おばはんの体育な日々

　村岡ダブルフルウルトラランニング、88kmに行ってきました。

　朝の気温は12℃、寒いくらいです。日中もさわやかな秋晴れで、やや暑いかもという程度、絶好のコンディションでした。

　あぁそれなのに、それなのに。

　2年前のベストからほぼ1時間も遅い、ワーストタイムでした。

　序盤はお腹が痛くて、トイレを求めて、右往左往。

　蘇武岳への上りで脚が攣り出して、この上りは全部歩き。それからも歩いたりちょっとマシになったら走ったり。　

　射添会館から大仏への上りで痙攣がひどくなり、境内は全部歩き。おはぎ接待もふたつ完食、お茶のお代わり3杯、もう走る気力が萎えています。
　大仏殿からあけぼの山荘まで、ほとんど歩きました。速歩さえできませんで、44kmランナーにドンドン抜かれました。

　あけぼの山荘エイドで持参の芍薬甘草湯を飲もうとしたら、湿っていて中身が出てきません。
　しかたがないので、一か八かロキソニンを飲むことにしました。筋痙攣の痛みに効果があるか、攣ってるのに痛みがなくなって走ったらあとでひどいことにならないか、実験を兼ねて。

　さすが魔法の薬、しばらくしたら痛くなくなりました。攣ってるのかどうかはわかりませんが、痛くないので、とにかく走ります。
　痛くなくても、一ニ峠の上りは走れませんで、歩きます。歩きますが速歩できます。
　峠のてっぺんで10時間半と少し、もしかしたら10時間台でゴールできるかもしれません。この日はじめて目標ができました。飛ばす、なんてことはできませんが、下りを黙々と走ります。

　ナンと、10時間59分でゴールしました。

　こんなヨレヨレで、前に10人くらい先行してるだろうと思ってたのに、女子5位でした、入賞ではありません。

　一夜明けて今日は、痙攣部分両膝上部側面に筋肉痛らしきものがありますが、取り立てて故障はしていないようです。まずはひと安心。

　来月の四万十川100kmの前哨戦であるこの村岡88kmでサブ10を成し遂げて、気持ちよく挑みたかったのですが、結果は惨敗。四万十川サブ10が、はるかかなたに。