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うーやん★テレビドラマ

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うーやん56

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久しぶりの日本心身医学学会は意外と楽しかった。
先週の糖尿病学会は人が多くて大変で、昼飯食べられなかった。
今回はしっかり食べました。先輩の張り切った講演を聴きながら・・。

東京駅から丸の内線で大手町、そこで半蔵門線で神保駅で降りた。
そこから歩いてすぐに会場はあった。こじんまりとした学会だ。
「情動形成とその異常の脳内機構」「東大心療内科の30年」
「全般性不安障害をどう治療するか」「What seems to Be Trouble?」
「肥満と摂食障害の分子機構」
と多彩だった。

最近のPETや近赤外線スペクトロスコピーなどの検査機器の発展で、
人間で脳の活動を非侵襲的に、連続で調べられるようになった。
完全にパラダイムのシフトが起きたのだ。
これまで、人間の精神は不思議な
ブラックボックスだった。
しかし、今は単なる神経細胞と
様々な神経伝達物質の織りなす臓器でしかない。
「パニック障害」「PTSD]も脳の機能の障害でしかないのだ。
薬は、それぞれの部位に作用して、それなりの妥当な効果をしめすだけだ。
胃薬と向精神薬は、作用として特別な違いはない。胃と脳の部位の違いだけだ。
昔、自分が夢想していたことが、明らかになったのだ。

「情動形成・・」では遅刻したので、
「パニック障害」から聴いた。PETで活動亢進領域が
示された。そして、Gormanらの仮説から説明がなされていた。
抗うつ剤のSSRIが効くのも、説明された。もちろん、仮説で、
今後の新たな事実で、どんどん変わっていくだろう、楽しみです。



パニック障害のPET像での活発な部分



脳内の各部位の関係とSSRIの作用部位



パニック障害の関連部位のまとめ



PTSDの脳内変化への説明仮説

お昼のランチョンセニナーは、大学の先輩にあたる名誉教授の話だ。
全般的不安障害について、憂慮が本質だということで、
わかりやすく講義してくれた
。本当の専門でないので、
非常に勉強になった。

昼からの、招聘講演がこれまた、面白いものだった。
まったく、スタイルからして違ったものだった。
英語で、物語の話なので、医学用語は
ほとんど出てこない。
斎藤先生の日本語訳が
あったのでやっと理解できた。
さすが、心身医学の多様性、
懐の広さ、いい加減さに感動しました。


講演者のトリシャ・グリーンハルさんの本を紹介しておく。
座長は、日本でこの分野を切り開いた斎藤清二先生です。
最初、ナラティブ・メディスンは何のことかと不思議だった。
今、EBMが流行、廃れ始める現状で、やっと理解し始めた、笑い。
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トリシャ・グリーンハル,ブライアン・ハーウィッツ編
/斎藤清二,山本和利,岸本寛史監訳
ナラティブ・ベイスト・メディスン   臨床における物語りと対話
A5判 300頁 定価5,040円(税込) 
2001年9月刊 金剛出版社  ISBN4-7724-0706-5
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 本書は医学界に強調されてきた「根拠」や「統計」「科学性」に対する補完的な意味をもつ考えであり,新しい時代にかなったパラダイム・シフトを医療者に求める,Narrative Based Medicine(NBM)の意味とその重要性を提示する画期的な書物である。
 人間はそれぞれ,自分の「物語り」を生きており,「病気」もまた,その物語りの一部である。しかし,現状の医学においては病気も,患者の物語りも,患者自身でさえ,臨床の現場から疎外され,ただの「疾患名」をもった対象にしか見られない。その疾患が医学的に治療可能な場合は問題は少ないものの,治療が不可能であったり,困難であるとき,あるいは重度の障害や高齢者のケアの場合などに,患者の語る物語りに傾聴しないことは,その人の人生の破壊にすらつながってしまう危険性をもつ。治療を受ける側が自ら語り出す「ナラティブ」を重視し,対話を臨床実践に生かすことは,医療の重要な責務でもあり,医療が患者と治療者のあいだでスムースに進み,臨床が真に確立する鍵ともなる。
 EBM(根拠に基づく医療)の研究者でもあった編者らと,医療の第一線で活躍する29名の医師等によって書かれた本書は,NBMの理論とその背景,そして実践に関する膨大な情報をまとめたもので,医師をはじめとするすべての医療関係者に役立つはずである。

http://kongoshuppan.co.jp/dm/0706_2.html

ついでに、EBMとNBMについても、わかりやすいものを無断で引用する、スマン。
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サイエンス(Evidence)とアート(Narrative)の統合

 アメリカおよびカナダの医療現場に端を発したEBM(Evidence Based Medicine)は、ひと言で言えば過去の疫学的(統計的)データに基づいた医療です。医師個人の経験や観察に頼らず、医療を客観的かつ体系的に捉えようというその考え方は、経済的なメリットもあって国内の医療現場でも主流となりました。しかし一方で、複雑に要因の絡み合った個人の病状を、データという画一的な基準だけで評価していいのかという意見があったことも事実です。

 ここ数年、EBMに対して「NBM」(Narrative Based Medicine)という考え方が出てきました。「NBM」のNarrative(ナラティブ)は物語の意──患者さんとの対話を通じて患者さん自身が語る物語から病の背景を理解し、抱えている問題に対して全人格的なアプローチを試みようという臨床手法です。
 NBMの特長としては、次のようなものが挙げられます。
(1)患者さんの語る病の体験という「物語」に耳を傾け、尊重する。
(2)患者さんにとっては、科学的な説明だけが唯一の真実ではないことを理解する。
(3)患者さんの語る物語を共有し、そこから新しい物語が創造されることを重視する。

 「NBM」は、あくまでも患者さんとの1対1の対話とそこから生まれる信頼関係を重視しています。そしてこの視点は、サイエンスとしての医学と人間同士の触れあい(=アート)という2者間のギャップを埋めていくものとして期待されているのです。
 
 医療には科学的・生物学的な知識が欠かせませんが、実際に患者さんに相対すると、それだけでは対応しきれない場面が多々あるといいます。そこで出てくるのが、NBMでEBMを補うという考え方です。
 EBMとNBMはともすると対立的な概念として見られがちですが、医療の現場では、疾患(disease)の理解にはEBMを、悩みや苦しみをともなう病気(illness)の理解にはNBMを、というような位置づけがなされています。根拠に基づく医療(EBM)と経験に裏打ちされた医療(NBM)の統合──車の両輪のように互いが補完し合ってこそ、患者さんの満足度の向上につながるものと考えられています。

http://www.emec.co.jp/hareruya/vol4/ebm_nbm.htm 


最後のパネル・ディスカッションも楽しかった。
レプチン、グレリン、オレキシンの3題話と、自分の20年前の
研究テーマのCRH(コルチコトロピン放出ホルモン)の話だった。
懐かしいな~~~やはり、大きな立派な学会がいいとは思えない。
マニアックな、こじんまりした学会が楽しいことも多い。


レプチン、グレリン、オレキシンの3題話


CRH(コルチコトロピン放出ホルモン)の話

そこで、勝手にスライドをアップしておきます。都合悪いときはメール
してください。






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Last updated  2006.05.31 16:52:38
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