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カテゴリ:Linux記
WindowsでInternetExprolerを使っている方は多いと思うのですが、Linuxの標準ブラウザはすっかりFirefoxになってしまいましたね。(^^)
その昔、LinuxではNetscapeが標準のブラウザとしてインストールされていて、お世辞にも綺麗とは言えないようなカクカクしたフォントがデフォルトになっていて、色々とフォントを変えていた記憶がありますが、今となっては、アンチエイリアスのきいた美しい表示が当たり前になってしまって、逆に、IE6のフォントになつかしさを感じたりしてしまいます。(^^;) IEの良いところは起動が速いところだと思いますが、最近では「Firefox3.5」もかなりスピードアップされていますので、けっこうサクサクと動くと思います。 そんな中、Linuxではあまり知名度は高くないのですが、かなり起動が速いブラウザがあります。 それは「Epiphanyブラウザ」なのでした。(^^) ちなみに、Epiphanyという名前を聞いたことがない方でも、別名「GNOMEブラウザ」といえば、なんとなく分かりますね。 さすがに、GNOMEデスクトップ環境の純正アプリケーションなので、起動も速いですし、動きもきびきびしています。 もちろんタブブラウズに対応していますので、操作性もシンプルで使いやすいですし、ページの描画自体はFirefoxと見分けがつかないほどです。(同じGeckoを使っていますし・・・) あえて違いを言うとすると、Googleツールバーなどのアドインが使えないことくらいですが、この辺を使いたい時はFirefoxを起動すれば良いだけですので、全然問題ないと思います。(^^;) とりあえず、Epiphanyブラウザのインストールですが、こちらは、Ubuntuであれば、Synapticパッケージマネージャから、「epiphany-browser」を検索してインストールするか、 sudo apt-get install epiphany-browser でコマンドラインからインストールするだけでOKです。(^^) (↑Synapticパッケージマネージャでインストールしました。) fedoraでは、「epiphany」というパッケージ名になりますので、 su - yum install epiphany でインストールしてみて下さい。 あとは、メニューのインターネットの中のブラウザをクリックすれば、起動します。 アドインは使えませんが、Flashはプラグインがインストールされていれば使えますので、Youtubeなどを見ることもできますし、アドインを入れすぎて重たくなったFirefoxの代わりに使うにはもってこいです。 ちなみに、GNOMEブラウザということで、表示されている画像を簡単に壁紙に設定することができますし、ウインドウのデザインもデスクトップ環境と統一されていて、シンプルでとっても綺麗です。(^^)♪ ということで、私が普段使っているブラウザは、この「Epiphany」なのですが、最近、もう一つ気になるブラウザがあります。 それは巷で話題の「Google-Chrome」です。(^^) 現在は開発者向けリリースなので、Fedoraにインストールするのは難しいのですが、Ubuntuで使えるパッケージが用意されていますので、開発者向けページからdebパッケージをダウンロードすれば簡単に使うことができます。 Ubuntuが32bit版の場合は、google-chrome-unstable_current_i386.debをダウンロードして、 sudo dpkg google-chrome-unstable_current_i386.deb でインストールします。 (64bit版の場合は、google-chorome-unstable_current_amd64.debになります。) まだ開発版ということで、Flashはデフォルトでは無効になっているのですが、起動スピードは他のブラウザと比較して・・・というよりLinuxのアプリケーションとしては最速といってもいいと思います。(・・・GNOME端末を起動するのとほとんど同じくらいの時間で起動します。(^^;)) ちなみに、Flashなどのプラグインを有効にするためには、 google-chrome --enable-pligins として実行すれば良いのですが、きちんと動くかどうかは保証されていませんので、参考程度に・・・ (開発版なので、全て未保証なのは当然ですが・・・(^^;)) 動作も軽くて、かなりスピードが追求された形になっていますが、今までのブラウザと比べて、レイアウトがちょっと変則的になっているところと、ブックマークは新しいタブを開いた時に表示されるという仕組みは、最初は戸惑うかもしれません。 まあ、慣れてしまえば、これ以上高速なブラウザを作るのは難しいと思いますので、かなり快適にブラウジング出来ると思います。(^^) 最後は、説明の必要が無いくらい、Linuxではブラウザ界の王道を行くFirefoxですが、新たに3.5系がリリースされましたので、ちょっとだけ紹介したいと思います。 このFirefox3.5は、ちょっともっさりした動作だった3.0系をスピードアップさせたバージョンになっていますので、とにかく使って見ることをオススメします。 Fedora11はFirefox3.5を採用していますので、何もしなくてもすぐに使えるのですが、Fedora10以下やUbuntuの場合は、本家のサイトからLinux用のtarボール(tar形式書庫のこと)をダウンロードします。 これを、 tar xvjf firefox-3.5.2.tar.bz2 として、解凍すると「firefox」というフォルダが展開されます。 このフォルダの中の「firefox」という実行ファイルを起動すれば、Firefox3.5が立ち上がります。 各種設定はFirefox3.0系から引き継がれますので、これだけでアップグレードは完了です。 あとは、ランチャを作成してコマンドを登録しておくと良いと思います。 私は「/home/tutumikun/」の直下に展開しましたので、ランチャのコマンドラインのところに「/home/tutumikun/firefox/firefox」と入力すれば、いつでもFirefox3.5を起動できます。 ちなみに、3.5を起動した後で3.0系を立ち上げると、アドインなどの設定を元に戻してくれますので、いざと言う時は3.0を使うことが出来て便利です・・・今のところ、3.0に戻したいような不具合は起こっていませんが・・・(^^;) やっぱり、普段はEpiphanyやGoogle-Chromeを使っていても、Firefoxがあると安心しますね。(セキュリティ的にも・・・) こういった、安定感のあるブラウザが高速化に取り組んでくれるというのは、いつも使っているユーザーには、かなりありがたいところですね。(^^) 今のところ、まず立ち上げるのがEpiphany、じっくり使う時はFirefox、1秒でもおしい時はGoogle-Chromeという感じですが、Google-Chromeは開発版でもこれだけの完成度なので、今後に期待が持てますね。 (早くrpm版が出て欲しいところです。(^^;)) その昔、GUIが遅くてしょうがなかった時には、w3mやlynxといったテキスト版ブラウザを良く使っていましたが、今となっては、なかなか使う機会もなくなってきましたね。 (GUIが遅かったのは、単純にRAMが少なかったからなのですが・・(^^;)) たぶん使う時間がいちばん多いアプリケーションなので、少しでも快適に使えればいいですね・・・Linuxには色々なブラウザがあって、パッケージマネージャから簡単にインストール出来るので、いくつか試してみて自分にピッタリのブラウザを見つけだすのも面白いかもしれませんね。(^^) (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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