ネプチューンの洞窟さて、風邪がきつかった前日とはうってかわって、この日は 風もなくサイコーの天気だったので、アルゲーロから 片道25kmのカッチャ岬にあるアルゲーロの観光名所 ネプチューンの洞窟に行くことに決定。 ここへはバスやボートでも行けるんやけど、体育会系の我家は レンタサイクルを借りて自転車で! 車ないし、気に入った場所を見つけたら好きにストップしたいですからね。 このアルゲーロという所は、まあ、公共の交通機関もあるんやけど 本数が少ないので、島を効率よく回るにはレンタカーが一番 なんやけど、ローマでイタリア人ドライバーのマナーを見て以来 イタリアで車運転するなんて自殺行為だと思うわけですよ。 しかしなんですな、この日は気温が30℃近くあり風もなかったので 日陰もないカンカン照りの日のサイクリングは かなり体力を消耗するのでお勧めしません。 サルデーニャの日差しは、6月とはいえ、かなりキツイです。 こんな道を自転車で・・・・・・ 島という事もあり、交通量は少なく快適。 到着~ 島なので平坦な道だと思っていたワタシらは甘かった。 けっこうアップダウン激しかったんよね。 最後の2kmの上り坂は、もう死ぬかと思った。 ワタシ、よっぱどすげー顔してたんか、ウォーキングで坂を下ってきた おっちゃんが、すれ違い様に 『 あと10分やで 』 と英語で声をかけてくれますた。 ここへバスや自転車で行く醍醐味はコレだす。 656段の階段!! ボートで行くと、この階段は体験できまへん。 ボートは洞窟の入口へダーーーンと横付け。 でも波の高い日は、ボートから降りるの、かなり デンジャラスやそうな。 こうやって写真で見ると、こんなすごいとこ歩いて行ったんや。 自転車で25km走ったあとの、この階段は応えるぅ~~。 階段の数、勘定してる余裕なんてないって。 もうね、膝ガクガク。 しかし、この後、帰り道でダンナの自転車にトラブル発生。 自転車のタイヤの中に放射線状についてる針金?? が複数本折れて 後輪のタイヤが不安定な状態になり、自転車こぐたんびに ゆさゆさ揺れるわけですよ。 ゆっくりこがないと、更に針金が折れて タイヤがパンクしてアウトになりますよ~~っちゅう状態にまで悪化。 帰り道に複数ビーチがあったので、あそこにもここにも寄ろうと 思ってたのに、急なトラブルで全てキャンセルし、自転車を 慎重にこぎながら帰途に・・・・。 何とか無事帰ってきたけど、レンタサイクルの店と この自転車を巡ってトラブルになり、ダンナがプッチーーーーンと キレて店長と大喧嘩。 店の言い分はこうです。 貸した自転車は新品で、こんなことになるなんてありえない。 一本ぐらい折れることはあっても複数本折れるなんておかしい。 修理代払え! こっちの言い分はこうです。 こっちのミスでどっかにぶつけたとか、荒い使い方をして壊れたとか そういうことであれば自分たちが悪いので修理代払う。 でも、ボクはそんなことしてないし、丁寧に扱った。 普通に自転車こいでたのに、こんな結果になったのは店側の 整備不良。 修理代なんて払いたくない。 ワタシが見た限りでは、自転車は古くないけど、新品とは 言い難いんよね。 針金の部分、一部錆びてたし、新品の 自転車に錆なんかつくか? それに、うちは普段から自転車よく乗ってるし ワタシらが持ってる自転車、けっこう年季入ってるけど こんなことになった事、一度もないでー。 と反撃したら、自転車屋は 『 ボクは貸し出す段階で別の自転車を勧めたのに おたくがこれでいいと自分で選んだ自転車でっしゃろ? 』 などと、訳のわからないことを言い出したので ちょっと気になってた事を聞いてみた。 『 今回は、無事に帰ってこれたから良かったけど じゃあ仮におたくが勧めた自転車を借りたとして もし、途中で自転車が何らかの原因で壊れて使用不能に なった場合、電話したらピックアップしてくれたんですか? 』 と 『 そんなサービスはない 』 この返事に更にダンナが逆上。 こんな怒り狂ったダンナ 初めて見ただよ。 まあ、例えばの話やけど、25kmもの距離を壊れた自転車押して カンカン照りの中、帰ってくることを考えたらゾーーーーっと したわ。 ワタシたち、過去に日本でレンタサイクル借りたことあるけど ここは、もし途中で自転車がパンクしたり壊れたりした場合 電話したら車で別の自転車を持ってきてくれるっちゅう話やったけどー。 結局はレンタサイクルの店が、取り合えず修理代払ってくれ。 そしたら明日一日、無料で自転車貸してくれると言うので示談成立。 まあ、これって修理代払ってもらう為の口実やとはわかってたけど 何かイタリア人って誤魔化しそうやん? こっちとしても外国人やからってナメられてたまるかっ! っちゅう変な意地もあったし・・・。 イタリア人の知り合いに、この話したら、 『 ワタシは、PUSのご主人の言い分が正しいと思う。 いかにもイタリア人がやりそうなことやわ。 イタリア人って、こんな風に観光客に対して 嫌なイメージを与えるんよね! 同じイタリア人として 恥ずかしいわ 』 と同情してくれた。 しかし、自転車が壊れて帰って来れない状態になったことを思うと 修理代25ユーロだけで済んで良かったと思うしかないけど ダンナは、一生、許さん! と、ずーーーーーっと怒っておりました。 そんな訳で、ダンナを近くのパブまで引っ張って行き イクヌーザの大ビンを2本注文。 まあ、まあ、まあ・・・・これ飲んで落ち着きなはれ・・・ と グイっと一杯。 ヒック☆ 壊れたタイヤの証拠写真 |