新政酒造 The Great Legacies 2024

2023年12月07日

テーマ：たのしいお酒飲んでますか。(12169)

カテゴリ：新政酒造限定酒

新政酒造2024干支ボトルのデザインコンセプトの発表がありました。

（新政酒造 The Great Legacies 2024）蔵元のXより引用

（以下、蔵元のX（旧twitter）より引用
『
＜デザインコンセプトについて＞
さて、2024年の干支は「龍」です。弱冠22歳の当社専属デザイナーの浅野佑太氏のアイディアにより、「茅の輪くぐり」を龍の身体で表すことにしてみました。

(ちなみに、新年しぼりたてのコンセプトにおいて、デザイナーさんのアイディアを採用したのは、今回が初めてです)

「茅の輪くぐり」とは神社における厄払いの儀式です。たしかに2023年秋から始まった当シーズンは、まさに「厄払い」してもらいたくなる出来事に満ち溢れています…。

まずは杜氏である植松誠人氏が、奥様の実家の事業を手伝うため、退職することになってしまいました。
植松氏には、外部顧問になってもらいましたので、困ったときには相談にのってもらえるのですが……
実質、酒造りは全く新しい布陣での心許ないスタートとなってしまいました。

さらには気候変動の影響により、原料米の収穫量が二年連続で減少しています。昨年は二割減におよぶ大減収でしたが、今年はさらにそれよりも減ってしまったという壊滅的な状況です。

また、質も問題です。いまだかつてない暑い夏と、長い日照りの影響で、昨年以上に醸造しにくい品質の米になりました。急造チームで、この状況に立ち向かうのは大変困難なことです。

(とはいえ当蔵は、こうした困難なシーズンに強い傾向があります。わたしも久しぶりに、もろみ管理をすることができて、かなり楽しんでおります。出来栄えはどうかわかりませんが、楽しみにしていてください)

さて、このような背景から、最終的に本年度のデザインには、「厄払い」と同時に、旧体制との決別の意志、そして新しい酒造りへの意欲といった前向きなテーマも合わせて盛り込まれることになりました。

最終的に「龍」の身体は、永遠を表す「ウロボロス(自らの尾を噛む蛇の象徴)」、ならびに無限の可能性を示す「メビウスの輪」をも暗示させるものになりました。
またかつての製造トップ（杜氏）を表すシンボルとして作られた「六道印」と「六花印」を、彼らの功績を讃えて、龍に抱かせるように配置しております。

こうして "The Great Legacies 2024" が誕生いたしました。

このようなバックグラウンドを持つデザインですので、よろしくお願い申し上げます。
』