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バルドゥビーダ人の日記

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2005年04月03日 楽天プロフィール Add to Google XML

 乗馬体験 ビジネス・起業に関すること。(208091)」
[ カテゴリ未分類 ]    

昨日、仕事を終えると急いで荷物をまとめ、新宿駅へ向かった。
 丸の内線のホームからJR7番線までは、かなり距離がある。人波をかきわけて上流へ向かって泳ぎ、ようやくホームに上陸すると、ブザーの鳴ってる特急あずさに飛び乗った。
 
 闇に沈んだ八ヶ岳。冷え込む新鮮な空気。西部劇そのままの、木材組の建物。馬小屋の2階で、一晩を過ごす。

 翌日の八ヶ岳は、明るい春だった。遠くに見える、雪を被った山脈。
 テンガロン・ハットにロング・ブーツ、大きな銀のバックル。ここで働く人達は、それが日常だった。馬の水汲み、藁敷きなどを手伝う。腰にくる。腕が軋む。かなりな肉体労働だ。
 
 ブーツを履く。牧場へ向かう。柵を越える。
 栗色の馬の中に、一頭だけ白馬がいる。それが、俺が乗る馬だった。
 手綱とたてがみを左手で掴む。右手で鞍を掴む。左足を乗せ、右足でまたぐ。

 午前中は、他人が乗るのを見ていた。身体の重心がどこへくるかは、そのとき大体つかんでおいた。

 両足で腹を蹴る。馬が歩き出した。
 手綱を右へ。右へ曲がる。
 手綱を左へ。左へ曲がる。
 手綱を引く。止まる、はず。
 でも、なかなかうまく曲がらないし、止まらない。

 チキショウ、なんて言うことを聞かない馬だ

 そう思っていたら、真実は違ったところにあった。
 馬の顔が右を向いているのは、俺の手綱が右が短かかったから、馬が右を向くものだと思ってたのだったし、
 まっすぐ歩かなかったのは、歩けと腹を蹴っといて、手綱の引きがやや強かったために、ブレーキをしろというメッセージを受け取り、混乱してたからだった。
 実は、馬は人間からのメッセージの鏡だったのだ。

 どうだろう?

 あいつは言ったことをきちんとやらないヤツだ、と決め付ける前に、
 自分の指示出しは、果たして明瞭だっただろうか?
 言ってることとやってることに矛盾はなかっただろうか?
 
 あいつは気に食わないヤツだ、というならば、
 実は自分が気に食わないヤツだという可能性が充分にあるはず
 
 塾へやってくる生徒の親
 「ウチの子は、勉強しない」は、実は「勉強させる環境を、親がつくろうとしない」だし、
 「ウチの子は怠ける」は、実は「手綱をいつも強く引きすぎてるから、疲れて力が抜ける」だし、
 「ウチの子はやる気がない」は、実は「やる気をそぐことを、親がやってる」だし、
 
 この経験を通して、自分のことも他人のことも見えてくる、不思議な万華鏡を手に入れた。


最終更新日  2005年04月09日 10時15分27秒
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