カテゴリ:カンボジア
カンボジアの南部のカンポット。静かで小さな町だ。その郊外にある洞窟「プノン・チュヌーク」と,その行く途中の様子だ。その5回目。
途中の畑には,いろいろなものが植えられている。 少年が,「これは,バジル」,「こっちはミントだ」とちぎっては食べるように勧める。何枚かを食べた。畑によっては,肥がそのままかかっていることがある。ここはどうか知らないが,ちょっと心配になった… 振り返ると,2人乗りの女の子が通りかかる。ということは,この向こうに民家が?? 岩肌が,やっと目の前に見えてきた。 右には,受付?があり,$1または4,000リエルの料金が要る。きっちりお金を取るんやな!クメール語と英語が併記され,割り印を押したチケットもある。入るのは,その左側だ。 「洞窟と山道の,2つコースがあるけど,どうしますか?」と聞かれる。せっかく洞窟を見に来たのだ。山道は帰りでいい。迷わず洞窟を選んだ。 入り口で撮影。この時点で,VTRとデジカメを両手に持っていたが。 入り口は狭い。中は広いのか?少年が言う,「トーチはありますか?」…なに?中は真っ暗ってことか??小型のLED懐中電灯は,いつも持っている。まずは下りだ。なるほど,この通りいきなり真っ黒だ。ってことは,VTRかデジカメのどちらかは持てない。 暗いので,フラッシュを焚いてみた。ってことは,デジカメを選択したわけだ。以前なら,VTRやったけど。 上から少し光が差し込んでいるのとカメラの高感度機能でやや明るく見えるが,実際はもっと暗い。進路は一応まっすぐだが,足下はガタガタだ。まっすぐでも,両手がふさがるのは,ちょっとキツイ。 と,いきなり急な鍾乳石の崖を登り始める。少年は慣れていて簡単に行けるけど,私は慣れていない上にサンダルだ。こんなとこを登るのか!? 撮影画像は,懐中電灯の光だけだと,ブレてこんな感じになってしまう。 「ゲッ!こんなとこほんまに行けるんかいな!?」これも,懐中電灯の光だけで暗くてブレていて見にくいかも知れないが,岩がいくつも重なった崖を真上に登っていくのだ。真ん中下からやや左上の方向に登る。 なんとか登ると,少年が「バット!」と言っている。なんやろ?と見ると,コウモリだ。懐中電灯の光だけだ。 フラッシュを焚いてみた。 その下も真っ黒なので,フラッシュを焚いて撮ってみた。「うわっ!深い谷や!!」まさに奈落の底か! まだ終わりではない。この真ん中の岩を登っていくのだ。横幅は私の体が2つか3つぐらいの幅で足場もほとんど無いし,何しろ鍾乳石で滑りやすい。しかも,右側は上の画像の深い谷底が待っている! 私は体が硬いし,身軽ではない。滑り落ちたら,確実に一貫の終わりだ!!落ちたら,放ったらかしにされそうだ。こんなときは,みんな無責任になる。日本とは違うのだ。みんなが黙っていたら,私が来た証拠など何も残っていない。永遠に葬られそうだ。なんて…(^_^;)左側もゴツゴツした岩がむき出しなので,上から落ちたら骨折は確実だ。 いきなり人生の分岐点だ。まさか,こんなところで,そういった場面に遭遇するとは夢にも思わなかった。でも,人生なんてこんなもんやろな…と考えた。人生の終わりなんて,いきなり来るんやな。まあ,そうなったらなったで,私の人生はそうなるようになっていたんだろう。日本にいるから安全なんて保障はない。日本でも事故はあるし,理不尽な通り魔に遭うこともある。ジタバタ言ってもしゃあないな…短時間に,じつにいろいろ考えた。(フラッシュ撮影) 問題はまだあった。途中で上からも岩が垂れ下がっていて,思い切って登ると,頭をぶつけてケガをするだけでなく,その反動で下に落下する可能性も大きい。そんな箇所がいくつもあった。ほんまに必死で登った!! 少年は,「あなたは,上手だ!」,「すばらしい!」…なんて笑顔でお世辞を言っている。この少年たち,英語が上手いだけでなく,人を持ち上げるのも上手いようだ。 角度は少し違うが,下を見るとこんな感じだ。 懐中電灯の光だけだと… 灯りがないと,こんなに暗い。しかし,実際の見た目は,もっと真っ暗だ。 やっと,外の光景が見えてきた。もうすぐ終わりだ。上が見えても,出るまでは安心できる地形ではない。まだ,この上まで行かなければならないし。 「出たっ!」まだ上があるが,登れるのはここまでだ。ちょっと広くなっている。この横には大きな洞窟があり,小さな寺もある。“あ~生きて来れた~~!!!”…心からの叫びだった!!大げさではなく,本当に… 今までも,何回かは死も覚悟するような場面があったが,久しぶりにそんな場面だった。 …と言うわけで,こうやって生きている。 洞窟の後半は,次回に… ↓ はげみになります。 本当によいと思われた方,クリックをお願いします!! ↓2つのブログランキングに参加しています。クリックするだけでOKです。よろしくです。ぜひぜひお願いします! 人気blogランキングへ にほんブログ村>アジア旅行と海外旅行にエントリーしています。 ※ 画面が完全に出るまでに戻ると,カウントされないことがあります。 クリックで,本サイトへ! 本サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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