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テーマ:ミステリはお好き?(1425)
カテゴリ:読書
密室に向かって撃て! 東川篤哉 (2006.9.16読了)
密室の鍵貸します (感想) に続く「烏賊川市シリーズ」第2作目です。 運良く順番通りに借りられました~ 3作目もあったんで、一緒に借りようと思ったんですが、他に借りたい本があったので 今回は我慢しました。これが吉と出るか、凶と出るか・・・(笑) 烏賊川市の外れ、鳥ノ岬にある十条寺食品社長宅に銃声が轟いた。撃たれたのは、偶然居合わせた「名探偵」鵜飼杜夫。失われた銃声の謎と「衆人環視の密室」に、鵜飼とその弟子が挑む。書下ろし長編推理小説。(「MARC」データベースより) 前回同様、登場人物によるボケと作者のつっこみ(今回朱美さんというつっこみ役も登場?)で テンポ良く読ませてくれます。 ドジな二人組の刑事によって、烏賊川市に流出した拳銃によって起こる殺人。 (まったく~しっかりしろよです。。。この刑事たちww) そして、衆人環視の中響き渡る銃声。 一見すると犯人は自殺したように見えるけど、もちろんそんなはずはない。 というか、面白くない。←ここは鵜飼探偵も砂川警部も同意見というのが笑えます。 今回は、前回よりもさらに真相は分かりやすかったかも知れません。 衆人環視なので、トリックを弄せる人物も限られてますしね~ それより、何より驚いたのは最初の被害者が金蔵さんだったこと!! 前作で切れ者ぶりを発揮していただけに、すごく意外でした。 う~ん、もっと活躍して欲しかったな~(実は結構お気に入りだったのよ) ここからはネタバレ爆発なので未読の方はスルーしてください!(反転) ようするに銃声の数の問題なのですよね。 途中で刑事たちによって佐野の犯行が疑われるけど、 結局銃声の数と残ってるはずの弾丸の数が合わないということで、あきらめる。 でも、佐野か升村しかあの犯行は無理だと考えると・・・ 左腕貫通トリック(?)は自然に思いついちゃいますよね。 もっと意外な犯人を期待していたんですけど。。。。 でも、肉片の利用方法は全然思いつかなかった私はやっぱりどこか抜けてます。 逆にそのせいで、あれ弾丸9発になっちゃうじゃん!と惑わされてしまいました。 普通はあれでトリックに気づくらしいです(惑わされてどうする!) 動機の方はさっぱり分からずだったので、そっち方面の伏線は感心しましたよ~ 犯行方法は山勘で当てられるものですが、佐野の左腕の状態はじっくり読むと きちんと書いてあるんですよね~やられました。。。戸村君えらい!! 鵜飼探偵も今回は探偵らしい活躍で、アホそうにみえてやっぱり鋭いのかな~ と前作での認識を改めてみました(笑)。 さて3作目はどうでしょうか。。。 さらに新キャラのサクラさんも強烈なボケキャラなんで、戸村君との今後も見所です。 そういえば、大家の朱美さんも家賃のためとは言え結構世話好きで良い感じ。 次作も楽しみです!! TBさせて頂いた日記 ミステリの部屋(samiadoさん) まあぼの交差点(donmaboさん) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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