721720 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

JE4QGF Blog

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012.08.26
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
 二年ぶりにハムフェアにいってきました。今年は例年より遅めに自宅を出発、また飛行機でなく新幹線で東京入りし、14時前に会場に到着しました。震災直後だった昨年の様子はわかりませんが、私の知る限り今年の参加者が特に多い/少ないということはないという印象でした。

 メーカー展示では、数日前にアイコムから発売の告知があったIC-7100が気になっていました。1.9から430MHzまでのモービルサイズのアンテナチューナの内蔵がないDSP機で、サイズも含め7000とよく似ていました。7000との違いは、ディスプレイ部が本体と分離する前提の設計になっていて両者を合体できないこと、また操作インターフェースにタッチパネルを採用していることです。アイコムの方にうかがうと、IC-7000の後継と理解してもらってよいが、同機とはLCDがモノクロである点が異なり(セールスポイントが弱く?)one-by-oneの置き換えではないというような話でした。7000を継続生産するかどうかも未定とのこと。

 個人的にはLCDの色などどうでもよいのですが、ディスプレイの色の有無はメーカとしては重要な仕様差である様子。また操作方式について以前八重洲の方が、FTDX-3000の開発時にタッチパネルの採用も検討したが、高齢ユーザが多いことを勘案してタッチパネル化は見送り十字配置のキーをつけた、といわれていたのと好対照です。八重洲とアイコム、いずれの判断が当たることになるのでしょうか。なお瑣末なことですが、IC-7100のタッチパネル操作で出てくるサブメニューは、フォントやレイアウトがまだ今一歩洗練されていない印象でした。

 もうひとつのお目当ては、FTDX-3000です。今回この機種はアンテナをつないだ数台のデモ機がおいてあって実際に触ってみることができました。短時間聞いてみた印象ではFTDX-5000を継承しているという能書きに違わず、極めて静かな暗闇の中から符号だけが浮かんで聞こえる感じで、とても快適でした。bells & whistlesとしては、モニタの端に小さなAF信号のスペクトル表示がついており、チューニングやフィルタの設定等を大いに助けてくれそうでした。固定の運用ならPCでやればよいようなものですが、TRXについているのは実用上大いに便利だろうと思います。にくい気づかいです。

 いまFT-1021を使っているがこれより良いと言い切れるか?と説明の方に聞いてみると、’良い。自身を持っている。’、と。考えてみれば20年も前の無線機に劣ると答えられるはずもありません。愚問だったと反省しつつ、さらにFTDX-5000との違いを尋ねると、ルーフィングフィルタの特性、サブ受信機機能の省略、メータ部分のLCD表示化、あたりが違っており、これらコストダウンを行いながらも5000にせまる性能を安価に実現した、とのこと。カタログにあったミキサのトランジスタの数の違いは?とさらに問うと、これは’大出力のオーディオアンプを余裕を持って使うか、出力の小さなアンプで音を出すか、の違いのようなものだ’との話。この答は、残念ながら私には意味不明でした。

 八重洲のブースを離れる際、Yaesuのロゴ入り帽子をいただき、しばらくうれしくて仕方ありませんでした。しかし後で冷静になって考えてみると、この帽子をかぶるシチュエーションがあまり想像つかず、ひょっとすると死蔵してしまうことになるかもしれません、hi.ただこれまでのところ、FTDX-3000はかなり出来がよさそうな印象で、久々に主力無線機の入れ替えを考えてみてもよいかな、という気持ちにはなっています。

 ケンウッドのTS-990も、今回アンテナをつないで状態で展示してあったのですが、人気機種だけあって残念なことに触ってみるチャンスはありませんでした。990の説明のなかで、サブ受信部はTS-590のものを使っているとありました。が、実際には回路の流用があっても、老婆心ながら、990の将来の顧客も590のユーザーもこの事実はあまり聞きたくないのではないかと感じました。あえて言わなくても良かったのではなかろうかと。なおあまり私がこの機種がほしいという気持ちにならないのは、価格が高いこともさりながら、ケンウッドがしばらくアイコムや八重洲のハイエンド機に迫る機種をもっていなかったので、ケンウッドの高級機に対する心配、のような先入観が私のなかにできてしまっているからかもしれません。

 一般のブースは今年も盛りだくさんで、夕方まで退屈することがありませんでした。KCJのブースでは、従免の試験以来ほぼ30年ぶりに印字機で記録させていただく機会があり、少し緊張しました。印字されたテープを見るのは初めてですが、自分の符号を視覚化してみると結構汚く、修行不足を感じます。今回、KCJのブース以外にも、何箇所かでキーがおいてあるのをさわった感じでは、どれもスプリングがかなりやわらかい設定になっていました。私はもう少し硬めのほうが好きなのですが、ひょっとすると私の強すぎるスプリングが、いつまでも送信が上達しない一因?なのかもしれません。

 なおキーといえば、今回GHDのブースにはバグキーがおいてありませんでした。社長さん?が言われるに、バグキーは作っても全然売れないからやめたと。でも作ることはできるので価格を含めて相談には乗るとのことでした。特注するほど欲しいわけではありませんが、作っていない、といわれるとこのメーカーのバグも欲しくなってきます。いい年をしたあまのじゃくではあります。

 夜は、’サテカス’の飲み会にお邪魔させていただきました。総勢40局近く、サービスする側、追いかける側とも、AJAやサテライトの、特にCWをやっている主要な局が全国から大集合、という感じでした。今回参加された局から、これまでにいただいたポイントは数え切れません。いつもお世話になっている局のコールサインと顔、名前がまた何局か新たに対応付けられました。

 飲み会の話題のひとつとして、ローバンド移動用の簡易なホイップについて複数の方から情報をいただきました。いずれも短縮によるインピーダンスの低下は特に補償せずとも良好なSWRを得ているとのことでした。また、車のボデーに加えてカウンタポイズの追加が有効とのヒントも。1.9/3.5向けに私が以前作った7mほどのホイップは回り込みが解決できないまま本格投入できずにいるので、回りこみ対策のほか全長の短縮、7/10MHzの追加等とあわせて、この冬にかけて改良に挑戦してみようと思います。この飲み会、年々規模が大きくなってきており幹事の皆さんはアレンジが大変だったことと思います。でもこの貴重な機会を与えていただき、とても感謝しています。

 二日目は、朝ほんの少しだけ会場に顔を出した後、街歩きをして帰途に着きました。今回のハムフェアで、このところ減退気味だった電波を出す意欲がまた復活してきました。有意義な週末になりました。

 以上、新幹線の中で暇に任せて書いていたら、ずいぶん長い駄文になってしまいました。もしここまで読んでいただいた方があったら、お付き合い、ありがとうございました。
CW Code





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.08.26 20:55:51
コメント(8) | コメントを書く


PR


© Rakuten Group, Inc.