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昨日は銀座で素敵なご夫人とデート。
日傘をさして歩くご夫人の後をくっつきながら歩き、画廊を回って 途中でコーヒーとケーキで談笑。わたくしはもちろん迷犬ジョンを連れてまいりました。 こういう午後のたおやかな時間は久しぶりだと思いながら、ご夫人の品のいい唇にケーキが運ばれて行くさまを見つめておりました。 やはり、知性と教養などというものは動作、所作の一つをとっても 表れてしまうものです。 わたくしなどは、日頃から痴性と強要が多い世界に紛れて暮らしておるせいか、ご夫人の姿が神々しくさえ感じてしまいます。 ご夫人に案内されるままに、今度は神田に移動。 美味しいと評判の葛餅を購入。 「わたし、松屋で牛丼食べて、葛餅買って帰ったりするのよ」 と、ゲラゲラお笑いになる。 わたくし、この上品な口で牛丼など食するのを想像し、にわかに興奮したものです。 わたくしの想像上の令夫人などというものは、まずもって、自由が丘、田園調布、芦屋にしか生息していないことになっております。 実際は嘘ですが、脳が作る想像の産物です。 ですから、このご夫人が牛丼を食する姿に、何やら下克上なる激しい感情が沸き起こり、にわかにきざしこんできたりするのです。 「わたくし、ちょっと、ご不浄にいってまいります」 この言葉でリーチ、ビンゴです。 ご不浄ですよ、ご不浄。 これからの女子はこういう美しい言葉で男子の脳細胞を活性化させなかればなりませぬ。 そして今、買い求めた葛餅を食しながら、じっとご夫人の立ち居振る舞いを思い浮かべたりするのです。 きなこと黒蜜がたっぷりとからんだ上質な葛餅が午後のひとときに平穏を与えてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月20日 23時41分04秒
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