うーやん★2011年10月ドラマ その2
■6位 カレ、夫、男友達 NHK
3人姉妹の愛の姿だが、父が離婚して再婚、母は一人だが父を愛している。結局5つの愛の物語だ。両親の離婚が子供に影を与えているのか、3姉妹は全く違う愛の形をとってしまう。夫を愛し虐待されても尽くす長女、自分の気持ちを曲げられない次女、愛を信じられない3女、別れても夫を愛する母、母も娘も再婚相手も愛する父・・・圧巻は木村多江さんの長女の究極の愛の形か?ユースケさんが怯えた鹿の目で妻を愛し束縛し最後は死まで! 3女の夏帆が、大胆なラブを演じ驚いた。相手役の三浦貴大さんが影もあって魅力的だった。次女の真木よう子さんの愛は奔放なのだが、ストレートで普通に見えたのは皮肉だ。最終回での結末も納得いくものだった。一気に録画を視聴したためか、いいドラマと思えた。
■7位 妖怪人間ベム NTV
ジジイは漫画もアニメも同時代で体験できたが、気持ち悪いので避けていた。ジジイになったので頑張って視聴した。3話の不老不死のベムたちが2度助けた男の話で泣けた。ここでお気に入りになった。杏さんのエロい衣装と責めセリフに魅せられた。中盤、終盤とベムたちの人間になるための謎がメインになり、各回のエピソードが弱くなった。難しい所だった。あがた森魚さん、イイ味を出していた。ジジイの永遠のアイドルの堀ちえみさんも嬉しかった。実写版に挑戦した勇気に感謝し、見事に成功したと評価したい。
■8位 しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉、創作の“世界” NHK-BS-P 11.12放送
木皿さんの「スイカ」で新しいドラマの形を見て驚いた。今回ドキュメンタリーの二人の姿に圧倒された。夫婦で一つのペンネームで描いている。旦那は病気で車椅子生活だが、制作意欲は衰えていない。挿入ドラマは吹き飛んでしまった、笑。木皿さんのドラマの秘密が少し理解できた。これからも素敵なドラマを書いて欲しい。
■9位 塚原卜伝 NHK BS-P
有名な剣豪の剣術修行を見事に描いた。地元の鹿島の神に導かれて、命をかけた真剣勝負で自らを高めていく。悪者を懲らしめて斬るのではなく、命をかけた修行なのだ。卜伝に恋する栗山千明さんが視聴者の代わりに、命のやりとりの勝負について聞きただす。「鹿島の剣を広げる」ために命をかける。少し理解しにくい点も納得した。毎回真剣勝負があって対戦相手やその剣法の奇抜さも楽しめた。携帯CMのダンケさんには驚いた。宮本武蔵との話も含めて、晩年の卜伝も見たい。
■10位 DOCTORS 最強の名医 EX
医療ドラマだが、味わいが不思議だった。序盤で、どこに向かうのか?気がかりになった。一人の医師が個人病院を改革していくサクセス物語だ。正論を振りかざすのではなく、時には看護師と敵対したり、我が儘跡取り医師に手柄を渡したり、奇策を使って自分の思いを遂げた。最後まで見て満足行くドラマだった。役者さんも医療ドラマには欠かせない比嘉愛未さんが看護師で素敵です。最近、変な人が続く高嶋政伸さんが、期待通りの演技だった。野際陽子さんと小野武彦さんのコントも面白かった。沢村一樹さんは、着実な演技で安心して楽しみました。その妻役で中村ゆりさんを見つけました。続編も期待したい。
■11位 相棒 season10 EX
いつも夫婦で楽しんでいるが、及川さんとの相棒はすっきりしない。ジジイは及川さんと水谷さんはキャラがかぶっていると思う。相棒が相棒として機能しない気がした。それでも安定した楽しさがある。今年になって鈴木杏樹さんが小料理屋を受け継いで調子が上がってきた。やはり最後の小料理屋シーンは必要かもしれない。今後を期待しよう。7話で笹峯愛さんがゲスト出演していたが、BSまんが夜話の頃とは大変身していた。全く気づかなかった。そんな発見も嬉しい。
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(ここからは短く)
■12位 蝶々さん~最後の武士の娘 NHK 11.19、26放送
最近亡くなった市川森一さんの作品だ。蝶々さんの悲恋物語を宮崎あおいさんが演じた。波乱の人生だが、ドラマを見ただけでは、当時の状況を正確に把握できなかった。士族の娘として生まれ、親と死に別れ、水月楼の養女に出され、母代わりの女将が死に、妾に追い出される。置屋の女将に身請けされ舞妓になり、現地妻となり、子供を産むが、一人になる。それだけでも、波瀾万丈だ。歴史的な知識と洞察があれば、感動は100倍になりそうだ。5話ほどにして、士族、水月楼、置屋、舞妓・・・それらの背景を説明してくれるエピソードが欲しかった。視聴者は理解しているものとしてドラマが描かれて、急ぎすぎのてんこ盛りすぎたのは残念だ。映像も演技も素晴らしいかった。
■13位 僕とスターの99日 CX
何と言ってもキム・テヒさんです。ストーリーでおかしいと思っても、キム・テヒさんを見ていると楽しくなった。せっかく桜庭ななみさんが出演しても、あの家庭の話題は今一つだった。脇も丁寧に作って欲しかった。
■14位 謎解きはディナーのあとで CX
ベストセラーのドラマ化だが、その原作がコメディ・ミステリーという新しいジャンルで面白いのだろう。ドラマもキャラも画面の作りも漫画的だが新鮮に思えた。北川景子さんのお嬢様は可愛いし、執事の桜井さんのコンビは楽しかった。料理やお屋敷のしょぼい豪華さも定番の楽しみだった。ミステリーだが、殆ど妄想だけ証拠なしで犯人を捕まえる。ツッコミたいが、コメディなので真剣にならず、笑って楽しんだ。
■15位 神様の女房 NHK 10.01、08、15放送
世界のパナソニックを作った松下幸之助のドラマだ。自転車大好きのジジイは、松下幸之助が自転車屋に勤めていたことやライトを作ったことに興味があった。ドラマは、そんなことは軽くスルーだった、笑。創業から成功までは面白いが、3話の成功してからの話は別のドラマみたいだ。3話でまとめることが無理だった。常盤貴子さん、相変わらず達者です。
■16位 愛・命 新宿歌舞伎町駆け込み寺 EX 12月17日
放送新宿の駆け込み寺の実話のドラマ化だ。主人公のキャラの強烈さを渡辺謙さんの圧巻の演技で魅せた。きれい事なしで、表と裏を走り切った主人公のエネルギーに感動した。
■17位 専業主婦探偵~私はシャドウ TBS
ラ ブコメと主婦の成長ドラマで、最後にまとまっている。旦那の職場に変装して潜入しても、すぐに分かるだろう(笑)、と思った。そこが面白みだろうが・・・ フカキョンの29歳とは思えない可愛らしさを堪能した。ただ、エンケンさん、小日向さんの企業買収ネタは、真実味に欠けて見えた。お馬鹿なファンタジー・ ネタくらいで良かったかもしれない。
■18位 坂の上の雲 第3部 NHK
今回は戦争の場面ばかりで、人間の場面が少ない。真剣に見なかったので、戦争の状況が分からない。それでは駄目でした。真剣に見て状況を理解できれば、楽しめたのかもしれない。映像に金がかかっていることだけは分かった。
■19位 秘密諜報員エリカ YTV
最近大活躍の栗山千明さんがヒロイン、主婦だが秘密諜報員という凄い設定だ。外では激しいアクションしているが、家では夫と子に優しい新米ママ、この落差は面白かった。栗山さんのアクションも頑張って、ジジイは意外にも楽しめた。
■20位 幸福の黄色いハンカチ NTV 10.10放送
有名な名作の現代版だ。結末のネタはわかていても、感動してしまう。最強で不滅の結末なんだと思った。阿部寛、夏川結衣さんは安定して良かった。最初は濱田岳、堀北真希さんが苦手だったが、中盤で気にならなくなった。