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感染ルンです。。。

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2008.09.18
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カテゴリ:ライカ

えー、先日より銀治の脳内メーカーとしては、「ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.」70%、「入手可能なのか」15%、「仕事」10%、「その他」5%となっています。アホだ。

さて、16日ライカ社のサイトにアクセスしたら、しっかりと「ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.」他新機種の情報が開示されていました。英文だけかと思ったら日本語もあったので、ライカAGもなかなかやるな、と。>あえて本日はノクチルックスと書いていません

アクセスが面倒なので以下引用


人の目を超えた明るさ


レンズ設計の歴史に名を刻む新レンズ、ライカノクティルックスM f0.95/50mm ASPH. が誕生しました。このレンズは、1975年の誕生以来30年以上にわたって親しまれてきた名レンズ『ライカ ノクティルックスM f1/50mm ASPH.』の後継モデルです。光学系とメカニズムの最先端技術を駆使して前モデルに大幅な改良を加えたほか、"光学系の壁"である開放F値1を超える明るさを実現しています。驚くべき明るさを達成しながらも、前モデルとほとんど変わらないサイズを維持しています。また、クリエイティブな作画を可能にする特長として前モデルで好評を博してきた、絞り解放で被写界深度をきわめて浅くできる性能もしっかりと受け継いでいます。さらに、新たな特長として、 2004年に登場した『ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH.』と同様に、絞り込んだときでも高い描写力を発揮する性能も備えており、これまでに製造された標準レンズでは最高の1本といえます。また、定常光を活かした撮影にも便利で、人間の目よりも明るいという性能が威力を発揮します。近接撮影での優れた描写力を実現するフローティングシステムも採用しています。さらに、前モデル以上に確実に口径食と歪曲収差を抑えるように改良されています。


LEICA M8.2, ISO 320, f/0.95, 1/90 s

Copyright (C) 2008 Leica Camera AG, All Rights Reserved.

以上引用終わり。


写真がでましたねぇ。しかもちゃーんとM8.2で開放撮影しているし。

この写真を見る限り、過去3作のノクティルックスとはまるで風味が違います。M8.2なのでサイズが1:1.33とフルサイズに比べて周囲がわからなくて残念ですが、確かに豊富な周辺光量と球面収差やコマ収差を押さえたすっきりした描写になっています。撮影場所は日中のレストランでしょうか。かなり暗い室内から相当明るい屋外へ向けて撮影しています。つまり、ある意味の逆光。それでこれだけすっきりさせているのですから、ノクティルックスに使われている高級ガラスの能力がわかるってもんです。

ワイングラス奥に注目しましょう。赤い日傘付きオープンテラスに座っている人の形が溶けまくっています。太陽光の直射パワーが人の周囲から回折でレンズへ入射しているせいか、両サイドが特に消えています。またこの写真には憎い演出が写っています。奥の白ワイングラスをご覧ください。2つのワイングラスより奥の光景が天地逆像で写っています。計算されています。

気になる点といえば、右上の柱に取り付けられている照明器具と思われるボケの形でしょうか。F0.95による撮影ということになっていますが、微妙に角が付いているように見えます。他は円に見えるので、余計な心配だとよいのですが。

それ以外としてボケから性能を読み取ると、かなりレンズの優秀さが見えてきました。冒頭の通り、収差と口径食について詳しく見てみます。

まずは僕の写真の特に赤丸をした部分についてご覧ください。


キヤノンF0.95


ヘキサノンF1.2


プラナーF1.2


ノクティルックスF1.0


光がボケによって広がりを見せる部分に、口径食とコマ収差と非点収差の複合技を見ることができます。また特にキヤノンF0.95とヘキサノンF1.2については、ボケ円の周囲に濃度の高低差があってラインを形成しています。これらが残存収差によるボケの特徴となるわけです。ノクティルックスF1.0での良い写真が無かったのでご勘弁を。

4本を見比べると中でもプラナーは確かに優秀です。しかし、周辺に向かうとさすがにコマ収差と非点収差が出てきて、円がミョーンと三角形に変化しつつ滲みが発生します。

それでは、ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.をライカ判までカンバスサイズを広げて、各レンズと重ねてみましょう。


キヤノンF0.95


ヘキサノンF1.2


プラナーF1.2


ノクティルックスF1.0


不透明度を50%にしたので、M8.2サイズとの差もわかると思います。

こうして見ると、ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.はM8.2のセンサーサイズ周囲あたりであっても、他大口径レンズに出現する口径食とコマ収差と非点収差による光源ボケの形が崩れているように見えず、非常にすっきりと形を残しながら綺麗にボケていることがわかります。

最終的にはフルサイズの端まで見なければなんとも言えません。しかしM8で写る範囲と限定し、この1枚だけ見れば、口径食や収差補正についてプラナーF1.2の能力に迫る勢いがあるようにも思えます。僕自身のプラナーF1.2の感想として、太陽光の下にリバーサルを使って撮影すると、驚くほどシャープでクリアーな色が出ると考えています。非球面ノクティルックスF0.95で同一条件による撮影をしてみたいですね。

まぁ性能については、発売当初値段を考えても、ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.はプラナーF1.2よりも2倍強しますからね、性能が2倍でも良いかと思われ(爆死)

このように考察してみると、ライカが語る「これまでに製造された標準レンズでは最高の1本といえます」は、本当に言えるポジションにあるのかもしれません。もっとも、ライカ社としてラインナップの非球面化が進む中で75年登場のノクティルックスについては、「明るいだけでライカの方針に沿わないレンズ」という位置となり、最高の技術を投入して今回登場させたように思えます。

残念ながらまだ新ノクティルックスのテクニカルデータがアップロードされていないので、非球面ズミルックスとの違いが数値的に見えません。しかしながらノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.には非球面ズミルックスと比べて「確かな1絞り明るいレンズ」を産み出すべく、ライカ社のメラメラと燃え上がるゲルマン魂(あるいはカナディアン魂)がとてつもない大きさで注入されていることでしょう。

と、ここまで書きましたが、現在の最高技術レベルからできたレンズと、今見ればかなり性能が劣る過去のレンズの両方に対して、どのようなリスペクトを持って評価するのかが問題なのです。コシナの小林社長が「そんなに性能の悪いレンズが好きですか」という言葉を投げかけつつもノクトン・クラッシックを作り上げたことは、過去から積み上げてきた技術の上に現在が成り立っているのに、ユーザーが最新技術が全てではないとしてオールドレンズに対する評価していること対するアンチテーゼを示していることでしょう。これは最新技術の特殊な例です。ライカはレンズ設計者が過去から目指したいと考えていたであろう、標準レンズの完全体へのアプローチの結果としてノクティルックスが登場したのだと考えたいです。

しかしながら少なからずノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.がお店に並んでから投げかけられる最初の言葉とは、「ノクティルックスの味が消えた」とか「以前と比べてガチガチに硬すぎる描写だ」とか「ノクティルックスはF1.0がいい。いや、F1.2はもっといい」などというライカ社にとって悲しい評価が出るのではないかと邪推してしまいます。なにしろ僕はズミクロン35ミリ ASPH.を使っていたら、業界でも有名な某氏に言われましたし(笑)

じゃあ自分はどっちが好きなの?

うーん。残念ながら答えが出ないでしょうね。徹底的にダヨダヨーンなキヤノンF0.95が作る描写も好きですし、徹底的にカッツーンなプラナーF1.2が作る描写も好きですもん。というよりも、「デジタルか銀塩か論」で何度も書いている通り、写真とは選択論の上に成立ち、カメラは最終画像を創るための道具なのです。漫画を書くときにスプーンペンなのかGペンなのかミリペンなのか、あるいはイラストレーターやフォトショップなのか。あくまでも表現へ向かうベクトルに乗せるための道具なんです。どれか1つを使い続けるも、様々使い分けるも、表現に対する表現者の選択であり、良いも悪いも、お薦めも強制もありません。ただし自分は後者なので、もしもなにかの拍子にノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.を手にすることができたなら、きっとノクティルックスM f1.0/50mmでは表現することができない世界を見つけることでしょう。あるいは、ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.でなければ見ることができない世界があるはずですし、探してみたいです。

なんだかまとまらなくなっちゃいましたが、もしかしたら過去の人類が目にしたことがないタイプの描写を創り出してくれるかもしれないノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.という存在について、多面的に考えてみました。



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Last updated  2008.09.18 08:36:15
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