カテゴリ:石について考える(調べもの中心)
えー、最初に御礼申し上げます。
6月22日で当ブログは、めでたく2周年を迎えました。 訪問者数トータル235,000人以上、一日平均322人。 ありがとうございます! こんなにたくさんの方に訪れていただくことができた当ブログは幸せ者です。 これからも写真&雑記でがんばります! ……と気合いを入れたところで、 今日の雑記は2周年スペシャル。 数日かけて、気合いを入れて書きました。 例によって、長くて隅をつついておりますが、おつきあい下さいませ。 --------------------------------------------------------------------------- 池袋ショーにつづいて、今回のショーもアフガン&パキだねえ……。 ……と、最終日の新宿ショー会場を例によってうろうろ回遊していた私に、 「石のお告げ(笑)」が下りました。 あるいは「虫の知らせ」……とにかく最終日、ショーも終わりに近づいた雰囲気の中の思わぬ発見。 もしくはインド・ブースの逆襲。 たしか、この会期中に一度見た石なのです。 「蝕像水晶なら、ブラジル産のを持ってるし」 ……と、一度は手に取ったものの、あっさり戻してしまった記憶がありました。 なのに、その石を何故再び手に取ったのか。 なぜ、「それ」を確認しようと思ったのか。 理由はともあれ、手に取った、見た……そして発見しちゃった。 それは……こんな石。 インド産の蝕像水晶です。 ほんのりピンクなのは、まさかローズクォーツではなくて、 鉄分がうっすら表面をコーティングしているため。 この色合いや、他に置いてあった石から推測して、 インド産ヒマラヤ水晶と言われるクル渓谷産であろうと思われます。 (HIMALAYA QUARTZとして売られていました) ご覧の通り、かなりガジガジに溶けています。 溶けてはいるけれど、ほんのりピンク。磨りガラスのような、デリケートなピンクなので、 「パウダリー・ピンク」とでも言いましょうか。 色と形が、アンバランスで目を惹きます。大きさもけっこうあります。 確かに、(インド)ヒマラヤ産の蝕像水晶は珍しく、ほとんど見かけたことがありません。 「おー、ヒマラヤの蝕像」と(一度見ているのに)手に取り、 「そういや、アレは溶けてできるんだよね」 ……となんの気なしに確認して……見つけちゃいました。 錐面の「▽」連打。 自力で見つけた初めての「▽」! しかも(インド)ヒマラヤ。おまけにピンクで、がっつり溶けてる(←ここがポイント)。 トドメの三連打、いや五連打。 「やった」!と思いながらも、ミネラルショーお買い物心得に従って、心の中で小躍りしました。 ヤバい。(でも、顔は笑顔) 目玉がないとか言いながら、それでもミネラルショーの魔物に掴まって、財布は軽くなっている。 でも……。 すでに敗北宣言かも……と思いながらの質問に、返ってきたお値段は、大変ビミョー。 軽くなった財布にはイタい。だけども単晶とはいえ(インド)ヒマラヤでこの大きさなら、まあ、妥当な範囲内。(安いかも) しかも、蝕像で「▽」付。さらにはしっかり溶けてワイルド! 結果はあえて言わなくても、すでにおわかりですね。 白状します。 パワーなんて少しもわからないのに、こういうものに興味があります。 鉱物系にもなりきれず、かといってスピリチュアル系でもない、 まさしく隙間系石好き。 つまり、きれいなもの、おもしろいもの、不思議なものが好き! ……だけども、「不思議」のままにおいておくのではなくて、 ついつい調べちゃうところがちょいカタめ。 「珍しい」に負けて、「▽」付を一つ買ってしまったことがありますが、 それはお店の人が、ちゃんとそれを目的で仕入れてラベルを付けたもの。 それに対して、今回は自力で見つけちゃったのです。 これは「お店のラベルじゃなくて自分で探す」というKUROスタンスにばっちりマッチ。 しかもヒマラヤ(以下略)。 せっかくなので「▽」について調べてみました。 水晶の錐面(ファセット)に現れる凹状の「▽」、または「▽」付の水晶を クリスタル用語では「トライゴーニック」といいます。 たまたま唯一読んだクリスタル・ヒーリングの本クリスタル・ジャーニーにも トライゴーニックについて書かれている部分があったので、抜き出してまとめてみます。 ジェーンアン・ドゥ氏曰く…… ●数多くの(逆)三角形が自然に刻まれている。 ●手に取るとエネルギーの転換(シフト)がおこった ●ものごとを変性させるよりもパターンを正しい位置に収めるもの さらに、ネット上でトライゴーニックの意味として紹介されている ●肉体(肉体的意識)と魂(無意識)を結びつけ、 生きながらにして意識的な死・魂の旅ができる石である。 ●持ち主をシャーマンの旅の入り口に導く ●魂が自己表現をすることを助ける という説明も載っていたので、 これらはジェーン・アン・ドゥ氏の説がもとになっていたようです。 ドゥ氏は、 部族社会の癒し手であるシャーマンを、現実の向こう側(夢や過去生、輪廻など)を旅する能力を持つ人であるととらえ、 その能力によって、肉体ではなく、肉体を取り巻くエネルギーの流れとも言うべきものに 本来の流れを取り戻す手助けをするのが、その癒しの術であると考えているようです。 (……と理解してみました) さらに、部族社会ではない現在において、同様の「癒し」を考えるとき、 多様化された社会の仕組みやニーズに合わせた儀式が必要となり、 それらの方法や考え方が、クリスタルヒーリングやクリスタルを使ったカウンセリングなのだということになるようです。 つまりは、かつてのシャーマンが伝統的・感覚的に行ってきたことを現代風に捉え、説明していくと、 シャーマンが「現実の向こう側」に旅する能力を持って癒してきた 肉体ではない個人(肉体を取り巻くエネルギーの流れ)は、 光の身体(ライト・ボディ)と表現され、それは、肉体に近い方から ●感情体(いわゆるオーラ。虹色の流れや渦巻き) ●精神体(立方体や直方体の集まり。青や紫や金) ●霊体 (やじりのような三角形の集団。白や金) のように捉えられるのだそうです。 これらはいわゆる個人の範囲であり、同時に肉体から遠いほど、個人や時間の範囲を超えた 魂のおおもととも言うべき「全体」に近づく……というイメージになります。 いつもならば、名前だけの問題なので、パワーや意味については手をふれないのですが、 今回はちょっと理由があって、長々とまとめてみました。 (門外漢の私がまとめたので、間違っていたらごめんなさい) 話は戻ってトライゴーニックです。 ドゥ氏は、人の誕生や死の際、霊体の三角形が動きや向きを変えるように感じているらしく、 それがトライゴーニックの「▽」の連打と重なり、 最初に挙げたトライゴーニックの意味のもとになっているようなのです。 ……とまとめては見たものの、根がスピリチュアルではない(らしい)私には、いまいちピンときません。 なぜ三角形? なぜ、「△」ではなく「▽」が生だの死だのシャーマンだのという話になるんだろう? 「▽」付の水晶の何が、そういうイメージを呼び起こしたのだろう? この疑問に、 それはイメージの世界の話なんだから。 「▽」付水晶が、きわめて数少ないから」 ……と答えるのは簡単なのですが、別の答えはないものか……自分にわかるところからつっついてみることにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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