泉(三分一湧水)6:55→三つ頭登山口(八ヶ岳横断道路)7:41→早乙女河原展望台・観音平分岐点)8:22→迷路→9:18→観音平(1580m)10:04→雲海展望台10:36→押手川11:16→編笠山(2523.7m)山頂12:35 (Google Earthの検索ウィンドウ(ジャンプ先)に、10進度数、あるいは北緯,東経(E,Nの文字も)を入力(ドラッグしてコピーし貼り付け)しますと、その場所に地球儀が周り拡大表示されます。山岳部では、ぼやけます。高度が下がっていくとき、クリックすれば止まります。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 14, 2007 05:38:53 PM
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