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テーマ:好きなクラシック(2280)
カテゴリ:クラシック音楽
本日の共同ニュースによると、晩年は貧困に喘いでいたとされるモーツアルトは実は逆に裕福だったのではないか、という新説が発表されたとのこと。
映画「アマデウス」や数々の評伝にもある通り、モーツアルトの晩年は借金まみれで悲惨だった、というのが巷の定説。妻のコンスタンツェが浪費家だったとか、モーツアルト自身がギャンブル好き・超派手好きだったとか理由も色々喧伝されている。ところが・・・先ずは記事をご覧ください。 <モーツァルト、実は裕福 ウィーンで新たな仮説> モーツァルトは裕福だった-。浪費や借金で晩年は生活苦の状態だったとの説が一般的になっている音楽家モーツァルト(1756-91)が、実は豊かな生活を送っていたとの仮説を、モーツァルトの関連文書を調べたオーストリアの学者らが明らかにした。AP通信が5日までに報じた。 モーツァルトの生誕250周年記念イベントに関連して、学者らがウィーンの楽友協会で公開された文書を調べた。文書によると、モーツァルトの年収は約1万フロリンで、現在の貨幣価値に換算すると約47万円になり、18世紀後半のウィーンでは賃金労働者の上位5%に入る高額所得者だった。 公開文書からは浪費があったようにはうかがえず、これまで定着している、稼ぎの多くがギャンブルに消えていくようなモーツァルトの姿はみられなかったという。(共同) 公開文書とは何を指すのか分からないのですぐに鵜呑みには出来ないが、あれほど世界中で定説となっている話に異を唱えるのだから、ある程度自信があるのだろう。 モーツアルトが高額所得者だというのは確かだろう。神業的なスピードで続々と作品を発表し、そのどれもが大ヒットを飛ばしていたのだからそれ相応の実入りがあったとしても不思議ではない。しかし友人に大きな借金があったという説もあり、やはり金の流れがはっきりしないとなかなかその新説も俄かには信じきれないものがある。 今回の調査内容についてはそのうちどこかの雑誌等に発表されるのだろうか。もしそうなら是非読んでみたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月05日 18時30分21秒
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