熊野古道-小辺路・那智・伊勢路 回想録(その18)_story(3549)2014.9.5
世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」体験記。
さて、今回の旅の大目玉、熊野市観光協会主催の「熊野大花火大会8/17(日)」の日がやってきた。この日から逆算して旅計画を立てているのであった。
さて晴れ渡った日曜日。花火は海上で打ち上げるため、雨よりも波が心配である。朝6時にはもう広報で「今日は花火大会をやります!」なんていう通知が防災無線から聞こえた。
信じられないことであるが国道42号線は翌日の午前2時まで通行止めになるらしい。近隣の人達が国道を歩いて帰れるように設定してあるのだ。車を市街地に止めようものなら帰宅は早朝ということになりかねない。そこで我々は七色ダム経由のかなり大回りをして市中央部に入った。それでも市街地から外れた井戸川べりの知り合いのお宅の駐車スペースに車を置かせてもらうことにした。まぁ、河口から1kmほど内陸に歩ければ帰りは楽かもしれないという。
岳父母、娘婿の妹3人とその子供達3人計9人が海岸に向かって歩いて行った。箕面から来ている3歳の男の子は湧仁(わくと)君(通称「わく」)と言い、実に元気に歩く。会場は熊野灘に面した海岸線。およそ幅120mはあろうかとおもう浜辺が1.3kmくらい続いている。この地形を生かした花火大会である。
そこに8/12から陣取りが始まったということで、波打ち際に近い場所に、「わくと」という名前の立札が立っていた。青いビニールを敷いて家族が座るもかなりスペースに余裕がある。いつの間にか近所の人達、岳母がトイレで声をかけたという見ず知らずの大阪からのカップルも坐り和気藹々に、すこし賑やかになっている。こういうところがなかなか寛大でよい。ビールを飲み交わしたりしながら暗くなるのを待つ。この花火大会 通常の花火大会と違うのは、その音響と、半円形にあがる3尺玉のすごさ。鬼ケ城、獅子岩という石英粗面岩からなる奇岩の壁、防潮堤の3方向からの音響効果で心臓が揺さぶられる大音響。痺れるような迫力を20万人が待つという。尺玉があがるときは予めカウントダウンがあり、半円形に花火が広がる。鬼ケ城近くにも花火が仕掛けられ地爆する。海上の船からの自爆と2方向から花火が迫る。鬼ケ城の岩肌には、水道管が張り巡らされ、草木があるため引火をくいとめる。まさに命がけの大勝負。世界遺産に対する配慮である。何万発を競う花火ではなくその音響を楽しむ花火である。こんな花火は初めてで度肝を抜かされた。
9時には終わる所、この日は危険区域に人が立ち入ったということで警官が排除するするまで相当の空き時間。しかしながら連続で打ち上げられていた花火の煙幕がその間すっかり綺麗になり。9時半頃焼けくそになったようにドカンドカンと何十発の大花火。
壮大にして壮観。空前絶後。抱腹絶倒。どんな四字熟語をここに置いたらいいのかわからないくらい絶叫ものであった。旅の最後を飾るにふさわしい大饗宴。
堪能!
花火の前・・・鬼ケ城方向
岬は磯崎町。
花火の前・・・獅子岩方向
国道42号線が防潮堤の向こう側に走る。
いくつかのトンネルがありそこをくぐって会場にはいる。
我々は7番gate。獅子岩に近い方であった。
席としては鬼ケ城に近く、防潮堤に近いほうが音響が良かったのではないと岳父は盛んに悔しがる。
しかしこの席で十分楽しめた。
時間前に家族が寛ぐ。
海岸には20万人が集まると言う。
遠く大阪あたりから車で。
花火1(写真)
花火2(写真)
花火3(写真)
徒然の記1 実際の日程太字が本blogの記述部分。過去の行程は昨日以前のblog参照。
→・・徒歩 -km- 区間距離表示
8月17日(日)7日目 熊野・・・・熊野大花火
8月18日(月)8日目 熊野→松本峠道→鬼ヶ城→大泊海水浴場→大吹峠道→波田須(9.5km)-(JR)-松坂 青空ライナー21:40
8月19日(火)9日目 シーティーエアターミナル YCAT 5:20着
持参地図:2万5千分の一地図・・高野山、梁瀬、上垣内(かみがいと)、伯母子岳、重里、十津川温泉、発心門、伏拝(ふしおがみ)、本宮、紀伊大野、新宮、紀伊勝浦 計12枚
イラストmap A4版11枚
徒然の記2 ORAGINA(オランジーナ)
昨日は赤紫蘇ジュースの話をしたが、これとは別に毎夏飲んでいる飲料がある。ORAGINA(オランジーナ)である。フランス生まれのこの清涼飲料水は、サントリーフーズがライセンスを取得して日本で生産している。
12%混合果汁入り飲料(炭酸ガス入り)であり、原料はオレンジ、レモン、マンダリンオレンジ、グレープフルーツでこのほかに果実繊維、オレンジピールエキスを含み、パンチの利いたコクのある飲料は実に爽やかで美味しい。
赤紫蘇ジュースをこれと較べたものだからお話にならないと言っているわけではないが。ORAGINA(オランジーナ)をまず朝一口飲んでみよう。目が覚めるほどの爽やかな涼風が吹きぬけることであろう。Co-opか、スーパーの成城石井で買えるのではないだろうか。
Picture1(sketch-direction 73°pm5:15 Sketch point:Fire-beach1(Onigajyo),Kumano City,Mie Pref.,JapanGPS 33.888461,136.104036(°)(33°53'18.46" N,136°6'14.53" E)標高4m
Picture2(sketch-direction 220°pm5:27 Sketch point:Fire-beach2(shishiiwa),Kumano City,Mie Pref.,JapanGPS 33.888461,136.104036(°)(33°53'18.46" N,136°6'14.53" E)標高4m
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Last updated
Aug 14, 2017 10:12:18 PM
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Profile
turbo717
violaを奏する者です。スペイン巡礼、スケッチ、マラソン、パズル などを紹介しています。
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