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「夏炉冬扇」

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2005/12/16
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カテゴリ:三線・工工四
三線の調弦(ちんだみ)やキー(音程)を変えるのは結構面倒だ。故に今のところ、揚げとか下げとかの曲は手をつけない。

今のところ最重要課題は、左手の運指であって、他の事に気をとられる時間がもったいない。ということもあって目をつぶってきたのだが…。

最近、三線の先輩方のブログで、「唄がぁ~~っ!」とか、「ちんだみがぁ~~~っ!」とか悶絶する記事が目に付き、気が散ってしようがないので(笑)少しだけど、まじめに考え、調べてみた。

そもそも、調弦が出来なければ、工工四を追っても正しいメロディが奏でられない、キー調節が出来なければ、「七」とか「八」とかの音を使う曲を唄うのが非常に辛くなる。というわけで、両者とも音楽の基礎だから疎かにしてよいものではないのだ。

ギターの場合「カポ」を使って曲ごとに簡単に音程を移動させることが出来るけど、三線はそうはいかない。う~ん面倒。これを克服する感覚、それが「音感」というものだ。

ということで、いままで余り意識しないようにというか考えないように蓋をしてきた、「音感」というものについて、今日はいろいろ調べてみた。

題して
「音感」
---祝!ウンチク調査委員会委員長就任記念---
ひきたいぞうさんに捧げるバラード(笑)


そもそも音感とは、「楽音の高低・音色などを聞き分ける感覚」(Microsoft Bookshelf)のことを言うそうです。要するに「あぁ、これは三線の音だ」とか「女弦の音だぁ」とかが判れば音感がある!と言うことですな。

さて、それでは巷で時々耳にする「絶対音感」なるものとは何か?これはですね、例えばですよ。風の音とか、ワインのボトルがグラスに触れる音とか、踏み切りの警告音とか自然界の音や生活音を聞いてその音が「ファ」であるとか「ド♯」と正確に判定できたり、五線譜を起こしたりできる能力をいいます。(ほとんど超能力ですな 笑)場合によってはもっと細かい僅かな半音のさらに半音くらいの音階の差を聞き分ける人もいるそうです。すごいですね。

で、こういう素養(超能力)は幼児期に音楽(楽器)を学ぶ(練習する)ことで身につくことが多く、歳をとってからはなかなか習得することが難しいそうです。(残念 苦笑)

さて、「絶対音感」という言葉に対して「相対音感」という音感があります。
これはひとつの音を基準にして、音階の差を正しく認識できることを言います。
つまり、「ド」の音を貰ったらそれを基準に「ファ」の音を正しく認識できるとかそういうことですね。この相対音感に関しては、トレーニングで身につけることは出来るそうなので、こっちを頑張る方が合理的なようです。

三線で考えると、本調子なら、調子笛(チューナーなど)でとりあえずC(ド)の音に男弦を合わせ、それを基準に中弦をF(ファ)に調子笛などを使わず合わせます(最初は、男弦のドを基準にハミングしてファの音を声に出して合わせるといいと思います。)同じやりかたで女弦も合わせます。最後に調子笛などで確認する。これを毎日繰り返すと良いのではないかと思います。

揚げとか下げ調子でも同じようにハミングして1音階上げたり下げたりするように努力すると相対音感が身についてくるのではないでしょうか。

因みに「音感チェック」を確認できるホームページがあったので、興味があったらやってみてください。
http://valse.lolipop.jp/mr-bear-crash/music/onnkann.html
因みに私、絶対音感チェック80でした(^_^)vムヒョヒョォ~
TOPページはこちらhttp://valse.lolipop.jp/mr-bear-crash/

それでは最後にウンチクを一発

ご存知のように、音の高低は、音の波の周波数によって決まります。この周波数も人が聞き取れるのは20Hzから20kHz(20,000Hz)と言われています。
音楽的には12音階の基準になるのは440Hzとされています。

440Hz=「ラ」=Aです。で、1オクターブ下の「ラ」は220Hzさらにオクターブ下の「ラ」は110Hzです。逆に1オクターブ上の「ラ」は880Hzになります。

因みにNHKのポッ・ポッ・ポッ・ピーンという時報は、440Hz・440Hz・440Hz・880Hzなんですって。知ってました?





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最終更新日  2005/12/16 06:31:21 PM
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