今日の大発見、岩舟・赤麻の「内務省軽便鉄道」の終点
足を向けてはいないですが、帰った後、昔の航空写真で終点が特定できました。終点は 東赤麻樋管 のやや東南あたり「内務省軽便鉄道」は岩舟で採取した石材を東赤麻まで運び、その終点付近にあった河岸で船に積み替えていた。このあたりには、渡良瀬川の支流からさらに分かれた支流がひかれていたのです。決め手になったのは、国土地理院の 地図・空中写真閲覧サービス周辺の1941年、1961年の空中写真でその痕跡を確認できました。「内務省軽便鉄道」は1929年廃止でしたが、おそらく30年以上、遺構は残っていたんですね。資料に乏しく廃線で、長い間謎でしたが、答えが見つかって、よかった。追記下の写真は、終点付近のやや南から撮影したもの。とてものどかな場所です。その昔は「赤麻沼」という大きな沼がありました。渡良瀬遊水地を作るために、この沼は水路を掘って水を落としていった。その水路の終点が同じく、石材運搬用に作った軽便鉄道の終点にもなっていたのだろうと思います。渡良瀬遊水地建設の悲しい歴史とともにあったこと後世にも語り継ぎたいです。