Day5[Day5] 8月12日(土)昨日は到着してそのまま寝てしまった。 今日は、フランスはシャモニーへ日帰り旅行。 昨日のうちにジュネーブまで移動できたから実現できることになったこの旅行。改めてご尽力いただいた方々に感謝。 予約したバスに乗るために、8時10分までにジュネーブ駅近くのバスターミナルに行かなければならない。 朝6時に起床!するはずだったが起きられず、6時半ごろなんとか起きて、シャワーを浴びつつまず洗濯。 結構乾燥していてすぐに乾く目論見だったのだが、実際には雨降りで気温も低いため、乾かないかもね・・・とちょっと思ったが、でもここで洗濯しておかないと着る物がないからしょうがないね。 朝のニュースでやってるロンドンの騒動の報道や今日の天気を気にしつつ洗濯物を干す。 うお~!7時半過ぎたぁ~!! 身支度を整えて、急いで地下のレストランへ。 ロンドンのホテルのコンチネンタルブレックファーストと違い、ここはアメリカンビュッフェだったので、食べるものが結構豊富。 う~ん、ソーセージとかベーコンとか、うまいっ!! ゆっくり味わって食べたい~!でも時間がない~! というわけで、パパッと済ませて部屋へ戻り、荷物を持っていざ出発! 呼んでもらったタクシーに乗り込むと、運転手さんはおじいちゃんの域にさしかかったおっちゃん。 すっごい陽気で、いっぱい話しかけられた。 「日本から来たの? 一人で旅行してるの? 結婚してるの? スイス人はどうだい? 僕も一人もんのスイス人だけどどう?アハハ! ところで君はいくつ? え?!ホントに?!22~23にしか見えないよ! 今日は花火があるんだよ! 音楽に合わせて、1時間花火が上がり続けるんだ。 200人・・・違った、200,000人も人出があるんだよ。 あ~でも、シャモニーに行くなら見れないねぇ~ え?日帰り?じゃあ見れるじゃないか!オススメだよ! 今日の22時からだからね! 僕の名前はアリ、楽しかったよ! じゃ、楽しんできてね!よい1日を!またね!」 ってな具合でしたわ。駅までの約15分、しゃべり続けてました。気のいいおっちゃんでしたw さてさて、バスターミナルで待っていると、日本人女性のツアーガイドの方がシャモニー行きの乗客の案内をしていた。 で、私が持っていた往復チケットを見せると、おやっ?という顔をしていました。 どうやら、シャモニー日帰りツアーがあって、通常日本人だとそちらに参加することが多いのに、私は直接バス会社へ連絡してチケットを買っていたので、そういう人はあまりいないということのようでした。 乗るバスは同じみたいで、バスのドライバーさんが私のチケットを確認してOKって言ってました。 乗ったバスは2階建てで、2階席はツアー参加の皆さん、1階席はそれ以外の移動手段として乗る人たちというふうに分けられ、私は当然下の席。 でも下の座席にもモニターがついてて、シャモニー紹介ビデオは見れましたw バスに乗ってしばらくすると国境。 そこでパスポートのチェックがありました。 係りの人が一人バスに乗り込んできて、2階席へ。おそらく一人ひとりパスポートを確認したのでしょう。 しばらくたっておりてきたのですが、そのままバスを降りちゃったw あら?1階はなしですかw ま、いいんですが。 そこから更に1時間ほどバスに揺られる。 今日はあいにくの天気。雨こそ降っていないがどんよりと曇り空で、今にも降り出しそう。 この分だと恐らく展望台からは何も見えないだろう。運よく歩ければいいが・・・。 道中、ボーっと外を眺めてました。 そういえば、ヨーロッパでバス移動は初めてだ。 でも、全然そんな感じがしない。徐々に山が近づいてくる感じが、実家に帰るときに乗ってる高速バスみたいw 窓の外を眺めながら、そんなことをボーっと考えているうちにシャモニーに到着。 ツアーの皆さんはすぐにエギュイ・ディ・ミディの展望台に向かわれましたが、私は標高調整&地図入手のために駅前からしばしお散歩することに。 歩き出してすぐに朝市を発見!おおぉ~!楽しげっ! 小さな公園に所狭しといろんなお店がいっぱい並んでいました。 チーズ、ソーセージ、野菜、花、鶏の丸焼き、香辛料、パン、パスタ、フライパンetc.・・・ チーズとハム&ソーセージ、野菜を売ってるお店は多かったように思う。 たくさんあるチーズ屋さんの中でもやっぱり人気のお店があるみたいで、いくつかのお店には行列ができてました。 花屋さんにはエーデルワイスがいっぱい。 そしてドライフルーツ&ナッツのお店で見つけたおかき!その名も「RICE TOKYO」! 輸入品だからかな、やはり割高ね。 それにしてもライス東京ってなんだw ま、お米から作ってある日本の食べ物らしいってことはすぐにわかるけどw さて、にぎやかな朝市を後に街中へ。 たぶんこの辺が中心なんだろうなと思うあたりに行ってみた。 11時になろうとしているが、天気が悪いからか朝早いのか、まだ人通りは多くない。 近くのスーパーでお昼を購入。 そしてふらふらと商店街(?)らしきところを歩いて本屋さんを発見。 小さめのハイキングマップをゲット。 さて、そろそろ展望台へ行きますか。 一度駅まで戻り、バスの通った道をたどってエギュイディミディの展望台行きロープウェイのりばへ。 土曜日だし、ホリデーシーズンだし、混雑してることを覚悟してきたのだが、やはりあいにくの天気、展望台を目指す人は少ないらしい。 チケット売り場に行くと、いろんな言語(手書き)で視界が良くないことが書かれていた。 一番下に日本語も発見。「視界ゼロ」。おお~!と思ったけど、形を真似たんだろうね、「視」の字の示偏に点がないw なんだか、微笑ましいわ~と思った^^ しかし、視界ゼロで上るべきか・・・しばらく悩む。ポツポツと雨も落ちている。う~む、どうしよう・・・ いろいろ考えた結果、他の展望台も全て視界ゼロは一緒だろうし、せっかく来たので、ひとまず一番有名どころに行って、展望はなくても高度障害だけ体験してくるのもいいかな?と思って上ることに。 チケット売り場のお姉さんに、何も見えないですよ?それでもいいんですね?ともう一度念を押されつつチケットを購入。 乗り場のお兄ちゃんにちょっといじられつつ、乗ったロープウェイは乗客5人。 上り始めてすぐに真っ白の世界へ(汗) 乗り継ぎのプラン・ドゥ・レギィユ周辺はすでにうっすらと雪。今日って8月12日よね???まだ12月じゃないよね??? この駅で、乗客のうち3人は身支度を整えてハイキングコースへ消えていきました。アイゼン持ってた・・・(汗) そして、私ともうひとり、明らかに観光客という服装のお兄さんの二人を乗せて、ロープウェイはエギュイディミディへ。 岩壁に氷が・・・ここはもうすっかり真冬ですわ!! 寒いっ!そして空気が薄い。慌てずにゆっくり進まねば・・・ 更に上まで行くエレベーター乗り場の前まで行きましたが、もういいや、と思って引き返した。 追加料金必要だし、行っても何も見えないし、高度障害は既に現れていたので。 ひとまず写真だけ撮って、展望台のカフェへ移動。 ゆっくり座ってカプチーノを飲む。頭が痛い。くらくらする。見事な高度障害。 寒いだろうと思ってTシャツにトレーナー、フリースにウィンドブレーカーを着てましたが、真冬環境、これでは対応できませんでした。入り口に近かったこともあって、寒いっす・・・。 結局滞在時間1時間程度で帰りのロープウェイへ。 天気がよければ途中のプラン・ドゥ・レギィユからモンテンベールまでトレッキングしようかと思っていたのですが、初めての場所で視界ゼロ、しかも雪・・・さっきの人たちはアイゼンまで持ってたのに、そんな装備のない私は遭難するに決まってんじゃん!ということで、無謀な行動は辞めることにしました。 スルスルと下まで降りると、一気に高度障害も解消。やはり高度障害への対処は高度を下げるのが一番だ。身をもって実感。 ツェルマットで4000mまで行った時には滅多に感じたことなかったけど、それはおそらく1晩町(1600m)で過ごしてから上がったから。 1日のうちに一気に4000mまで上がるのは体に悪いと聞いていたが、ホントにそうだなと実感。 今回は体調が良かったから上がったけど、体調良くてもクラクラしてたから、体調悪かったらもっと具合悪くなっただろうなぁ。 さて、下まで降りて、今度は行きとは違う道を通って駅前を目指すことに。 どの辺がメインストリートなのかさっぱりわからずにでかけたのですが、鼻が利いたのか、バッチリメインストリートに出たw 山あいの小さな町のメインストリートって、やっぱりかわいい感じです。 上は真冬でしたが、町はまだまだたくさん花が咲いててきれい。 短い夏の終わりを惜しむってこういう感じかなと思いました。 写真を撮りながら歩くと、午前中うろうろしてた辺りに到着。 朝市でにぎわってた公園は、全店舗撤収、すっかり普通の公園に戻ってました。 つまり、午前中に行かなかったら見れなかったってことよね・・・やはり鼻が利くのか?私w 雨も上がって、通りは人通りも多くなってました。時折日が差すとやはり日差しは強い。 小さな子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなそろってジェラート食べてるの見たらおいしそうで買っちゃったw カシス、おいしかった♪ ハイキングしなかった分、町中は随分ゆっくりと歩き回ることが出来ました。 もうちょっとゆっくりと日程をとって、天気の良い時にリベンジだ!と帰りのバスで思ってました。 あ~また課題が出来ちゃった^^; さて、帰りの国境越えはあっさり。 警備の人とドライバーさんがなにやら話しだだけで通過。 しかし、そこから先、ジュネーブ市内はかなりの渋滞。 やはりジュネーブフェスティバルで交通規制があったり、花火を目当てに早めに会場周辺を目指す人などで相当渋滞。 バスには、空港を目指していた人もいて、運転手さんとなにやらみんなで話しているが、いかんせんフランス語なのでな~んにもわかんない。 フライトの時間は何時かと確認してたらしいのはわかったので、おそらくバスを降りる話をしていたのだろうと思ってましたが。 駅前に近づくと、やはりほとんどの乗客が降りた。 結局、私も空港の近くのホテルだったので、一緒にバスを降りて駅に向かい、電車に乗ってホテルに戻りました。 花火は、たくさん人がいそうなので、ひとりで人ごみの中に出かけるのも不安だし、見に行くべきか迷いましたが、せっかく来たんだし、今年まだ花火見てないし・・・と思ってでかけることにしました。 着替えてホテルを出て、一度空港へ行ってそこから電車でジュネーブ市街を目指しました。 駅を出てすぐ、雨・・・なんと私、傘をホテルに忘れた(T-T) そして、雨のジュネーブの夜をなめてました・・・寒いぃぃいっ! 食事も市街地に出てから何か食べようと思っていたのですが、コルナバンの駅に着いたらすでに21時すぎ。 ちゃんとご飯を食べるほど時間はなく、というか、みんな花火を見に行くので閉店て感じ。 ひとまず空腹しのぎにポテトチップス買って、花火会場を目指しました。 最初はレマン湖畔近くのビルの下に雨宿りしてたんですが、21時半すぎたころから雨があがったので、思い切ってモンブラン橋を目指すことに。 人がいっぱいで橋には入れないかと思っていたらそうでもなく、普通に橋の上に行けたし、歩けないほどの混雑ではなかった。 そんなわけで、かな~りいい場所で花火を見ることができました! 1時間、音楽に合わせてスターマインが上がりまくる!キレイでしたわ、ホントに。 日本と比べるといろいろ思うところもありますが、これはこれ。来てよかったですわ^^ 恐ろしく寒かったことを除けば満足^^ 終了後駅に向かって移動すると、橋のたもとの方が混雑していました。 私が橋へ向かった時間にはそんなにいなかったのに。移動した時間が良かったみたい。 この辺から花火を見ようとするとちょっと木が邪魔になるしね。知らない割にはいい場所にいたんだと実感しました。やはり鼻が利いたか?w しかしまぁ、とにかく寒かった!傘を忘れ、想像以上に気温が低く、しかも橋の上。 水の上を渡る風は相当に冷たくて、歯がガチガチと音をたてるほど震えてました。 そんなわけで、ホテルに帰って即行お風呂。あったまるわ~ 今日も朝早くから夜遅くまでよく活動した! ロンドンからこっち、バタバタの毎日だったので、明日はのんびりすることにします・・・ |