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おくとろ、七色峡・・街道を行く・・・熊野古道・第2章回想録(2日目その1)_story(3181)2013.9.2
防災の日翌日に思う。 今日の朝ドラあまちゃん。ついに2011.3.11の場面になった。震災後TVドラマに震災当日が登場するのは初めてではないだろうか。津波のシーンなどは映らなかったが見る人に悲しみを呼び戻すことにもなりかねず難しい再現シーンである。 その1週間前に小生は、ルンルン気分で日光にスノーシューに行っていた。震災直前までまったく予知されず、突然の災害であった。先日の8月29日に、地震研では巨大地震の予測が出来なかった反省から「地震予知」という看板を降ろした。これは予知によって減災をするのではなく、揺れや津波、溶岩などによる「災害」の発生や推移を予測して、防災に役立てる研究に重点をシフトするということを意味する。 しかし、待って欲しい。「天気予報」というものがあるのに、「地震予報」があってもよいのではないかと。前者は偏西風や、気圧配置から時間単位に予測できるが、後者はなまずの動きが10年、100年周期であるため「予報」にならないのではないかという。しかし大陸棚プレートの動きを年単位で示すなどして警告を発することはできるのではないだろうか。 となればいつ関東大震災級の災害が起こってもおかしくないとなってしまう。 であれば、タオルと懐中電灯とラジオと水と非常食を入れたリュックをいつも担いでおくか手元に置いておく必要がある。即実行せねばならないのである。やっています? 熊野古道・第2章 回想録(2日目その1) 北山川と大沼 世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を12泊13日で巡ってきました。 第1章として大峯奥駈道(吉野川柳の渡し→熊野本宮大社)6泊7日の旅、第2章として下記の伊勢路、川の熊野古道、外辺路、中辺路、大辺路といった大峯奥駈道以外の熊野古道を6泊6日で探索した。それを回想する。、 第2章2日目(通算9日目)の行程 おくとろ公園キャンプ場(和歌山県北山村 全国唯一の飛び地)→相須ヶ渕→竹原→七色峡→七色ダム(ここで対岸の三重県熊野市に移った)→七色貯水池→大井谷トンネル→五郷(いさと)町 前夜は、奥瀞にある「おくとろ公園」で過ごした。公園は広大な敷地に広がるアウトドアのフィールドである。筏下り、ラフティング、キャンプ、テニスコートなどが充実している。管理センターもあったが、車ではないので特に承諾を得ずに辺縁に小さなテントを張ったという状況。 西側は「道の駅おくとろ」と「おくとろ温泉きたやま」で施設が充実している。 大峯奥駈道からは6kmと離れていない地域である。大峯山脈の東側、大台ケ原の西側に降る大量の雨は北山川が注ぐ。このため何か所もダムを配置しつつ、峡谷の景観を保つという難しい治水を行っている場所でもある。上流にある池原貯水池(池原ダム、池原発電所)と下流の七色貯水池(七色ダム、七色発電所)は揚力発電を行っており、上池と下池の関係にある。 その下流にあったのが、昨日通過した小森ダムである。おくとろキャンプ場はちょうど小森ダムと七色ダムの間に位置し、池のようになった川が温泉の露天風呂から見下ろせる。谷川がダム湖に注ぐ場所は清流の渕となっており水遊びをしている家族がいた。よっぽどリュックのままで飛び込もうと思ったほど暑くて暑くてしょうがなかったことを思い出した。 さて、この街道に迫る山々は、修験道の山でもある。ここ北山村(三重県と奈良県に挟まれた山地で和歌山県の飛び地)の北山村 下尾井(しもおい)にも行者の屋敷跡が残っている。 行者とは修験者のことで、日本古来の山岳宗教と仏教の融合した修験道の激しい修行を積む人のことである。その装束や伝道について解説した立て看板があったので転載する。 すなわち、 「多くは、被髪(ひはつ)で、兜巾(ときん)を載き、篠懸(すずかけ)および結袈裟(ゆいけさ)を着け、笈(おい)を負い金剛杖をつき、法螺貝を鳴らして山野を巡り歩いて修行した。 苦業に耐えることによって超人的神験を修得し、その上で護摩をたき、加持祈祷を行う民間信仰として流布していた。」と。 白装束と今まで記載していたが正確には上記のような装束を言う。これに対して、現代の修験僧は重いリュックに食料水を積んで山野を駆け巡るturbo717のような人を言うのであろうか。 今日の目的地、五郷町は、国道309号沿いにある。この国道、池原で169号に合流し、前鬼口を経て大台ケ原がある天ヶ瀬から国道169号と別れ、大峯奥駈道の行者還トンネルをくぐった後、洞川(どろかわ)への分岐天川川合から下市町へ抜け国道24号線に合流する山岳国道である。 大又川が西に蛇行して流れる場所で、3kmほど先で七色貯水池に注ぐ。五郷町桃崎あたりから川幅が大きくなるのは貯水池の影響である。将来、前鬼(上記 修験者が定着した史上有名な霊地集落で第29番靡(なびき)や三重滝(第28番靡)がある)への旅でも通過する予定の町でもある。 親戚がお住まいになっている。今回の旅は、お袋の郷里の新宮と、この五郷町を巡る楽しみの旅でもあり、旅の後半が活気づいた。 写真:七色峡
七色ダムまで2kmの地点。 そそり立つ山々が川に迫っていて、至る所で渕を形成している。 Picture1(sketch-direction 148°am6:23 Sketch point:Onuma,Kitayama Vill.Wakayama Pref.,JapanGPS 33.931822,135.961842(°)(33°55'54.56" N,135°57'42.63" E)標高132m Picture2(sketch-direction 106°am8:36 Sketch point:Nanairo,Kitayama Vill.Wakayama Pref.,JapanGPS 33.969931,135.985792(°)(33°58'11.75" N,135°59'8.85" E)標高162m Google Earthを楽しむ方法 Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 35.645569,139.615544(°)など)を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 2, 2013 09:21:08 PM
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