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人物に最適なズーム値を検証するかも☆

人物に最適なズーム値を検証するかも☆

Shadeのカメラにはジョイスティック操作項目としてズーム値
あるよ。
カメラで言う所のレンズの焦点距離にあたるもので、専門書
などは軽く流してる項目だけれども、人物作成する場合には
無視できない重要なパラメータだよ。
(※画角のこと。50mmは標準、28mmは広角、180mmだと望遠)

Shadeのモデリングでは図形ウィンドウの透視図を見ながら
平行投影された正面図、側面図、上面図を弄る。
透視図は距離感のある世界で、一般的な35ミリフィルムでの
焦点距離50mmがデフォルトで設定されているかも。


はたしてこれは最適な設定なのだろうか?


Shadeが模倣している一般的な35ミリフィルムカメラの考え方
をふまえて、検証してみたよ。
‥‥……━
【検証1】ズーム値によるオブジェクトの歪み

ズーム値によるオブジェクトの歪み
球体に疑似集合演算で同じ線幅の四角形を反映させたよ。
応顔をイメージしてるので、円の幅約15cmになっていて、
画角に関係なく球オブジェが最大になるように画像生成。
■青色=顔輪郭  ■黄色=目・口  ■赤色=鼻
のオプジェクトだと思って歪みを見て欲しい。

平行投影は歪み0なので全ての色が綺麗に並んでいるが、
距離感が無いので通常細くなる奥まった白色部分が広い。
28mmは論外。これ以上の広角はTheDogの世界。
人間の視覚に近いと言われる50mmも青色部分に歪みが
かなり残っているのが解ると思う。
黄色部分から内側を使う必要あるかも。
奥行きを考えると50mmと80mmの色幅バランスは人の見え方に
近いと思われる。(奥まった部分ほど遠近法により細くなる)
180mm,300mm望遠は歪みはないけれど立体感に乏しい。

【検証2】ズーム値による距離感
ズーム値による距離感
人?のオブジェ=身長1m木(のつもり)=高さ3m
10m離して配置してみた。
画角に関係なく人?のオブジェが最大になるように画像生成。

平行投影は距離値が無い状態なので、人1m、木3mとして
そのままの大きさで画像が生成される。
28mmは遠近感が誇張され、木が遠く小さくなる。
また周辺の歪みが大きくて人の顔(球)が歪んでるかも。
50mmはかなり自然で、人の見え方に近いってのもうなずける。
80mmも同じく自然で、この辺りから中望遠の望遠レンズとなり、
圧縮効果ってのが効いてくるよ。
中望遠だと少しだけれど、望遠レンズと同じく10mの距離が視覚的
に圧縮された感じが出てくるのだ。
写真では主に背景を整理したり、迫力を出すために使われる。
人物ではどうかと言うと、実験画像だと50mmが適性だけれど、
難しいのは、カメラ≠(等しくない)肉眼な事で、一般的に人と対面
した場合、肉眼の視野は80mm
だとも言われている。
結局50mmでも80mmでも正解と言うことになるかも。
以上からkamoは歪がより少ない80mmでモデリングしているよ。
現在(2008年頃から)61mmを常用してるかも。


【検証3】肉眼とカメラの見え方(うんちく☆)
※気が向いたら読んでね

‥‥……━

これだけだと良く判らないと思うので、kamoが人物顔をアップ
で生成していて感じた事
を判断材料に加えるかも。
(あくまでレンダリング画像を見ての所感だよ)
‥‥……━
広角:遠近感が強調され、鼻はピノキオ。顔の輪郭は丸まり
   おたふく風邪にかかったようになる。

標準:広角ほどではないにしろ、顔の輪郭は丸まって違和感あり。
   遠近感は良好。顔パーツの見え方に違和感はない。

望遠:顔の輪郭に違和感はないが、目や口などのオブジェクトが
   顔の中心に寄ってくる傾向あり。のっぺりした感じ。
‥‥……━


【結論】
モデリング時は50mmから80mm程度が最適だと思われる。
kamoは常に80mmで製作しているかも。
現在(2008年頃から)61mmを常用してるかも。
また人物顔をアップで作成する時は、対象を小さめにレンダリング
して後でトリミングしているよ。歪みが無い部分を極力使ってる。

50mmの場合は透視図枠に対してオブジェクトを小さめにして
中心寄りに配置すると歪みの影響を減らせる。

間違えても平行投影画像で顔のバランスをとってはいけない
あとは透視図空間の感覚に慣れるしかないかも(^^;)


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