みーうーのえーいー
どーも、こんばんは櫻井です。そうです。あの櫻井ですよ、皆さん。最近暑いね。 とても暑いね。 暑くてやってらんないね。 でも、暑くてやってらんないなんて言いながらも、夏はやっぱり暑いほうが盛り上がるよね。 暑くなればなるほど、クーラーとかビアガーデンのような夏季に必要な商品やサービスが売れ行きを伸ばし、行楽地を目指す観光客も増えて経済効果も期待できる。そして、そんな夏季サービスの代表格ともいえるのが、海の家。昨日Elyさんも海の家の事でブログ書いていたけど、僕は海の家ってすげー儲かってるように見えるけど、ほんとに儲かってんのかな?見ていきたいと思います。海の家の営業期間は、海開きの7月1日から8月末までの2カ月間が一般的。といっても、実際は「海の日」から「お盆の8月中旬」までが勝負。実質1カ月で全体の6~7割を稼ぎ出さなければ儲けがないといわれる厳しい世界なんですね。また、毎日晴れてお客が押し寄せればいいが、冷夏や雨が続けば儲けが出るはずがない。天気のご機嫌に全権を委ねるリスクの大きい商売なのだ。まず、収入面から見てみる。海の家、一店舗の客は1日平均100人くらい。客単価を2000円とすれば一日の売上げは20万円。月にすれば600万円、2カ月で1200万円の売上げとなる。これが収入の全て。次に支出。飲食店経営の鉄則として、材料費と人件費とフランチャイズ料などの権利の合計は売上の60%~65%程度に抑えるのが理想。これによる支出合計は 1020万円だ。これらを全て差し引きすると、ざっくりした概算ながら、1月当りの利益は90万円と出た。しかも、これは比較的好天に恵まれたシーズンと仮定した話で、冷夏や台風の当たり年ならこんな計算は一発で吹っ飛ぶwお洒落で本格的な料理メニューに挑戦すれば客単価は上がるが、同時に原材料費や人件費もかさむ。手のこんだ店舗設計をすれば初期投資も膨らむが、一方で人気を呼んで集客は増加する可能性もある。昨日のElyさんの書いていたマイルドセブンのような一部上場企業をスポンサーにつけながら、展開する海の家が江ノ島、鎌倉には多くある。その店舗は100坪規模の大規模な店舗なので、この数字よりも大幅に収支に差が生まれる。ところで、わずか2カ月という期間で営業を終える海の家の経営者たちは、夏以外は何をしているのだろうか。ほとんどは、地元で民宿や飲食店を経営している方が多いと、「地元の同業者」が多い様子。共通しているのは「海の家だけで1年分稼ぐのは無理」という事だった。謎多き「海の家」の世界。どうやらそこには、夢とリスクが潜んでいるようですね。では