Ｔiｅｒ’ｓ　Ｂｅｎｃｈ

　小学生の3割、中学生の5割が授業についていけないと言われます。

　基礎がしっかりできていないのに授業が判るはずもないのです。

　特に数学は積み上げていく教科ですから小学校、中学校でできない単元があれば

高校の授業にはついていけません。

　英語については特殊な事情があります。

　中学でろくに英文法の指導を受けていないにもかかわらず高校では難解な英文法を

学習しなければならないのです。和訳なんかしたことも無いのに高校では難解な英文

を和訳させられます。高校生の7割が授業に着いて行けてないというのも頷けます。

　基礎的なことができないまま、応用・発展をいくらやってもますますわからなくなる

ばかりです。

　特に中学で評定「４」をもらっているような生徒がこのようなジレンマに陥って成

積ばかりを気にするようになってしまうケースがよく見られます。

　だから1年生のうちに英語、数学とも徹底的に基礎を学習することをお勧めします。

　その際しばらくは定期試験の結果を気にしないほうが得です。

　今年難関大学に合格した二人の女子には高校2年の初めからいっさい定期試験の勉強

をさせませんでした。

　英語、数学の理解が深まれば授業を受けているだけで定期試験が受けられるようになっ

たからです。

　結果的にはふたりとも直に成績上位者の仲間入りをしました。一人は学年トップでした。