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たぬきぶたの日記2

たぬきぶたの日記2

上山田~後藤寺~田川



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上山田~後藤寺~伊田~田川



さて、筑豊での撮影は上山田線に行った。

ここは前にも来たのだが、どうやらこのトンネルに惚れ込んでしまった。



前は早朝だったが、この日は昼頃だったので、光線状態は少し良くなって

いる。夕方だったら正面からの光になるのだが、地元ではないので、

そんな希望は無理な話です。ここでは、ブローニー判で1枚だけの撮影だった。

昼間は列車本数が非常に少ないので、次に行きます。



後藤寺線に移りました。

この路線のメインは後藤寺と船尾です。たった一駅間ですが、船尾には石灰石を

掘り出している鉱山があるので、その輸送に9600が活躍していました。

筑豊では小さな枝線がいくつも廃線になっていますが、この線路は逆に延長されて、

生き残っています。当時は船尾が終点で、貨物輸送だけの路線でした。

短い区間ですが、終点の船尾の手前には40パーミルという急勾配がありました。

普通は20パーミル(1000m進んで20mの高度がある角度)で急勾配となりますが、

この駅に到着寸前の坂はきついので、SLの重連+後補機の編成が多かった。

ただし、それをきれいに写せる場所がない。

もっと、悲惨なことに荷物を積んだ状態が逆行運転で、正面運転では空箱なので

煙は期待できない。列車本数の割には人気のない路線でした。

午後の昼下がりをここですごした。




どこの駅か分からない。編成から推測すると、船尾なのだが・




ここは線路の分岐点でもあるので、駅の大きさの割には、保有SLの

数も多かった。いったい何両が在籍していたのだろう?



背景にはボタ山と炭鉱長屋が多かった。




ちょっとした編成でもこんなに3両ものSLが運転するのですから、

貨物列車の運賃はどれだけなんでしょうかね。



後藤寺駅のすぐ近くに中元寺川があり、ここが少し知られた存在でした。

ただし、見てのように下り坂ですから、煙は期待できません。

後方にボタ山が見えますね。現在の地図で確認すると、消防署ができているみたい。

山は切り取られたのだろうか。



船尾までの単機回送です。のどかなようで、何かしら寂しさが残る

写真になりました。



船尾を出てしばらくの場所だったと思うが・・・・

荷物を積載しているときは逆行です。このあたりは下り坂。

橋のあたりなら煙が期待できたかな。

SLにはたくさん出会えたが、走行写真となるといいのがない。

すぐ隣の伊田駅に移動した。ここも分岐駅なので、客も列車本数も多かった。



客車がSLでした。日田英彦山線か田川線かが分かりませんが、

9600の引く客車が写したかったなあ。

伊田駅を西に出るとすぐに鉄橋がある。そこで田川線の貨物を写すことにした。





これから向かうのが行橋までの田川線です。現在平成筑豊鉄道

となっています。この列車の最後は、やはり9600の補機でした。




重い石灰岩を積んだ貨物列車を3両の96が牽引しています。

3両が写る有名な場所がこれです。




35mm判は2重撮影のためにダメになってしまっている。

とりあえず、このネガが生き延びて良かったです。

前に重連と後補機付の編成です。田川線はこれ一枚だけです。

2重露光という、大失敗のせいで撮り直しのきかない貴重なネガが

ダメになってしまった。

この後は行橋まで行き、夜の機関区での撮影を楽しんだ。

そして、南下します。運命の出会いが待っていた。



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