冬の公園。

ひとりブランコに揺られながら、三味線弾きつつ新曲歌詞に悩みに悩む三白眼の桐乃さん。

そおんなところへ、「あ・・・あの もしかして、鳳桐乃ちゃんですか？」などとサラリーマン風の男がひとり寄ってきたり。

その男、それから名刺を差し出して、「芸能事務所を経営していて桐乃のことをスカウトしたい」と申したりとか。


・・・そういうわけで乗せられて、まんまと事務所のほうまでついてきました桐乃さん。

しかし、今までさんざんダマされ続けてきた身の上、今度ばかりはやられるまいと警戒しまくりでもあるわけで。


　
　爆炎弾で脱出企む三白眼。


とにかく事務所に着くや話は始まり、いきなり「歌中心で芸能活動やらないか」などと、すんごい甘い誘惑を浴びせられたりするのです。


　
　揺れる三白眼。


そして、追い打ちかけて、すでに自分に歌わせてみたい曲までいくつか作ってあるとか言われたり、なんかもうかなり用意のいい仕打ち!!

・・・ここで、あまりに都合のよすぎる展開に、なにかを勘ぐる桐乃さん。


　
　ドスケベ男を想像したる三白眼。


と、思った瞬間、すぐさま行動に切り替えられる、優れ忍者の桐乃さん。


　　
　くないを投げる三白眼。



・・・

ひととおり大暴れとかしたあとで、ようやくハチベエがらみでないことに気付く、愚か桐乃さん。


　
　素直に詫びる三白眼。


この散々たる有様に、事務所のほうも手を引くかと思いきや、社長の霧島さんったら、ますます惚れ込んじゃったりしてる模様。


　
　本物の三白眼に心底惚れ込む霧島さん。






・・・

とりあえず返事は保留し、その場は出てきた桐乃さん。

そうして、どーだこーだと考えながら経つこと数日。

まだ正式契約していないってのに、事務所さんったら、ネットを介してゲリラ的に桐乃人気をアオる作戦に出てしまったり。

それが、ンモウかなーり当たって、「キリノ」が検索トップになってしまうような驚くべき事態に・・・!!

そして、とうとう女子寮にもその影響が押し寄せてきて・・・、








さあ、この先どうなる・・・!?















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