|
カテゴリ:ミラクルな日々
あれはまだ長男が大学生の頃でした。
Ureさんがコンピュータガンガンでドクターストップと言われ、 デザイン事務所を閉めて、自宅に荷物を移したときの事です。 「拓哉、ちょっとハハにつきあってくれない?」 荷物を片付けるのに、本棚を買いたいなと思って もしかしたら、キットのものがあって、手持ちで持ち帰れるかもしれない…と そう思ったんです。 『いいよ』というので、その当時、盛岡にある「東京インテリア」という大きなショップに 二人で行きました。 一階二階と回り、あるコーナーで… 拓哉が本棚に置かれている本をスっと、手に取りました。 (よく、見本のように二、三冊の本が置かれていることがありますよね) そして 『これ、俺のだ』 と言いました。 「え?なに?」と言って見せてもらうと これでした。 中を開けると名前が… 「え、なんで!なんでこんなところにあるのよ!」 と私は驚きました。 彼は「まあ、いいや」と言って 売り物の本棚に返しました。 聞いた所、確か小学一年の国語の時間に 一人一冊ずつ自分の好きな本を持ってくる事になり この「はじめてのテスト」を教室に持って行った記憶がある、ということでした。 その後のことは一切記憶に無い… そして20歳になった今、こんなところで偶然の出会いをしてしまいました。 まるで小学一年の息子がそこに現れたようで…………ギョギョ! (ええ~、こんな不思議な出会いってあるわけないじゃない!)と思ったのですが 自分の本棚探しもあり、 (まあいいか)と 別のコーナーへ移動してしまいました。 結局買わずに自宅に戻りました。 その後、じわじわと奇妙な感覚が湧いて来てしまいました。 (あの子をほっておけない!)という感じです。 翌日東京に行く事になっていたのでもうだめかな、と思っていましたが 東京でケータイで、盛岡の「東京インテリア」の電話番号を聞き出し 売り場の方を呼び出し、 (実はこれこれで………(汗))と説明し 事務室に取っておいてもらう約束をしました。 4.5日して、盛岡へ帰ってさっそく訊ねると 「これですね」といって手渡してくれました。 …………この絵本は12年間どのような道をたどり、もともとの持ち主に出会ったのでしょうか? これは私の唯一の宝物です。 そして、 明日(今日になっちゃった)、Ureさんは役者を目指し上京し、 バイトの日々を過ごした息子の舞台を見に東京へ行きます。 これを思い出したのはあの本が昨日届いたからでした。 シンクロニシティが起きるとき ちなみにこの本には シンクロニシティがおきるのは 遊び心があるイマジネーションが現実に引き寄せる。 とありますが Ureさん思うに、やはり こころのチャンネルの合わせられた状態…それはほんの少し動かしただけなんですがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ミラクルな日々] カテゴリの最新記事
|