カテゴリ:インク
がりぃさん作成万年筆用古典インク使用記
私ががりぃさん作成の古典インクを受け取ったのは2011年11月初めのころ、あれから1ヶ月半が経とうとしている今は12月15日。この間、頂いた2つの古典インク『黒鐵』と『赤黒』をじっくりとというか気持ちよく使わせていただきました。 『黒鐵』は受け取った当初、濃い緑色から乾くに従い黒っぽく色が変化していき、文字を書く私に鮮やかな感動をもたらしてくれた。1ヶ月半経って、同じく濃い緑色から乾くに従い少し黒っぽくなる感じとなり、変化の度合いは少なくなったような気がする。最終的に「黒」になるのではなく、「濃い渋い緑」になるインクとでも言った方が合うようだ。 『黒鐵』は趣味の文具箱&セーラープロギアコラボのブルー万年筆(ペン先ズーム)に入れて使用している。インクフローは当初も今も変化した感じはしない。古典インクは使用しているとペン芯に固着するということを耳にしていたのだが、1ヶ月半程度ではその差を体感することは難しいのかもしれない。 キャップをせずに5分ないし10分放置してから書き始めるという、万年筆の使い方としては邪道なこともしてみた。書きはじめの濃い緑色ではなく、黒っぽい色で書き始まり、10文字程度を書き終えた辺りから濃い緑色となった。ペン芯にたまっていたインクは色の変化を始めていて、後から来たインクは酸化していなかったという想像通りの反応だけど、色の変化を楽しみながら万年筆で文字を書けることがこんなにも楽しいとは(^^)/ もちろんのこと、いろいろな紙での染み込み方、乾き方、裏抜けの状態なども試してみたが、私としては非常に満足のいく結果となっている。RHODIA、つくしメモ、モレスキン、ダイスキン(ダイソーモレスキンタイプノートのこと)、ほぼ日、能率手帳、Litts、SMYTHON、リスシオワン、ツバメノート、再生紙コピー用紙などなどである。 インクとしての完成度が高くかつ、色の変化も楽しませてくれる『黒鐵』は量産が可能なら私の定番インクの一つとしていつも座右にあるインクになるとおもう。 さて、話は変わり『赤黒』。色の変化は『黒鐵』凌ぐ楽しさ(゚゚ )☆\バキ 鮮やかなワインレッドからヴァーガンディそして黒みがかった色へ… こちらは、セーラープロフィット1019(ペン先長刀)で普段使い。またペン芯、ペン先の浸食が分かると良いなぁと思い、ふでdeまんねん透明に入れて使用せず保管。この2通りで試しているのだが、長刀でもあまりに快調に使えているので、11月半ばから2週間程度使用せずにペン先を上向けで保管してみた。。。でも、第一画からきちんと書けてしまった(^^;) こちらもインクの出が悪くなるなどということは体験できなかった。 では、放置したままのふでdeまんねんはどうなっているのかというと、何の問題もなく普通に使え、ペン先に以上が出るということもなかった。 『赤黒』でも前述した多様な紙で試したのだがこちらも問題は発生しなかった。 総じて、がりぃさんの今回の古典インクは ・目を楽しませてくれた ・今までよりも多い種類の紙やノートを対象に使うことができた ・万年筆にも影響が出ない(でても、アスコルビン酸でオッケー(^^)/) という百点満点な結果となったのである。 素敵な万年筆インクを楽しませてくれたがりぃさんに心をこめて『ありがとう!』です(^^)/ 関連リンク:趣味と物欲 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年12月16日 01時18分18秒
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