昨日の熊本戦は前節甲府戦の反省を活かし、守備意識の高い
集中した試合内容ではありました。その結果１－０という最小得
点で勝利を収めることができました。

その中で出場停止のソアレスに代わって中島が先発出場しまし
たが、彼にブーイングが出ました。

これに対し試合後の手倉森監督は「ただ１つ、中島が一生懸命
プレーしてくれた中でもブーイングが出たのはちょっと寂しいと思
った」とコメントしていました。

確かに一生懸命プレーすることは他の選手にも絶対的に求めら
れることですが、やはり他と大きく違うのは

彼のポジションはゴールに一番近い「ＦＷ」だということ。

世界中どこを見ても献身的に豊富な運動量で守備にも貢献して
くれるノーゴーラー（今季の成績ではこういう表現も致し方ない）
をシーズン通して先発で使うクラブはありません。

何故か？

サッカーは点が入らなければ勝てないし、その為に点を取りに
いくスポーツだからです。そういう意味でも昨日の中島に対する
ブーイングは出ても仕方が無いと思うし、逆に言えば彼に対し
更なる発奮と成長を望む故のブーイングでもあったのでは？とも
思います。

しかしながら例え動き回る選手であってもゴールの期待よりもそ
の動きに比重を置き、使い続ける監督の起用法にも疑問を感じ
てきました。果たしてそれが本当に本人の、そしてチームの為に
なることなのだろうか？と。

やはりＦＷであればゴールから遠ざかれば遠ざかる程、自信を
失っていきプレーにも精彩を欠くことになってしまうのでは？と思
います。やはりメリハリや更なる上を目指してもらう為には、状況
状況で外すこともないとその選手、チームの為にはならないと思
います。

そういう意味では手倉森監督の異常とも見える彼の起用には、
正直納得がいきませんでした。残り９試合、勝ちにいく起用を監
督にはお願いしたいですね。

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