恋人への手紙
ブルースカイの続きはA子ちゃんとの想い出話なので、またいつかね。今日は「恋人への手紙」チューリップ。「ブルースカイ」のB面です。「チューリップ・ガーデン」と企画物の「チューリップ・シングルス」のアルバムには収録されてるけど、基本的にシングルのみです。 オイラにとってはチューリップの曲ではベスト10入りです。ミャ~ミさんが「死ぬほど好きな曲」と書き込んでくれましたが、オイラも負けずに好きです。(キッパリ 何がいいかって?メロディ、アレンジ、歌詞、演奏、想い出。5点盛りである。実に豪勢だ、めったに無いよ。何の話じゃ?まずは聴きなはれ。胸にせまる名曲ジャスラックにお金払ってないので、歌詞を載せるのは違法なんですがこの曲は歌詞を読んで頂かないと、素晴らしさも半減。なので確信犯で期間限定で載せてしまいます。財津先生すみません。シンコーミュージックさん、すみません。1977 by SHINKO MUSIC PUB.CO.,LTD財津和夫 作詞恋人よ もう眠った頃かい僕は今 都会の片隅荷物を片付け やっと落着き煙草ふかして手紙書いてる汽車を待つあいだ お茶飲んだ君とよく通ったあの店マッチに見つけた ふるさとの文字君は何故ここにいない この赤いマッチ箱の中 詰まってた二人の想い出 今残るこの一本だけを 手紙につめて送るよ恋人よ この手紙が着く頃僕はもう仕事の中だろう文字にふれても涙は流すな僕は笑って汗を流してる月明かりに揺れてるように窓越しに浮かぶつゆ草よ君を抱いて めざめた窓辺にもつゆ草が青く揺れてた 何もかもうまく行くなんて そんな恋は信じたくない 今はただ このつゆ草のように 季節を君に伝えよう アレンジはシンプルです。アコースティック・ピアノローズ・ピアノソリーナ・ストリングス・アンサンブルアープ(ARP)のプロ・ソリスト(多分この音はミニ・ムーグでは無い)エレキ・ギター3本(3トラック)エレキ・ベースドラムアープはホーンのプリセット音で、イントロと間奏のみ。ギターは左チャンネルで、ナチュラル音(エフェクターなし)で淡々とセンスのよいリフ。もう1本が軽いオーバードライブ(もちろんアンプの)でコード弾きを裏打ち。間奏では「泣き」のおとなしいソロ。ベースも唄ってます。吉田さんに拍手。ドラムも、いつもの上田さんらしく、必要最低限かつ的確なフィル・インがお上手(パチパチ この曲の楽器、アレンジの「キメ」はローズとソリーナです。ローズはカランコロンとイコライジングで低域をカット。その分A・ピアノが「ユニゾン」といって良い位、ローズとほとんど同じタイミングでコード弾きしてます。オイラがローズを買おうと決心したのは、この曲を聴いたからです。「遠い灯」や「私の悪いくせ」の影響よりもね。けっしてオフコースの小田さんを真似た訳では有りません。(笑 そしてソリーナ。日本に限らず多くのミュージシャンに愛された、ストリングス・アンサンブル。要は、弦の音を真似た電子楽器です。詳しく書くと矩形波にフィルター掛けてるだけなんだけど、三相コーラスの回路が素晴らしかったのね。その後ソリーナを真似て、色んなメーカーが多くの機種を出したけど人気は衰えませんでしたね。一般的に弦の音を出す時は「のこぎり波」を使うんだけど、また違った雰囲気です。ヤマハのSS-30もきれいな音だったけど、高音域はソリーナに勝るものは無いとオイラ思います。チューリップはアルバム「無限軌道」で使い始めて、1978年まで使いました。その後はコルグのPE-2000がアルバム「Upside down」で大活躍したしそれ以降は上記のヤマハSSを使いました。 やっぱりソリーナがノイズが多いのと、多分壊れたのでしょう。日本でソリーナを一番美しく使ったのはチューリップです。(キッパリ ローズとソリーナのコンビで素晴らしい出来の曲になりました。 歌詞も素晴らしいでしょ?そうでもない?汽車を待つ・・なごり雪じゃないよ。汽車なんて、よい響きだと思いませんか。で・ん・しゃ より。恋人へ手紙書くなんて、もうないんだろうな今の若い子。メールとは、また違った「なにか」が伝わるんだけどね。手書きはね。いつでも携帯で連絡取れるのが幸せか?うーん、ジジイめいてきたね。やめよう。以前も書いたけど「心の旅」の時の「故郷に残してきた恋人」への思いと全然違うよね。財津和夫先生の心の変遷は知りませんが(苦笑この頃はまだ、あべ静江と「いい仲」だったと思う。どこか「水色の手紙」と対になってる気がしませんか?しませんか?ほんとに?そーかな? この曲の想い出を書くと、またパソコンのキーボードに涙が落ちてしまうので、また今度ね。(なんてねでも、たまーに思い出したように自宅のローズでこの曲を弾き語りするんだけど、もちろん家に誰もいない時(大笑)不覚にも鍵盤に涙が落ちそうになるんよ。じゃあ、自分で勝手にしんみりしてしまったので・・・黒川智花ちゃんの顔を見てから寝ましょう。御馬鹿。あばよ!