テーマ:暮らしを楽しむ(383426)
カテゴリ:フランス
コンサート模様_story(2825) 2012.8.31
写真(その2) 余りの暑さでダウン。畳の部屋に竹の下敷きを置きその上に寝そべると気持ちが良い。 ふと横を見ると先日の巡礼講座で持っていた衣服などの諸道具が山のように積まれている。 その隙間に何かフラッシュメモリーらしいものが落ちている。 4cm角の16GBのフラッシュメモリがケースに入っていた。 しかしひょっとしてこのフラッシュメモリに2010年の巡礼の全記録が残っているのかもしれない。昨年5月にパソコンを工場出荷レベルに戻した時、中にあった過去の全記録は消去されているため、2010年の巡礼の写真は諦めていたものである。 ものすごい勢いで飛び起きた。USBアダプターに差して早速見てみた。なんとまさにその1200kmの記録が12.7GBの容量として残っていた。 あぁ、これでほんとうに繋がった。1620kmの全記録が合計21GBの容量をもって揃ったことになる。諦めていたものが。有難い。 神様!本当に喜んでいいのですか! ピアノリサイタル-La Roque d'Antheron(2012.7.23) さて、ルールマランから帰って、9時からの演奏会へ皆でいそいそと出かけた。 実は、この日シルバカーヌ修道院を見学してからマラソンでラ・ロック・ダンテロンを走っていたときのことだ。 リュックを背負ってこの炎天下を駈けているおかしな日本人!というような感じで1台の車が止まって中の皆がこちらを向いてなにか喋っている。 おかしなこともあるものだと思いつつ、適当に挨拶をかわしまたまた走り出した。 高台を狙いをさだめたスケッチポイントまで走り、絵を描きだした。一昨日に掲載した「Bd Adam de Craponneの街並み pm2:57」の絵である。 またさきほどの車が止まって今度は真剣に何やら叫んでいる。やっと思い出した。本日のピアニストの家族である。 Mentonのコンサート会場で出逢った人たちである。 また全員こちらにやってきて今日のコンサートを聴こうというのであろう。 ちゃんと覚えていてくれた。修道院で描いた絵などを車窓越しにかざしたりしてしばらく談笑。 Florans城公園(Parc du Château de Florans) pm9:30開演 Rafal Blechacz piano(ラファウ ブレハッチ) Bach : Partita n°3 en la mineur BWV 827 パルティータ第3番 Beethoven : Sonate n°7 en ré majeur opus 10 n°3 ニ長調Op 10 3番のソナタ第7番 Chopin : Ballade n°1 en sol mineur opus 23 ト短調作品23のバラード第1番 Chopin : Deux Polonaises opus 26 二つのポロネーズ作品26 Szymanowski : Sonate n°1 en ut mineur opus 8 ソナタ第ハ短調作品8 環境音としてはナチンゲールかフクロウであろうか、鳴く声が森から聞こえてくる。 森を吹き抜ける風の音。 しわぶきひとつなく、感動的なブレハッチのメロディーが奏でられる。 陶酔。 アンコールは2曲。 終演は23:45. 演奏者の写真を買うため小生が一番で駈けつけて売り場に並んだ。 予め演奏会終了後に用意されることを聞いておいたのだ。 演奏の様子を写したメモリが到着し目の前でプリントアウトし始めた。 Mentonの会場ではなかったようなサービスである。 見ると小生の後ろに長蛇の列。 3組も買ったものだからすこしブーイング。 あとでその写真のことを知った家族も同じように並んで買っていた。 サイン会などもありその間、皆と談笑。 こんな楽しい時間を過ごしてよいのだろうか 神様 こんなことって有りですか? とほっぺたをつねってみたくなった。 どれだけ遅くなっても帰りは正門を出てからわずか200m。 こんな演奏会って初めてである。 32e festival International de Piano La Roque d'Anthéron ブレハッチ氏のリサイタルでの休憩時間・・マロニエの大木の下で・・・pm10:19 休憩時間は長い。 みんなプラタナス(このお城公園には合計365本が東西に2列植えられている) の大木の下でかなり長い時間お喋りをしている。 そんな時間を隅っこでスケッチ。 尾籠な話で少し余談だが・・・ フランス七不思議・・トイレは何時もガラ空き・・・ 彼らは日本人のように頻繁にトイレを使わない (巡礼中でも、女性がトイレで困る話を聞いたことがない。) 狩猟民族特有で一旦家を出たら長い間の山を駈けずりまわらなければならない。 トイレにいく暇などないのだ。 そこでDNA的に膀胱が大きくなったのではないか。 逆に我が農耕民族は家の前の田んぼを耕すだけでよい。 トイレも行きたい放題である。 よって東洋人は膀胱容積が小さくなってしまった。 中国人は大陸的なので日本人よりも大きいかもしれない。 ウォッシュレットがまったく普及していないのは、 その必要性すらないのである。? セコイアの下でお茶をしている人たち。pm10:31 喫茶一式を家から持ってきたようである。 ルールマラン(Lourmarin) pm5:50 画廊に飾られていた絵・・・実は6月の風景である。 昨日掲載の拙画の2枚目の風景を3枚目で描いた遠くの家の前から描いた絵である。 原っぱには赤い花がおびただしく咲きこのような景色になるという。 やはりここ(リュベロン地方自然公園地区)に住みたい! La Roque d'Antheron Rue de l'Eglise(教会通り)で食事。pm7:48 左側のピザ屋と右側の穴蔵レストランが道を隔てて競い合っている。 我々はラザニアを食べるために左側に店に入る この先を右に曲がればRue Paul Cézanne(ポール セザンヌ通り)で旅宿がある。 Parc du Château de Florans,La Roque d'Antheron 演奏会場 pm9:27 開演3分前 ソリストはこの奥にある木の衝立の隙間から出てくる その衝立の向こうは、何もない。 どうも護衛が控室から歩いて誘導している感じ。 因みにこの音響シェルは2007年に新設された(28mx14m)、客席は2020。 演奏会場 pm9:27 開演3分前 客席が埋まっていく。 ほぼ満席。 (下記GPS情報は、スケッチポジションを示します。Google Earthからルールマランをお楽しみください) Picture1(sketch,direction 180°pm10:19(2012.7.23) Sketch point:Parc du Château de Florans ,La Roque d'Antheron,FranceGPS 43.717744,5.312278(43°43'3.88" N,5°18'44.2" E)標高158m Picture2(sketch,direction 0°pm10:31(2012.7.23) Sketch point:Parc du Château de Florans La Roque d'Antheron,FranceGPS 43.718442,5.311908(43°43'6.39" N,5°18'42.87" E)標高156m Google Earthを楽しむ方法Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 35.579014,139.305981(°))を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 1, 2012 09:48:40 AM
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