|
カテゴリ:Linux記
音が出ないので、モジュールの組み込み方がいけないのかと思い、設定ファイルをいろいろ変えてみましたが、結果は変わりません。
lsmodという、現在組み込まれているモジュールの一覧を表示するコマンドで確認しても、きちんとモジュールは組み込まれているようでした。 「やっぱり、ヤマハのカードは使えないのか・・・」 と、あきらめかけていた時、インターネットで「ALSAはインストールが終わったあと、ボリュームが全部ミュートになっているので注意!」の文字が・・・ さっそく、ボリュームコントロールでボリュームを1つずづ上げていったら音が出ました。(たしか、メインボリュームの他に、Waveボリュームというのを上げたら音が出ました。) しかも、ものすごく音が良いではありませんか! このあと、しばらくの間、Linuxはジュークボックスのように使われていました。 しかし、手持ちのCDをLinuxに入れても、聴ける曲は限られてしまうので、もっとたくさんの音楽を聴ける方法を考えました。 それは、「FMラジオを録音する」という方法です。 いつも聴いている「TOKYO FM」をLinuxで録音して、いつでも聴けるようにしようというものです。 alsaにはarecordという録音コマンドがありますので、それで録音したファイルを圧縮してポータブルオーディオプレーヤーで聴こうという計画です。 arecordではwave形式での録音が可能ですが、これで1時間録音すると、600MBくらいになってしまいますので、128MBしかメモリのないオーディオプレーヤーには入りません。 そこで、10分の1程度に圧縮するのですが、この手順では1時間の録音で、waveファイル分の600MBの空き容量が余分に必要(2時間だと1.2GB!)ですし、変換している間は次の録音が出来ません。 そこで、パイプという処理方法を使うことにしました。 arecordと圧縮コマンドをパイプでつなぐと、arecordはwaveファイルに書き込んでいく代わりに圧縮コマンドにデータを渡してくれます。 当時のファイルシステムでは2GBを超えるファイルは作れなかったので、最初の方式では3時間ぐらいが限界でしたが、パイプ処理を使うと、まる1日くらいは余裕で録音出来ます。(サウンドカードにつないだラジオを1日中つけぱなしにしておく必要がありますが・・・) これで、「手作りポッドキャスティング?」の完成です。(ちょっと違いますが・・・) さっそく、録音開始です・・・あれ、なにも録音されていない・・・ そうです、録音もcaptureのボリュームを上げないと駄目なのでした・・・(それと、ラジオをつないだ「Line in」をキャプチャデバイスに設定しておくのも必要でした。) ボリュームを上げて再挑戦!・・・今度はちゃんと録音されていました! こうして、Linuxはラジオ版ハードディスクレコーダー?になったのでした。 (つづく) その1へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 3, 2007 11:01:48 AM
コメント(0) | コメントを書く |