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渡米してから4年半。
昔を振り返ればきりがないが、アメリカでの日常生活、大学院、インターン に現地就職とやってきたことで相応の語学力は自分でたたき上げてきたと思うし、まぁまぁよくやっているほうなのではと思う。 今日会社から昇給の知らせを副社長からもらった。 去年から1年間やってきた業務成績を会社が正当に認めてくれたからこその昇給であり、それはそれで嬉しい。 昇給査定にあたっては、弊社では毎回マンツーマンでボスから過去1年の業務成績に関して評価を聞くという慣わしがあるらしく、私も副社長と本件に関して呼び出された。 日本アーティストとの契約の成功などをねぎらってくれた上で、今後の課題としていいわたされたのが「英語でのコミュニケーション スキルのアップ」。 私は会社で唯一の外国人で、ネイティブから聞く私の英語は意志疎通に問題ないレベルであるが、ネイティブのような100%パーフェクトな語学力ではないのが現状であり、副社長から「これは批判として言っているのではないのだが、今後アメリカでビジネスを成功させたいのなら、我々と“同等”のコミュニケーションスキルが必要だ。今後もっと他社とのやり取りも出来るようになって仕事に幅をだしていって欲しいという願いもあるからね」と、これまたビジネスに関しては妥協を許さない厳しい副社長ならではの単刀直入なアドバイスをもらった。 英語でのコミュニケーション力の不足。 自分でもわかっているが、めんとうむかっていわれると「だよねぇー」と反省。 しかし「もうちょっと頑張ってくれ」といわれるのではなく「我々と同じくらいの語学力を磨いてくれ」と言われたことで、今日身をもってアメリカビジネス社会で働くことに外国人であるということの「甘え」や「妥協」は許されないのだという厳しさも知ることができた。 いや、むしろ会社で働いている以上、外国人としての特別優遇などない。 殊に日系会社ではない現地資本会社なので、英語ができて全くもって当然であって、なんら「得意技能」でもない。そのうえで仕事でユニークな成果をあげることが求められているのだ。 生活している中で語学で困ることはもうないし、日常のコミュニケーションだって問題ない。 しかしそうした「慣れ」が自分の語学力に対するハングリー精神を萎えさせてしまっている事実もあったことは、やはり恥ずかしいことだと思う。 語学の上達は初心者なら目をみはるほどの大きな上達が短時間で可能であるかもしれないけれど、ある程度できている段階でもう一段上のステップに登りつめるには、相当の努力が必要でもある。 塩ひとふりの加減で料理の味が大きくかわるように、今の自分の語学力にもそんな巧みな「ひとふり」が必要であり、それこそが大きな違いを生むような気がする。 自分の語学力はまだ磨く余地があるのだということを改めて知った今日はある意味大きな収穫であり、前進であると思う。 「外国人にしてはできる」という言葉を金輪際褒め言葉として受け止めずに、むしろ語学力アップを狙うんだったら、「彼女はネイティブと同等のスキルがあってなんら問題ない」と言われるくらいに、明日からもっと勉強して磨きをかけたいと思う。
Last updated
November 11, 2005 07:12:13
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