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2019.09.07
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カテゴリ:無線機器
 今年のハムフェアで発表された​IC-705​は、久々にちょっと気になる無線機です。

 アマチュア無線機の客数が極端に減っていると思われる中、利益を出すために
必要なことは理解できますが、昨今は平気で50万円を超える高級機ばやりで、
これに見合うアンテナが用意できない私は、残念ながらこうした固定機は無縁です。

 また移動向きの無線機も、最近のものは大きさや消費電力とも、車載前提のものが
ほとんどだったので、QRPに割り切りながらも本格的と思われる受信部をもつIC-705には、
おもわず食指が動きそうになります。

 HFから430MHzまでをオールモードでカバーするのはFT-817と同じですが、これと比べると、
DSP機なのでIFフィルタを買い足さなくてよいのと、スペクトラムスコープを積んでいる
ところがアドバンテージかと思います。

 ただし、FT-817を使ってきた身からすると、HFでQRPの移動ををする機会は
少ないことと、個人的にはトランスバータと併用して1200MHzに移動で出るのが
まあまあ大変なので、私としてはHFはなくてよいので、代わりに1200MHzまで
出ることができれば即予約、となるところでした。

 もっとも、IC-9700で1200MHz標準装備の英断を下してくれたアイコムも、コストを
抑える必要のあった705で、このバンドを付けたり、ユーザの数を稼げるHFをはずしたりは、
さすがにできなかったのでしょう。これは仕方ありません。

 またスコープは、今どきの新機種として、是非積みたかったものと思いますが、
移動で使うのであれば、むしろスコープがなくてもよいので少しでも消費電力を
抑える設計にしてほしかったと思わないでもありません。

 IC-705の回路構成は、ダイレクトサンプリング、ということが公表されている
くらいです。おそらく430MHzまで全バンドともダイレクトサンプリングして、
430と144はIC-9700と共通、50MHz以下はIC-7300と共通で、デジタル的に36kHz?のIFに
落として多バンド切り替えを行う構成ではないかと想像しています。

 少し前なら初段のプリアンプやミキサ、またこの後のルーフィングフィルタ等で
受信性能も大きく差がついていたものですが、RFからそのままサンプリングできるように
なった今、プリセレクタで近接信号の除去をする余地はあるものの、AD変換部の
ダイナミックレンジを高くするほうが、おそらくアナログ回路でプリセレクタを構成
するより安くできると思われ、そろそろ超高級機の存在意義が薄れていくような気がします。

 あらためてこのIC-705を、手元のFT-817と比べてみると、重量は1kgほど、価格は
10万円程度?、運用できるバンドはHF-430、という基本的なところはほぼ共通、
あと移動用としての私の使い方で気になるのは、電力がどうか、というところ
くらいですが、本質的な差はあまりないと言わざるを得ません。

 けれど、新しい無線機として、とても魅力を感じているのも事実です。来春とも
いわれている発売までの間に、ほしい気持ちが膨らむのかそうでないのか、
引き続きいろいろ情報集めてみたいと思っています。





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最終更新日  2019.09.07 18:39:00
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