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テーマ:放送大学(647)
カテゴリ:発達心理学概論
「傷つきやすさ」はどこから生まれるのか・・・もともと「傷つきにくい人」とはどういう人なのか。
【ハイリスクの子どもたち】 傷つきやすい子どもたちと呼ばれる。 ・母親の教育水準の低さ ・慢性的な貧困 ・不安定な家庭(親の不和、離婚、アルコール中毒など) ・繰り返される病気 ・周産期(出産前後)の母親のストレス ・2歳までの発達の遅れ これらの中の4つい上に当てはまると、学習・行動に問題を起こしやすい。 【レジリエントな子どもたち】 傷つきにくい、柔軟性・弾力性がある子どもたち。 ・大人を困らせることがない ・発達が順調 ・親密で安定した人間関係 ・打ち込めるものがある ・生後1年間充分な注意が払われている これらは保護要因と呼ばれる。 ハイリスクの子どもたちでもこれらの保護要因があれば、 問題を起こす可能性は低くなる →支持的で安定した支援をしてくれる友人・教師に会えれば、 その子どもの自尊感情を発達させる可能性が高まる。 【問題行動と回復力】 問題行動の多くは一過性である。一度問題行動を起こしても、心理状態を 回復することができる。 立ち直ったきっかけは、信仰、けがや病気、安定した夫婦関係など。 【軽度発達障害と発達支援】 軽度発達障害の子どもたちは、これまで幼稚園や学校で「変な子」「困った子」 として得意な目で見られ、いじめの対象になることがあった。 →この問題は、軽度発達障害の子どもに関係する教師や機関の人が理解し、 適切な環境改善をすること、関わり方を変えることである程度防ぐことができる。 このような子どもたちの行動の特徴などを理解することで、準備できる。 【まとめ】 特別な配慮が必要なのは障害者の子どもたちだけではない。 「ふつう」と思われている子どもたちも、多様な特徴をもっている。 すべての子どもたちの個別のニーズにできるだけ応えられるように 関わることが大切だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.12.26 16:39:04
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