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ガールフレンドが日本に向かう機内でふくらはぎと胸の痛みを訴え、エコノミークラス症候群の病状ということになり、東京の病院に入院することになった。
エコノミークラス症候群というのは長時間、座席に同じ姿勢で座ったままでいることで、膝の裏あたりの静脈の血が流れにくくなり、血の固まりができてしまう病気だ。彼女のように心臓が弱い人がいる家系や経口ピルを飲んでいる人はかかりやすいらしく、精密検査をして一週間は入院しなくてはならない羽目になった。大切なミーティングもすべてキャンセルだ。 血の凝固した部分は身体の中を移動して、心臓発作などの致死的な結果を生む可能性があるため、彼女はかなりパニックしていたようだった。2日経った今はちょっと落ち着いたようだが、歩くことは許されていない。血の凝固が移動しないような薬品の入った点滴を受けているようだ。検査結果の如何によって私は東京に行くかもしれない。 数年前にマスコミで大きく報道されたのは、オーストラリアからロンドンに飛んだ28歳の女性が亡くなった事件である。その事件はかなり喧伝されたため、ゆっくりとベッドのような座席で旅行をすることのできるビジネスクラスの広告が目につきだした。人によっては、「航空会社が稀な病気を利用して、ビジネスクラスにアップグレードをする客を増やそうとする陰謀だよ」と言っているらしい。 しかし、私のガールフレンドと一緒に日本に行った同僚の知り合いでは2人が入院している。インターネットで調べたところ、航空会社が利益率を上げるためにエコノミークラスのサイズを数センチずつ小さくしているという調査結果があり、ディスカウント海外旅行の普及でこの「エコノミークラス症候群」はさらに発生率があがっているようだ。 この「エコノミークラス症候群」というやつは、機内での時間の過ごし方によってはある程度予防が可能であるらしい。以下は日本語のインターネットで調べた予防方法である。 「2~3時間に1回は、少し離れたトイレまで歩き、軽く屈伸運動をしましょう。座ったままシートベルトを緩めて、足をこまめに動かすこともお勧めします。1時間に1回は3~5分くらい、かかとの上下運動をするとよいでしょう。 また、水分を適度に取ること。1時間にコップ半分くらいの水やジュースで水分補給すると良いでしょう。アルコールやコーヒーは利尿作用があり、脱水症状の原因にもなりますので、控えてください。 きつめの服を避け、ゆったりした服装でリラックスする。血行が悪くなるので、窮屈な姿勢をとったり、足を組んだりしないように気をつけましょう。また、不自然な姿勢で寝込まないよう、睡眠薬は控えてください。」 みなさんも海外旅行で長い間飛行機に乗るときには気をつけてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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