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カテゴリ:ジョグ&スケッチ
回想録 02.Oświęcim(オシフエンチム)→Częstochowa(チェンストホヴァ)_02 story(3935)2015.8.22
徒然の記1・・マラソンの後は庭いじり。やることが多い。剪定作業は毎日やっても追いつかない。ここにきて新しい仕事が。coopから届いた岩のように重い荷物。なんと庭に敷くための小石付マット6枚。留守中カミさんがふうーふう言いながら敷いたであろう30cm角のマット6枚。昨日来た新しい荷物から1枚を今日追加したようで計7枚が並べられている。汗が吹き出しだしたので1枚で止めたという。何やら根っこもでているしと。ならば続きの5枚は小生が。まず根っこを引き抜けと伝令が飛ぶ。5枚をどう敷くか。いい加減に置いていたら貴方そこではなくて、もっと横! 奥方は黒人に矢継ぎ早に指示を飛ばす。冷房の中と酷暑の外の残酷なギャップ。 本文・・ ポーランド・ドイツ・ベルギー・フランスの旅 回想録02_2 Częstochowa(チェンストホヴァ) (tue)19 May Katowice(カトヴィツエ)からZendek(ジエンデク) カトヴィツエにあるコンサートホール【ポーランド国立放送カトヴィチェ交響楽団 :Narodowa Orkiestra Symfoniczna Polskiego Radia w Katowicach, NOSPR) の拠点ホール)】を見たいばかりに当初予定のコースを変えてカトヴィツエへ迂回したのにも拘わらず、結局ちらりと観ただけだ。それより町の佇まいに圧倒されたという状況。朝のエネルギーに満ちたこの景観はいったいなんだろう。今までにない活気があった。2連のトラム、街角の花屋、ビジネス街、高速とのジャンクション、地下通路・・。全てが面白い。一人だけリュックを担いで都心を離れていく。喧騒が次第に遠ざかり、街路樹の緑陰の中を一人反対方向に行く自分が可笑しい。郊外のオフィスに車を飛ばす人だけが同じ方向という関係で愛着すら覚える。公園を抜けて住宅街。そこでは通学時間と重なり沢山の児童が校舎に吸い込まれていく。 ここでは親たちの警戒の目があった。初めて目にする人が、地元民しか知らないような裏道を歩いて行くからだ。ゆるせ。最短コースを結んだだけなのである。 起伏のある道を上り下りしながら進むと、Wojkowice(ヴォイコビツェ)。途中で切れた橋などが残っており遺跡でもあるのであろうか。Brynica川とJaarznik川が合流するあたりに白鳥が沢山泳いでいる。川の土手にコースを取りのどかに進む。女性のrunnnerがこの区間を周回していた。何回も会う。 Katowice(カトヴィツエ)空港の広い敷地。ここは管制室の管理下にあるため不審者は警戒される。フェンスの外側ではあるがマットを敷いて休んでいるとさっそく警備の車が見回りよろしくちらりと一瞥をくれて通り過ぎて行った。閑散とはしているがどこからでも見られている自分を認識。 雨が強くなってきた。驟雨である。バス停まで急ぎ暫く雨宿り。時間は夕刻。ここで少し思案をする。ここから先5kmの森が待っているが、本日はこのZendek(ジエンデク)で打ち止めにしよう。森には入らず辺縁で野宿を決定。 街道から直角に曲がって森へ進む道はそま道などではなく車道でしっかりしている。距離計測上、曲がってから1.3mまでに橋が3個ある筈。どうみても橋は2つしかない。そこで計測をやり直した。この道を1.5往復したことになるが、このまま森に入っていっても当初計画した”林道”が無いことを確認。明日はおとなしくバス道を進もう。 (wed) 20 May Zendek(ジェンデク)からCzęstochowa(チェンストホヴァ) さて森はずれのテント場では小鳥たちの歌声で目を覚ます。大きい森を迂回するようなバス道は、なんとも遠く感じる。もうホトホト嫌になってくるほどである。この森、東西に152km、南北に20kmととてつもない森である。その一端ではあるがかすめるように進む。(ポーランドでは都市の中に森があるのではなく、森の中に都市があるという感じ) Cynków(ツィンクフ)で漸く小さなスーパーを見つけ食料品をget。 さて国道1号線(N1、E75)を横断して、Koziegłowy(コジェグウォビ)に行かねばならない。高速道仕様の道ではないが中央分離帯の緑地がある、言わば準高速道。そこを身一つで横断しなければならない。こんなせっしょうなことがあろうか。しかし意外と車は途切れながら走っている。中央で一旦休み、さらに横断を続ける。 問題なのは、この先で再びN1(E47)を何キロも歩くということになっている。Romanów(ロマヌフ)→ Zawada(ザバダ)→Koronia Poczesna(コロナポチェスナ)と進む予定であるからだ。これは今考えると少し無謀な道の選択であった。遠回りでももっと田舎道を取るべきであった。 案の定、危ない国道を歩いたら、それを見た一人の青年が、次のガソリンスタンドで待ってくれていた。「乗れ!」と。聞くと数年前にcaminoを歩いたという。(現地便り参照) 距離が稼げたのでそのままチェンストホヴァへ歩きだした。国道でも市内へ向かっては歩道が始まっていたのだ。ホテルには連泊させてもらうことにした。 (thu) 21 May Częstochowa(チェンストホヴァ) ポーランド巡礼の中心都市チェンストホヴァ。15th Augの聖母被昇天の日に向けて全国からヤスナ・グラ僧院をめざして巡礼者たちが歩く。ワルシャワから250km 10日から2wの旅であると言う。彼らが広大な広場を埋め尽くす。 Siemianowice Śląskie(シェミアノヴィツェ シロンスキュ)のマイケル教会 Kościół pw. Św. Michała Archanioła 街道沿いに突然現れた豪壮な建築様式の教会 赤の色調に目を奪われ思わず立ち止まった。 Wojkowice(ヴォイコビツェ)の遠望 昼食の現場からスケッチ。街道筋を形成するスタラ通りを底辺として小さな丘陵がある。 そこに家が点在する。夢のように美しい町並みであった。 Archikatedralna Parafia Katolicka przy Bazylice Metropolitalnej Świętej Rodziny w Częstochowie チェンストホヴァの”聖家族大聖堂” ヤスナグラから4kmほど東の旧市街地 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 22, 2015 10:11:57 PM
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