2014年のブラジルワールドカップを目指す、アジア最終予選の組み合わせが決定。日本は、アジア3次予選で北朝鮮、ウズベキスタンに敗れて。FIFAランキングは33位。20位のオーストラリア、30位の韓国がシード。第2シードになったことで、どうなるかと思ったのだけれど。組み合わせは、以下の通り。

<グループA>
韓国　　　　　（30位）
イラン　　　　（51位）
ウズベキスタン（67位）
カタール　　　（88位）
レバノン　　 （124位）

<グループB>
オーストラリア（20位）
日本　　　　　（33位）
イラク　　　　（76位）
ヨルダン　　　（83位）
オマーン　　　（92位）

　正直言って、これはラッキーなんじゃないのかな。A組、B組とも中東勢が3カ国入っている点は同じなんだけれど。日本が苦手なイランはA組。さらに日本が最終予選で勝てなかったウズベキスタンもA組。3次予選で敗れたことのあるレバノンもA組。最近、売り出し中のカタールもA組。なんか苦手な国がどれもA組に行ってしまったような感じ。

　B組で最大の強敵は、オーストラリアなわけだけれど。ワールドカップに出場するには、このグループで2位までになればいいわけで。顔ぶれを見れば、オーストラリアと日本が1位、2位を争うのは目に見えている。あえて言うなら、ダークホースはジーコ率いるイラクくらい。さらに運がいいのは、スケジュール。

　年内の日程を見ると。
06月03日　第1戦　対　オマーン戦　　　（埼玉）
06月08日　第2戦　対　ヨルダン戦　　　（埼玉）
06月12日　第3戦　対　オーストラリア戦（Away）
09月11日　第4戦　対　イラク戦　　　　（埼玉）
11月14日　第5戦　対　オマーン戦　　　（Away）

　6月の3連戦は、Home、Home、Away。Homeでの戦いを2戦続けて、次はオーストラリア。それも、オマーン、ヨルダンと弱いところと当たってからのオーストラリア戦。勢いをつけてから、Awayのオーストラリアに乗り込める。しかもオーストラリアなら時差もない。一方のオーストラリアは、初戦はお休み。第2戦はAwayのオマーンで戦って、第3戦のHomeでの試合は長距離を移動しての戦い。どう考えても日本が優位。

　この6月の3連戦さえ乗り切れれば、後がとても楽になる。心配と言えば、対戦国やスケジュールを見て安心してしまうこと。特に初戦は要注意。結構、日本代表は初戦で苦戦することが多いので。Homeでの第1戦、第2戦をしっかり勝つことが大切。まぁ、何が起きるかわからないのがアジアであり、最終予選なわけで。油断は禁物ではあるけれど。ちょっと気持ちが楽になった、最終予選組み合わせだね。