三河島水再生センターの上を利用してできた荒川自然公園にオオムラサキ観察園と昆虫観察園が開園されています。
東戸山小学校の生徒が見学に行くというので、一緒に連れて行ってもらいました。
学校から歩いて、早稲田から都電荒川線のチンチン電車で荒川二丁目まで行きました。
日曜日ということもあって、電車は大変混んでいました。
チンチン電車、久しぶりに乗りました。良い企画です。
オオムラサキ観察園へ入りました。
オオムラサキが飛んでいます。ほとんどがメスで、オスは1羽だそうです。
オオムラサキは、エノキを食樹とする蝶で、冬は幼虫が木から下りてきて、枯葉の裏で越冬をするという習性を持っています。
かつては関東平野でも多く見られたのですが、環境の変化についていくことが出来ずに数が減ってきています。
でも、このオオムラサキ、国蝶です。国鳥はキジ、国花は桜。
オオムラサキは、日本を中心として、東アジアに分布していて、メスの大きさは世界最大級のタテハチョウの仲間に入るのだそうです。
キレイなのは、羽に鮮やかな青紫色があって、オスです。メスより小さいです。
今、産卵ラッシュだそうで、たくさんの卵が葉っぱに生み付けられていて、幼虫もたくさんいます。それに蛹から羽化した抜け殻もたくさんぶら下がっています。
エノキの葉っぱも食いちぎられています。エノキの葉っぱ好きなのですね。
それでも、まだ、バナナが袋に入れられてぶら下がったりしています。
入口には桃が置いてあり、それを指につけると、オオムラサキがその指先にとまります。
おしっこをかけられたという子どももいました。
1羽のオスも見つけ、国蝶オオムラサキを堪能しました。