2191541 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おばはんの体育な日々

おばはんの体育な日々

第26回日本海マラソン

第26回 日本海マラソン大会


 日時:平成19年3月18日(日) 天候:晴れ、寒い、風あり

 ゴールタイム 3時間23分31秒 (NET 3時間23分25秒)

 ラップ(5km毎) (0.06) 24.52 23.51 23.43 23.08 23.07 24.11 25.16 26.42 10.35

 日本海マラソンは4回目の出走だ。
 3年前、始めて走ったとき、幸運にもベストタイムが出て、6位に入賞できた。それに味を占めて翌年も参加したが両足がツって撃沈、昨年は慎重に走りすぎて、平凡なタイムに終わっている。
 今年は、篠山決戦のためによく練習しているし、条件がよければベストタイムが狙えるんじゃないか、そうすればまた入賞できるかも、と強欲丸出しの出走だった。

nihonkaimapc.jpg


 コースは高低差70m、そんなにきつい坂はない。参加者が少なくて、スタート後も全然ストレスなく走れる。競技場発着というのもうれしい。反面参加者が少ない分、沿道の応援も少なくて寂しいし、後半にはランナーがまばらになって寂しい。特に制限時間ギリギリになった一昨年は、前後に誰もランナーがいなくなってすごく心細かった。
 公式エイドは水とドリンク、スポンジだけだ。それでもコース後半には私設エイドも何件かしてくれているので、飴やチョコぐらいならいただける。

 2週間前とはうって変わって、真冬の天候。寒いのは得意とはいうものの程度ものだし、冬につきものの風は得意ではない。今シーズン最後のフル、果たしていい結果で終われるか、自分でも楽しみだった。

 前々日のブログに書いたレースのシナリオは、以下のとおり。
「篠山のときの設定をそのまま使う・・・キロ4分48秒、5キロで24分。これで最後まで持てば、3時間22分台のすごいタイム、終盤失速してもそこそこいいタイムでゴール」

<スタートまで>
 
 早朝5時半に家を出た。家を出る前に、赤飯のおにぎりをひとつ食べた。
 道は雪もなく順調に走行、峠を越えたところの喫茶店で、モーニング休憩。普通のトースト1枚とゆで卵1個。

 会場に着いて、受付を済ませ、更衣に向かう。参加者が少ないので、女子更衣室はがらがら、荷物を置いてひろく場所取りできる。

 スペシャルドリンクの受付。私自身は一度もスペシャルをおいたことはない。

nihonkaispdrink.jpg


 発着の布施陸上競技場、開会式が右手の写ってないところで行われている。

nihonkaihusestadium.jpg


 やはりかなり寒いので、長袖シャツに長タイツ、赤の勝負手袋、日差しがきつそうだし、風除けもかねてキャップもかぶることにした。
 ウェストポーチに、パワージェル2本、痙攣対策に梅丹・芍薬甘草湯・梅干も携帯。

 更衣室でよく市民マラソンで優勝をしておられるNさんと近くだったので、思い切って話しかけてみた。サブスリーもなさったこともある実力者、先日の大阪女子も見事完走を果たされた、四万十川ウルトラも出られたことがあり、100kmを8時間台で優勝したようなすごい人だ。先週の名古屋は出なかったのかと訊いてみたら、仕事の関係上なかなか遠征は難しいらしい。
 ウルトラは同じ鳥取県の「日南おろち」という大会に出たことがあるそうだ。知らなかったので、帰ったら調べてみよう。
 (この日、やっぱりNさんは、見事優勝をさらっていった)

 スタート1時間前に、大福もち1個とヴァームを飲んだ。さらに今回は痙攣の予防に、梅干1個と芍薬甘草湯も一服のんでみた。本来この薬は予防的に服用するのはよくないらしいのだが。
 外に出て、ストレッチなんかして時間をつぶす。
 この大会は最終コールを済ませれば、スタート5分前に集合整列すればいい。それまでは暖かい格好でアップするもよし、室内で集中するもよし、寒いところに並んで延々待たされることはない。これもすごくうれしい。
 整列は全く自由。一番前に並ぶのははばかれるので、10列ぐらい後に並んだ。

 11:00 スタート。スタートラインまでのロス6秒。

★0~5km  22.58
 5キロまではほぼ平坦、やや追い風。1キロごとの表示がないので、5キロ地点でやや速過ぎるようだと気付いた。

★5~10km  23.51
 ぺースが落ち着いてきたか、ほとんど設定どおり。
 沿道のノボリのはためくのを見ると、かなり追い風だ。折り返せばこれば向かい風になるわけだから、追い風のうちに貯金しておかないといけない。もう少し上げよう。
 各エイドではドリンクをとった。

★10~15km  23.43
 右折して山へ向かって上りになる。上りの割にいいペースだ。

★15~20 km  23.08
 折り返して、下り。やや向かい風だが、さらにいいペース。少し速過ぎるけど、貯金はあったほうがいいと思い、そのペースで行く。
 
★20~25km  23.07
 道は平坦だが、向かい風がきつい。同じくらいのピッチの男性ランナーにストーカーして、後にピッタリ着いて風除けに利用させていただき、ペースを落とさずに乗り切れた。
 
★25~30km  24.11
 右折して追い風になった。コースはまた山へ向かって少しずつ上りになる。ややペースダウンしたようだ。
 この頃から私設エイドもポツポツ出現するようになる。バナナを置いてくれているところがあったのだがもらい損ねたので、次のエイドでチョコをもらった。
 この辺で折り返して来る先頭ランナーとすれ違うのだが、エリートランナーでも歩いたりヘロヘロになったりしてるランナーが何人かいた。レベルの差こそあれ、フルのレースはそれぞれに大変なんだ。

★30~35km  25.16
 第2折り返し点までは上り、折り返してからは下りだが、向かい風でペースが上がらない。風除けランナーを探すが、ランナーがまばらな上に、もうぴっちりついて行く脚がない。
 昨年この辺で梅干をいただける私設エイドがあったので、ないかなと期待しつつ走るが、見当たらない。

★35~40km  26.42
 お腹がすいてきたので、ウェストポーチから非常食を出して食べようとしたが、手がかじかんでうまくジッパー袋が開けられない。何とか苦労して袋に入れてあった梅干を2個食べた。この一連の作業でさらにペースダウンした。
 前半の貯金があるので、キロ5分を保てればベストを大きく更新できるはずだったのだが、この失速では怪しくなってきた。
 20km地点ぐらいからずっと近くを走っていた女性ランナーが、少しずつ前に離れていくぅ。
 
★40~ゴール 10.36
 最後のエイドでドリンクをもらい、あとは下り。最後の力を振り絞って走る。
 「あと1キロ」の標識のあとの競技場の外周1周が、恐ろしく長く感じられた。
 競技場に入って、トラックを1周してゴール。あの女性ランナーからちょうどトラック1周分遅れた。
 
 ゴールタイム 3時間23分31秒 

 ベスト更新だ!
 1周遅れたなぁと思いながらゴールしたので、片手ガッツポーズを忘れた・・・心の中でホクソエミはしたけど。

<ゴール後>

 ゴールすると、水のボトルを1本くれる。その場で飲み干した。
 吉岡温泉からの出店で、おしるこをいただく。

 更衣を済ませ、入賞したかどうか確認したかったのだが、どこにも貼り出しもない。
 しかたなく(入賞を信じて)待っていると、表彰式のアナウンスが流れて、2部(未登録)女子の4位に入賞していたことが判明した。2部の参加者は32名と少ないのだが、素直にうれしい。
 表彰式では、賞状とメダル、協賛のJA鳥取からお米10kg、資生堂からシャンプーリンスやら化粧品をいただいた。これまたすごくうれしい。


 篠山決戦から2週間、バトルの伴わないレースは気楽に楽しく走れたと言える。
 終盤もう少し粘れれば、奇跡の22分台も可能だったのに・・・なんて、いつもと同じ反省だ。
 だが、1分ばかしとはいえ、3年ぶりの、それもこの年齢になってのベスト更新は心底うれしい。

 これで今シーズンのフルはすべて終わった。最後のレースをベスト更新で終われて、いいシーズンだった。
 来シーズン、また更なる進化を求めて頑張るかどうか、今のところは未定である。頑張るのはしんどいのである。
 
 参加賞Tシャツ(綿素材のやすもん)と完走証(自筆式)。

nihonkaisankasho.jpg


© Rakuten Group, Inc.